受験勉強の話

2023年7月19日 (水)

予備校の先生が講師になる研修会

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大阪司法書士会の研修。『民法・不動産登記法の最近の改正点』は、いい機会だと楽しみにしていました。

講師が、受験予備校の先生ということで、話が上手。手元を見られず、動きながら話される、というのは、話慣れていないとできないことです。

ただ、「遺産分割の禁止」「二重資格者の相続放棄」みたいに、こういうのは仕事ではないよな~という話には、冷めてしまう部分もあります。

一方、私自身が司法書士を目指して基礎講座に通っていた時の先生は、司法書士として実際に仕事をされていました。

講義の中で、たまに散りばめられる実務の話が、励みになり、面白かった記憶があります。ただ、99%は受験用の話。そのあたりの線引きは明確で、試験に合格するための講座で、試験に合格するために勉強していました。

司法書士試験は、士業の試験の中では、最も実務に近い試験、だと思っていますが、受験予備校の先生の話を聞いていると、やっぱり違う部分、というのがある気がします。

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2023年7月 8日 (土)

「全国で3位に入るんだ」という気持ち

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司法書士試験の受験生にお貸ししていた暗記帳が返ってきました。

自分が作ってたものを見て、我ながらマメだよな~と思うと共に、司法書士の仕事にはほとんど役に立たんな、というのも感じます。

当時は、ただ「司法書士試験に合格するため」に勉強していました。漠然と、将来は自分の事務所を持てたらいいな、というのはありました。でも、人を雇用したい、という気持ちはなかったです。

「司法書士試験に合格するため」に勉強していた中でも、予備校の公開模試では、成績優秀者の順位と名前が出ます。

記憶の限りで、マニアックな問題で有名だった日本司法学院の公開模試の上位3位は、特別な枠で掲載されていたので、絶対そこに名前を載せてやる、という気持ちでやっていました。

結局「上位3位」には及びませんでしたが、「試験に合格するんだ」と思ってやるのと、「全国で3位に入るんだ」と思ってやるのとで、やること、当たり前のレベルは違ってきます。

どうせやるなら、「受かりたい」ではなく、「トップで受かる」くらいの気持ちでやろう。仕事でも同じですけど、ね。

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2023年7月 2日 (日)

2回目の司法書士試験を終えた後

20230702_192640835平成9年7月。2回目の司法書士試験の受験を終えた私は、司法書士事務所への就職活動に入りました。

2回目で合格できなかったら、「司法書士事務所で仕事をしながら勉強を続ける」と決めていたためです。

細かい経緯は記憶にありませんが、何か所か履歴書で落ちた後、唯一、面接してもらえた事務所で、9月1日から勤務を開始。基本給、額面で16万円からのスタートでした。

勤務が始まるまでの間、早稲田セミナーの『独立開業実践講座』という、実務の知識を教えてもらう講座を受けています。これは、自分で言うことではないですが、偉かった。ガイダンステープが、家に残ってました。

事務所は、学校じゃない。仕事を教えてもらう場所じゃない。もちろん、教えてもらわないと、最初は何もできないわけですが、「勤務を開始するための準備」は、誰に言われるわけでもなく、はじめていました。

あと『司法書士 法務アシスト読本』。
今からしても、これは必読の書ですが、勤務を開始するまでに、ちゃんと読んでいました。それくらいの準備はしておくものです。そんなこと言ってたら、いつの間にか時代は変わり、合格者や経験者の求人が難しい時代になりました。

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2023年7月 1日 (土)

あれから26年の時を越えて

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3月12日。フェスティバルホールで見て来た「大阪桐蔭高校吹奏楽部 第18回定期演奏会」。DVDが届きました。

会場で、ゆずの『栄光の架橋』が合唱で始まった時は、この曲、こんなにいい曲だったんだ。何て意味深な歌詞なんだ、と。歌手が歌って伝わらないことが、高校生が合唱で伝えられるって、本当に素晴らしいと思った。

『時を越えて』もよかった。

「君の夢が一つ、叶おうとしているね 熱い思い重ねて たどり着いた場所~」
「あの日がゴールじゃなくて スタートだったんだと 真っすぐに輝く君の瞳が 気付かせてくれた~」

司法書士試験に合格した時、本局で掲示された合格番号を見て、入院中の母にポケベルにメッセージを入れたら、電話がかかってきた。その瞬間のことは、ずっと鮮明に覚えています。熱い思いを重ねて、たどり着いた場所。まさに、司法書士試験に合格した時は、ゴールじゃなくてスタートでした。

あれから、26年の時を越えて。明日は、私の事務所のメンバーも、司法書士試験、受験しています。

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2022年12月24日 (土)

『ひまわり』の再放送終了

20221224何度か書いてきた、NHKの朝ドラ、弁護士を目指す松嶋菜々子主役『ひまわり』の再放送。全162回まで、今週で終わってしまいました。

元々の放送が「平成8年10月5日まで」となってるので、私は、司法書士の受験生活2年目の時です。

1年目の受験には、落ちています。基礎講座が春くらいまで続くので、その年の7月の試験に受かるのは難しいのですが、結果的には、2年目にみっちりと勉強ができたので、「一発合格」じゃなくてよかった、と思っています。今だから言えること、ではあります。

家族には迷惑も心配もかけましたが、何も口出しせず、やりたいようにさせてくれました。まさしく「責任を伴う自由」です。自由だからこそ、絶対に合格するんだと思ってやってました。

2年目の受験が終わると、合否の結果を待たず、就職活動に入りました。3年目は、仕事をしながら勉強する、と決めていたためです。

平成9年の9月から補助者として事務所に入れてもらって、10月の合格発表で合格が確認できました。合格してるかどうか分からない状態で採用してくれた先生には、感謝するしかありません。

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2022年12月14日 (水)

NHK連続テレビ小説「ひまわり」

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少し前にも書いた、NHKの連続テレビ小説「ひまわり」の再放送。157回目まできました。全162回なので、終わりが近づいています。

ドラマの設定では「平成8年1月」とのことなので、私はまだ、司法書士になるための基礎講座を受けていた時期。自分自身も司法書士となることを夢見て、受験勉強をしながらドラマを見ていました。

話の流れや結末は、ほぼ記憶にないものの、主人公の松嶋菜々子と上川隆也はくっつくはず。ただそれだけは覚えています。

司法修習を終えて、勤めようとした事務所では、自分がやりたい仕事を扱っていない。それだったら、勤めには出ず、最初から2人で一緒に事務所をやらないか。そんな話になっていますが、最初から何を甘えたことを言ってるか。

最初は、理想は横に置いておいて、与えられた仕事をやって、力を付けていくものでしょう。司法書士だって同じ。

ドラマでは2人のボスになる奥田瑛二は、今の私よりも年下。。。27年近くが経過して、当時には想像もしなかった目線で再放送を見ています。

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2020年1月12日 (日)

宅建登録実務講習

020111第一段階として「宅地建物取引士」の登録を検討中。

20年以上前の宅建試験の合格証書を持ち出して、登録実務講習の申し込み。「2年の実務経験」がないため、通信と2日間の演習を経て登録となります。

同じ不動産に関わる職業であるものの「餅は餅屋」。専門性がまるで違います。しかし、私の事務所における司法書士業務の内容や、これからの司法書士としての在り方を考える中で、「不動産」つながりで可能性があるのであれば、広めてみようと。

「不動産の売買」に携わる機会は、格段に増えました。

今週も、被後見人さんの居住用不動産の売却許可の審判書が届いたところですが、同じ司法書士業務でも、「登記」の依頼を受けて、売買の最終段階で関与させてもらう立場とは、また違う世界があることを経験しています。

「勉強しました!!」で終わる可能性も、なきにしもあらずですが、それはそれでよかろうと考えて、スタートします。

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2019年9月14日 (土)

CFPまであと1科目で足踏み

010914_20190916174001更新期限が迫っていたAFP資格。単位を取って無事にクリア。
AFPの場合、所定の単位を取って更新の手続きをしなければ、資格が失効します。そういう意味では、司法書士資格よりシビアです。

6科目で合格しないといけないCFPの資格は、5科目で合格済み。あと1科目まで来ていたのに、気持ちが萎えて進んでいません。

もったいないですが、仕事をしながら資格試験の勉強をしようとしたら、時間の余裕があって、それでいて事務所の経営が安定している、という矛盾した環境が必要です。それよりも、憧れていた「CFP資格を持っている司法書士」という立場に、自分の中で魅力が薄れてしまいました。

事務所の中の片付けも、随分とやりました。
書類や郵便物は大量にあっても、必要な情報は、おそらく100あれば1くらい。必要な情報だけをプールして、かつ、取り出せるようにする。要らない情報は切り捨てていく、というのは、考えるほど簡単ではないです。

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2013年2月14日 (木)

自分が戻れる場所を作っておく

事務所の司法書士と、「今でも受験時代の資料を手元に置いている」といった話をしていました。

私の場合、民法は自作のノート。
不動産登記は日本司法学院の基本書(改正後に買い直した分と両方あり)。
商業登記はLECのテキスト…。不動産と商業は、書式の問題集も置いています。

法律が変わって、使えなくなっている部分もありますし、当然「受験時代の本があれば司法書士の仕事ができる」わけじゃないですが、「あれ、これはどうだったかな?」という時に、自分が「戻れる場所」を作っておくことは必要です。

「司法書士試験に合格して、実務に出てからのほうが大変」と言うのも簡単ですが、仕事の中で生かせる知識。特に登記については、司法書士の受験勉強の中で身に付けておける部分は、意外と大きいように思います。

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2012年11月10日 (土)

分厚い書類に囲まれ

Dsc_1235CFP試験前日。
いつもなら問題集の写真でも載せているはずですが、机の周りにあったファイルを、わざとらしく積み上げてみました。

「今回は無理」と分かっていつつ、先週の日曜までは「もしかしたら、何とかなるかも…?」と思ったりもしてましたが、今週は全く問題集を開けず。

仕事も溜まっているので、明日の試験は受けないことにしました。
受験料、もったいないですが。

1つ1つのお仕事が、それぞれかなりの分量の書類になってます。
私の机の周りだけでなく、他のスタッフの机の周りも、それぞれこれに近い状態です。

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