世の中の話

2025年3月19日 (水)

役所の市民課にある精算機は微妙な存在

Pxl_20250319_062928351役所の市民課に精算機が置かれて、カード決済もできるところが増えてきましたが、実際には、後ろで人が操作されていて、「半自動」のところが多い印象です。

清算は機械でされるのに、レシートは人から渡される、とか。

今日は、証明書の受け渡し窓口も精算機も1台しかない役所で、「精算機のところで手間取っている人がいると、窓口で次の番号を呼べない」という場面を見ていました。

ついつい、自分だったらどうやって現場を作るか。こうしたらいいのにな、という視線で、眺めていることが多いです。

ただ、人間、他人のことは見えるのに、自分のことには気付けない、ということもあるので、職人兼現場監督として、現場に張り付いていながらも、視野を広く。視点を引いて。

現場のことに追われながらも、客観的に物事見て考えることは、大事なところです。

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2025年3月 5日 (水)

「高額介護合算療育費・高額医療合算介護サービス費」の支給申請の案内が届く

Pxl_20250305_092334793大阪府後期高齢者医療広域連合から「高額介護合算療育費・高額医療合算介護サービス費」の支給申請の案内がまとめて届きました。被後見人さんらの分。

毎月計算される高額療養費とは違って、今回の対象分は「令和5年8月~令和6年7月分」となっています。

今、遺産分割待ちの遺産承継事案でも、期間の内訳を見ると「まだ届くと思いますので、もうちょっと待機を」。「案内の発送時期は2月~3月頃」と役所に確認して、待ってもらっていた案件があります。

亡くなられた場合は、その時点で計算してもらえたらいいのに。

例えば、関係が良くない親族間での遺産承継で、後でポロっと財産の計上漏れがあると、「終わったはずなのに、また連絡を」となりかねません。

相続税の申告を受けられる税理士さんにしたら、また違う問題が生じるでしょう。

3月上旬に、前年7月までの「高額介護合算療育費・高額医療合算介護サービス費」の支給申請の案内が届く、と、備忘録として書き残しておきます。

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2025年3月 1日 (土)

顧客に近付こうとし過ぎてはいけない

Pxl_20250301_0713246662ネットで何らかのサービスを利用した後、しつこい案内メールが来る。典型的な例は、「ハンコヤドットコム」です。

注文する度にデフォルトで「メルマガを受信する」設定になるので、注文時に気を付けているのですが、お客様の印鑑を注文するのに間違えてはいけない、という意識でいるので、ついつい見落とします。

ある時、保険会社からのメールが続きました。

「このメールは重要なお知らせのため、受信を希望しない方にもお送りしています」「本メールは送信専用です」って、あまりにしつこいので、「メールを止めないと解約します」と連絡したところ、「今後は止めます」。なんや止められるんやん、です。

顧客は、必要がある時に必要があって、そのサービスを使っているだけで、ずっと企業とつながっていたいとは、思っていません。

司法書士だって同じ。例えば、ブログを見に下さる方は、自発的に来て下さっているからいいものの、同じ内容を、毎日「公式LINE」やメールで流し続けたら、ブロックされる方続出でしょう。

顧客とは、ほどほどの距離感を保つこと。近付き過ぎたら、嫌われます。

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2025年2月22日 (土)

『まるで「人身売買」高齢者紹介ビジネス』

Pxl_20250218_220916044 2月19日の「おはよう朝日です」で、『まるで「人身売買」高齢者紹介ビジネス』の話をしていました。

要介護度に応じて紹介料がランク付けされていて、30万円~50万円。その金額の高額さに、びっくり。

賃貸住宅のように、施設から紹介業者に支払われるお金は、「家賃1か月分」くらいの金額なんだろうと、思い込んでいたので。

今のところ、高齢者施設の紹介業を規制する法律がないというのと、自己負担はないので、利用者に負担が生じることはない。また、紹介してもらって助かった人もいる、というのは、私自身も助かった経験はあるので、間違いのないところです。

ちょっと話は違いますが、後見人報酬が見込めない利用者さんについて、「施設から後見人報酬相当分を支払うから、後見人をして欲しい」という話が持ちかけられたことはあります。

お断りしましたが、1人の入所者を入れることで、介護保険からそれなりのお金が払われている、ということ。介護保険の財源として、我々の収入からも介護保険料が引かれているので、他人事ではない、というのは、分かっておきたいところです。

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2025年2月13日 (木)

ガソリン「レギュラー1,000円分」という入れ方

Pxl_20250213_073645229債務整理をしてた頃、家計表のガソリン代を千円単位で書かれる方がおられて、「正確な数字でお願いします」と言ったところ、「ホントに千円単位で入れてるんです!」と言われても、半信半疑。

自分は「満タン」でしか入れないため、端数が出ないわけがない、という思い込みがあるためです。

手放すことが決まっている愛車なので、先週の火曜日に「10リットル」で入れたものの、再び残ナシの警告ランプ。

燃費は1リットル25キロと表示されているので、この1週間も同じであれば、250キロ走った計算になります。

これが本当に最後だと、はじめて「1000円分とかできるんですか?」と聞いたら、「できますよ」。

クレジットカード出して、サインする時間を考えると、1000円札1枚で清算するほうが早い。

ガソリン代は、先週の1リットル180円が、おそらくは今までの最高値。今日は2円下がって178円でした。

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2025年2月 2日 (日)

新築マンション「70.20㎡で4,290万円~」

Pxl_20250201_114930160 堺市北区。大泉緑地前にできたマンションが、70㎡台4,290万円~で出ています。

御堂筋線・新金岡駅が最寄りとはいえ、徒歩10分なので、駅近ではありません。1割2割、高くなっているような印象。

「頭金0円」「月々7万円台~」とあるものの、「手付金として物件価格の10%相当額を契約時にお支払いいただきます」と、細かい字で書いてあります。

最近は、このマンションでなくても、「手付は1割」の傾向のようです。

昔、新築分譲を取り扱っていた不動産業者さんから、「全財産が1万円」というお客さんが来て、「契約書の印紙はいいから、その1万円を手付にして」で契約を受けたという、ウソのような話を聞きましたが、

住宅ローン破綻を防ぐためにも、「キャッシュで429万円は用意できる層」というハードルを設けることは、妥当な話。

コロナ期に「地方に移住」という動きがありましたが、それは一時的で、結局人は便利な場所に集まってくるものだ、という話は、コロナ禍中から書いていました。

私が今のマンションに住んだのは、平成31年のこと。コロナ直前で、駆け込みセーフ。但し、堺市北部のマンション。供給過多で値崩れしないことは、願います。

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2025年1月23日 (木)

「紹介料」なしでも信用できるところに人は集まる

20210822_173448730 巷では、高齢者の方が施設に入るのに、「紹介会社を入れる」というやり方が、広がっています。

「病院から紹介してもらえるなら」と思っていると、正確には「病院の地域連携室に営業に来られた、紹介会社の紹介で」ということであったり。

私も、過去には、紹介会社さんのおかげで助けられたことがあります。失敗したこともあります。

「お金の動き」を知ってからは、「自分で探します!」と言って、信用できる施設さんに、引き受けてもらえないかと、直接お願いするようになりました。もちろん、紹介料をもらったことなど、一度もありません。

また、施設さんにマメに出入りしていると、「またひとり、引き受けてくれませんか」と、後見人が必要な方を紹介してもらえる、ということが、普通にあります。

もちろん、紹介料を支払ったことなど、一度もありません。

「被後見人さんらを、施設の方と一緒に見守る」というスタンスで、日々お仕事させてもらっています。

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2025年1月19日 (日)

トイレの質は建物のグレードに比例する

Pxl_20250119_00315997510年経つと、あちこちにガタが来て、そんな中で、トイレのウオシュレットを入れ替えようと考えています。

今週、久しぶりに千里中央の駅前を歩いて、老朽化した建物を見てしまったのですが、そんな中、駅前のトイレがきれいに改装されていました。

トイレがきれいだと、見捨てられた場所ではない。周りもまたきれいにリニューアルされていくんじゃないか。何となくですが、そんなふうに感じました。

前にも書いたことがありますが、オフィスビルのグレードは、トイレの質と比例しています。

例えば、東淀川区役所のトイレは、古いままだったので、そのうち建て替えになるのかな~と思っていたら、リニューアル。ガラッと雰囲気が変わっています。

大阪メトロ。地下鉄の駅のトイレは、順次きれいに改装されていきました。地下鉄のトイレが古いと、「恐い場所」に見えてしまうんです。

今週出向いた場所で、阿倍野区役所。ここは都会の役所にあるまじき雰囲気。残念な状態のままです。

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2025年1月17日 (金)

高齢の方に薬を飲ませ過ぎじゃないかという問題【成年後見】

Camerazoom20170805192052511-1 病院の医師を交えての、打ち合わせ。施設の主治医に対して、「この薬を飲ませる理由」の説明を求めておられものの、回答がない、とのこと。

また別の場面では、転院先の病院で「こんなに薬を飲ませたら、おかしくなるやろ。薬は全部、一旦止めますから」と怒られた(後見人である私が)、ということもありました。

「薬の飲みすぎで、体がおかしくなって救急搬送」だなんて、どうにかしていますが、本当にそれが理由だったら、恐ろしいこと。

薬やワクチンは、ある意味、毒なので。

薬にコントロールされて、正しい方向に進むことができたらいいけれど、そうとは限らない。できるだけ薬を飲まない方が、長期で考えたら健康でいられると、私自身は思っています。

ちなみに、医師が他の医師に対して、根拠の説明を求めるという話。

「同業の目を気にして仕事をする」のは、適切じゃないとしても、「根拠」を説明できるかどうかというのは、専門家として大事なところ。

考えの違う専門家が衝突すると、恐ろしいことになりますが、そこは司法書士も同じです。

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2025年1月12日 (日)

老後の生活に必要なのは「医療保険より貯蓄」

Pxl_20250112_035249366今日はリーガルサポートの研修。「成年後見における資産少額と生活保護の実務」というテーマです。

私が関心があったのは、「生活保護を受けられるくらい収入が少なければ救われる道があるけれど、そこそこの年金収入があるものの、貯蓄がない人はどうやって生活すればいいのか」。

研修のテーマとずれていることに、今日になって気付きました。

年金が額面で月12万円~16万円の層になると、どうしても資産を取り崩さないと、施設代を支払えません。医療保険料や介護保険料が天引きされると、下手すると、生活保護を受けている方の手取りと変わらない、可能性も。

医療保険よりも貯蓄です。年金だけでは、施設代が払えないとなれば、貯蓄がゼロだと何ともできないので、貯蓄を取り崩しながらでも、少なくとも月15万円~16万円のお金を確保できないと、有料老人ホームに入るにも難しい、という現実を拝見しています。

なお、「食事が全て冷凍食品」でよければ、もう少し安く入れる施設がある、という話は聞きますが、それは究極の手段とします。

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