成年後見

2023年9月25日 (月)

オリジナルの「成年後見ハンドブック」

20210913_184041949施設さんからお声がけいただいて、終活のお手伝い。

急なご相談にも、基本となるハンドブックがあると、自分自身がご説明するのにも、楽になります。

突然現れて、手続きの説明と、費用の説明をする自分の姿を客観的に見て、「なんだか売り込みしているようですが」と、言ってしまいましたが、難しいことが、簡単に伝わるとは思っていないので、最初は大まかなご説明だけに留めて、詳しいことはまた改めます。

費用のほうは、随分とアップデートしてきました。

責任も負担も重たい中、もし「費用は節約されたい」ご意向となれば、無理してお受けすることはありません。

こればっかりは、これには限らないことですが、しがらみがあったり、ご紹介で仕方なくとか、お断りできない状況でお受けするのは、避けないといけない、と思っています。

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2023年9月22日 (金)

年齢を経たらフラットな環境が理想【成年後見】

20230922_1 被保佐人さん宅の改修工事は、第五弾。

もう工事は完了~と思っていたものの、あちこちで不具合が出るため。少しでも長く家で過ごしてもらるようにと、工務店さんに工夫してもらっています。

特定の方に限った話ではないですが、年齢を経て心身の機能が弱くなると、いずれ2階との行き来がしづらくなります。在宅で私が関与させてもらっている方は、1階だけで生活されていたか、マンション等の集合住宅に住まれています。

私自身のことを振り返っても、子供を育てるのには、一戸建てがよかったのでしょう。

しかし、年齢を経たら、いずれフラットな環境に住み替えができるのが理想なのかな、と思っているので、「将来は自宅兼事務所」と考える自分の考えと、矛盾します。

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2023年9月20日 (水)

施設関係者からのお声掛け【成年後見】

20230920

施設に面会に行くと、責任者の方が、「次は〇〇さん」「その次は〇〇さん、いこうかな~」と、後見申立予定の方(後見人が必要な状況の方)を、案内して下さいます。

また、ある施設では、現場の責任者の方が、施設数か所を統括する立場になられた、とのことで、「もしかしたら」と心の中で思っていたら、「またお願いしたい人が」とご連絡いただきました。

施設を紹介する仕事をしている方からも、「施設に入る条件として、後見人が必要で…」というお話し、いただきました。

私が挨拶程度に申し上げるとしたら、「また必要な方がおられたら…」くらいで、それ以上の営業めいた言葉は言いません。

選んで下されば声がかかるし、他の専門職がいいと思われたら、声はかからない。

とはいえ、施設関係者との癒着はいけないので、「あいつが後見人なら都合がいい」という存在にはならないことは、大前提としてあります。

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2023年9月13日 (水)

ゆうちょ銀行の口座開設【成年後見】

20211015_111407561 ゆうちょ銀行の口座開設、被後見人さん分。

相続届と同じように、開設の場合も、ウェブ上で申込書を入力して、持参できるシステムがある、ことに気付きました。

昨日は「本人の確認書類は要らない」と言われたので、そのまま出向きましたが、「本人確認書類がない場合は、確認の郵便物を住所宛てに送る」扱いとのこと。

ゆうちょ銀行は、ネットバンクからの振り込み。他行宛てでも165円で振り込めるので、特に、在宅の被後見人さんらで、振込先が多い場合に便利に使っています。「わざわざATMまで行く」手間と時間を極力減らしたい、というのも本音です。

過去には、「振り込みを認めると、面会に来ないから」ということで、「現金持参強制」の施設さんもありましたが、今の関与先にはありません。

この時期になって再び、「コロナのため、面会休止」という施設さんも出始めました。

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2023年9月 8日 (金)

後見の届出で一番スムーズな金融機関

20230908就任したばかりの、被保佐人さんの口座の調査。

少なくとも後見関係の届出手続きで、金融機関の対応がスムーズなのは、意外なところで、池田泉州銀行。

まずは、予約が要りません。窓口の職員さんは、マニュアル見る必要がないくらい、慣れておられます。用紙の書き方に癖がないので、用紙さえ出してもらえたら、放置されても自力で書けます。しかし、もしかしたら、できる職員さん個人の力量によるものかもしれません。

続いて、被保佐人さんの携帯電話の解約。委任状を持ち出された時は「出た~」と思いましたが、違うんです、という説明をして、何とかクリア。しかし、目の前にある審判書と確定証明書がどういうものか、伝わっていない気がします。

亡くなられた被後見人さんのお骨は、一心寺に納骨。

登記業務の境い目に、急がないけど、自分でやらなといけない用事を済ませまています。

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2023年9月 7日 (木)

大事なことはひとりでやらない【成年後見】

20230907

被保佐人さん宅の改装は、第四弾になります。押入れ内の荷物の撤去と、雑草の除去です。

ずっとケアマネさんが付き添ってくれ、共犯者となってくれています。

大事なことは単独でしない。周りを巻き込む&巻き込まれるようにしています。後になって、「誰かが勝手にやった」と言われないために、です。

除草剤をまくかどうかも、ビッグモーターの問題があるので、難しいご時世。この点も「まく」と決めて、実行しています。

在宅の方に生活費をお渡しする時も、ケアマネさんと日時を決めて集合してもらったり、できるだけ、ヘルパーさんがおられる時間帯にしています。「司法書士が生活費を渡さない」と、ご近所に言われた時は、疑いを晴らしてもらったこともあります。

肉体労働の後は、家に寄って、シャワーを浴びてから、事務所に向かっています。

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2023年9月 1日 (金)

口座名義が「保佐人吉田浩章」とならない【成年後見】

20220701_094744112 金融機関に、保佐人就任の届出。

後見の場合は、「○○○○成年後見人吉田浩章」と入る銀行なので、保佐の場合は「保佐人吉田浩章」となると思い込んで、施設に提出する口座振替の用紙を用意していたところ、入れられない。理由は、プライバシーの保護とのこと。

一方、表向きの口座名義は本人でも、「保佐人吉田浩章」を入れないと、口座振替の申請がはねられる銀行もあります。

会社設立の打ち合わせ。

いい加減作らないとと思っていた「株式会社と合同会社」の対比表、この機会にお作りして、ご用意しました。いまだに、ウチのホームページには、「会社法と旧商法」の対比表が残っていたりしますが、もう、商法時代との比較はいいでしょう。

「有限会社から株式会社への組織変更」は、年月が経って一巡した感じ。最近の依頼はありません。有限会社は、旧商法時代の遺品のような存在です。役員の任期なし、決算公告の義務なし、ということで、ある意味貴重な存在。

「合同会社から株式会社への組織変更」の実例は1件だけですが、こちらも、原稿にまとめる予定です。

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2023年8月28日 (月)

ワイドハイターは緑のEXで【成年後見】

20220804_142452229 被保佐人さんの施設入所。

用意する備品は、事前に箇条書きされたものでは足りず。今までで一番細かくリスト化されていた施設さんはどこか、というのは、分かります(写真はそのイメージ)。極端な例では、「口頭で言われただけ」という施設さんもありました。

「ワイドハイターは、緑のEXでと指定された」と事務所で言うと、「分かります~」という反応が2人。2人で「EXでも落ちないのは、どうしたらいいんですかね」という会話をしていました。そういう世界は、正直、分かりません。

施設長とお話ししていて、看護師さんかな、と思ったので聞いてみたところ、あたりでした。「分かりますか」と聞かれたので、「はい。何となく」。

不動産売買の取引現場に着くと、この方がどの立場の方(売買の当事者、不動産業者、司法書士)か、というのは、だいたい分かります。それと同じ感じです。

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2023年8月25日 (金)

被後見人さんにレゴをお届けする【成年後見】

20230825

被後見人さんに、レゴブロックをお届けしました。

レゴブロックには、認知症の予防・認知症を遅らせる効果もあると言われています。それと、この方なら、喜んで下さるのではないか、というのもありました。

キャラクター付きのほうが、興味を持ってもらえるかと考えたのですが、パーツが細かくて難しい。やはり、ブロックはなかなか上手くはまらないのですが、一緒に遊んでいるうちに40分経過~。「お風呂です」と呼びに来られなければ、もっと遊んでいたかもしれません。

8月前半は登記業務が多くて出られなかったので、この2日間で、被後見人さんら10名の方と面会。ほぼ出ずっぱり。

昼間は暑いものの、夜になると、秋の虫が鳴いています。

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2023年8月24日 (木)

「建築工事」と「遺産承継」の似た面と違う面

20230824_115827881今日は、被保佐人さん宅の改装工事。

私は途中、中抜けさせてもらい、被後見人さん施設2か所を訪問。皆さんは、昼休憩もすっ飛ばして、続けて下さいました。

私とケアマネさんも、荷物の運搬はお手伝い。草も刈ろうしていたケアマネさんに、「それは○○さんの仕事じゃないですよ~」と言って、現場におられた工務店さんにお願いしました。

本当は、工務店さんの仕事でもないのですが、「何でもやって下さる」ことが、どれだけありがたいことか。正確には、「何でも引き受けて」下さって、できないことは、それぞれの専門の方に依頼して下さること。

司法書士の「遺産承継」と似た構図ですが、士業の場合は、個々に委任契約は必要。それと、独立性があるので、例えば、税理士さんの報酬を、司法書士が受けた「総額いくら」の報酬から払います、みたいなことはできません。

激しい雷の中、被保佐人さん施設も回って、事務所に戻りました。

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