司法書士事務所にかかってくる電話対応が難しい事情
開業の時、地域の人に、事務所を知ってもらう手段として、市役所や郵便局の封筒に、広告を出していた話は書きました。
反響がどの程度だったか、記録も記憶もないのですが、一番の問題は、事務所に問い合わせの電話があっても、私がいないと対応できない。「なんか電話がかかってきたけど、答えられないので切られた」みたいな話が、たくさんあったことです。
「広告を出す」という方法は、勤めていた事務所ではなかったことなので、どういう過程を踏んでお仕事が入ってくるのか、というイメージができていなかった。マニュアルを作ったのは、3年目。3人態勢になった後です。
司法書士に限らず、他の業界でも同じで、「ホームページは作られたほうがいいです」という話は、エンドユーザーを対象にお仕事されている方に、聞かれたらお話ししますが、「かかってくる電話に対応できるのが、社長しかいない」となると、ひとり親方の世界で行き止まり。
今のウチの事務所では、いろいろと工夫を重ねて、最初にかかってきた電話には、私は出ないようにしています。
「司法書士に話を聞いてから、相談したい」という電話は、時々あるのですが、電話を取ったスタッフが、前さばきをしています。
電話対応、とても難しいです。まずは、営業なのかどうかの選別。司法書士業務なのかどうかの見極め。費用を聞かれたら、ある程度の内容を把握しないといけない。かといって、聞き過ぎると、延々と話をされる方もおられます。電話でのご相談はお受けしていません。
「電話対応」に限っても、司法書士の事務所作りというのは、奥が深くて、面白いものでもあります。
| 固定リンク
「事務所経営論」カテゴリの記事
•「ほどほど」というのは基本的に難しい(2026.04.03)•「セゾン投信」から「なかのアセットマネジメント」へ(2026.03.22)
•トラブル続きで2つのルーティンをすっ飛ばす(2026.03.18)
•『60歳からの人生を考える22の発想(松永正訓著)』2(2026.03.15)
•『60歳からの人生を考える22の発想(松永正訓著)』(2026.03.07)
「司法書士という仕事」カテゴリの記事
•人が違う事情が違うとなればやり方が変わるのも当然(2026.04.11)•無意識に使っている力と加減しながら使っている力(2026.04.10)
•遺言公正証書に限らず制度が変わっていく時代(2026.04.09)
•受任件数「30件」はひとつの節目の数字(2026.04.08)
•電話を切ってすぐに眠れるほど図太くはない(2026.04.06)
「【土・日連載】司法書士の足跡」カテゴリの記事
•令和7年度の事件分類別の売上比率=「登記>後見」(2026.01.25)•若さと勢いで走れる期間には限度がある【司法書士事務所運営】(2025.11.16)
•司法書士試験に合格してから28年・・・(2025.10.04)
•司法書士事務所にかかってくる電話対応が難しい事情(2025.08.30)
•仕事を増やすのに「お酒の場」はなくて大丈夫(2025.08.24)
