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2025年2月

2025年2月28日 (金)

3つの顧客層に支えられる司法書士事務所

Pxl_20241020_020451832-1うちの事務所は、3つの顧客層に支えられて、成り立っています。

・継続的にご依頼いただくお客様
・ご紹介のお客様
・ホームページを見て来ていただくお客様

その時々によって流れがあって、バランスが多少変わりながらも、全体的には変わらない仕事量を維持できています。

不思議なことに、例えば、継続的な顧客層からの依頼でキャパが満たされると、ホームページ経由がピタッと止まるのです。その逆も、しかり。

それが、今月は、3層共にご依頼が立て込んで、今までにない状態でした。

去年の10月に少し値上げしました。今までの報酬基準でご対応するのが、しんどくなって、セーブしたくなったためです。すると、直接的には関係がないはずですが、一瞬ピタッと動きが止まりました。

「直接的には関係がない」というのは、ほとんどのお客様は、それほど細かく費用を見比べておられるわけではない、と思っているためです。

一旦、旧報酬基準でのご依頼がリセットされて、そしてまた動き出したのが、1月2月ということになります。

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2025年2月27日 (木)

「無断キャンセル」があっても追いかけない理由

P1010003-1_20250227204501 昨日の新規のご相談は、無断キャンセル。

今日は、体調不良による、日程変更のご依頼あり。

無断キャンセルの場合、連絡先が分かっていても、追いかけません。正直に思うことは、時間が空いてよかった、です。

今月末は、今までになく時間が足りなく、月末期限の裁判所の報告書は、(月・祝)に投函。月末期限のリーガルサポートへの報告書を、昨日2つ送信したところ。月末が金曜日なので「土日でやろう」が使えません。

「わざわざ訪問したのに留守」とか、「休みを返上して出て来たのに来ない」とか、それは腹が立ちます。他人の時間を大事にしない人とは、お付き合いしたくありません。

世の中には、「自分のほうが忙しい」と思っていて、だから「相手の都合を変えてもいい」と思っている人もいます。

もっとも、私から日程変更をお願いしたり、遅れたりすることもあるでしょう。そういう場合に「またあいつか」と思われないように。日頃から、お約束は当然のように守っておくことです。

(写真は、開業2年目。事務所のホワイトボードで、予定を管理していた時のもの。角度によっては、来客から見える場所に貼っていた感覚は、今だとありえない話)

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2025年2月26日 (水)

「車は、移動できる仕事スペース」

Pxl_20250226_014911392 せっかくの空間を無駄にしまいと、出掛けている合間時間に、ちょっとでも仕事ができるように。

テザリングでもいいのですが、スマホを触ると、結局は仕事ができなくなるので、第二の手段としてスティック式のWi-Fiを買ってみました。

いつも車で移動されてる理由として、「電車に乗ると携帯に出られないけど、車だと取れるので」と言われる方の理屈は分かります。税理士さんも、絶対に電車のほうが速い距離なのに、いつも車。

「車は、移動できる仕事スペース」言えれば、贅沢品ではなくなるのかな、と。

ただ、事務所のパソコンに、外部からつないで作業するのは、その場しのぎの手段。

家からでも繋げますが、事務所の3つの画面分の作業スペースを、小さな画面で不効率なことするなら、事務所に行ってしまうほうがいい。パソコンがあるだけじゃ、大したことはできない、という感覚です。

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2025年2月25日 (火)

迷った時は「自分の親だったらどうするか」

Pxl_20241015_115748549mp「呼吸が止まりそう」という施設からの連絡に、親族さんも駆けつけられるというので、私も施設に急行。

着いたら「持ち直しました。ごめんなさい」。

不謹慎ですが「予行演習です」。もう一度、お葬式に向けての打ち合わせをする時間を作れましたが、こればっかりは、想定通りにいきません。

施設の方も、「テレビのように、みんなが見守っている中で、息を引き取られるわけではないですよ」と。

今、関係者を悩ませているのが、内科的な病名が付くわけではない状態なのに、食事を食べられなくなった方が、複数おられること。

だからと無理に食べてもらうと、誤嚥の原因にもなるし、点滴だけを続けると、体内の水分が増えすぎて、心臓に負担がかかったり、痰が増えて吸引が必要な状態になるのだそう。

感情移入してはいけないし、だからといって、ドライに割り切ることはできません。動き回って、カロリーを消費している自分たちと同じように考えてもいけないので、迷った時は「自分の親だったら、どうするのかな」と考えています。

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2025年2月24日 (月)

『50代がうまくいく人の戦略書(藤井孝一著)』

Pxl_20250224_110303367 『50代がうまくいく人の戦略書(藤井孝一著)』は、新聞広告が目に入って、買ってみた本。

「STRATEGY9 仕事は、頼まれごとがあるうちが華」では、

『人生後半戦は、好きなことで勝負するよりも、「周囲の人からの求めに応じる」というスタンスにシフトすることをおすすめします』『成功している人たちは、人から頼まれたことを誠実に、全力で応えています。これが口コミでどんどん広がっていき…というケースが大半です』と書かれていました。

「好きなことを仕事に!」と言う人もいますが、そんな言葉に違和感を持っていた私には、「好きなことより、求められることを!」という考え方のほうが、すっきりします。

それと、本来の寿命と共に「健康寿命」という言葉はよく聞きますが、「貢献寿命」という言葉は、はじめて目にしました。

元々は『女性の品格』の著者である坂東眞理子さんが書かれていた考え方、ということですが、「要するに、健康寿命だけ延ばしても、社会とつながって社会に貢献できなければ、長生きの甲斐がないということです。(本書の表現のまま)」とあります。

確かに、ある年齢に達して、自分の引退を考える時が来たとして、その時に身体が元気なのであれば、物足りない日常になるのは確実。

日々、いろんなことに追われていると、しばらく休みたいとか、ちょっと仕事を減らしたいと思うのですが、おそらくは、そう思っているうちが花です。

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2025年2月23日 (日)

有馬グランドホテルから見る雪景色

Pxl_20250222_213614687新しい車が来るのを見越して、最初はどこに遊びに行こうか。「やっぱり最初は、有馬グランドホテルで」と、有馬温泉を選びました。

我々夫婦にとっては、結婚式をした思い出の場所で、原点となる地です。

結婚記念日には何度もこの場所で過ごして(前回は、R4.9.23泊)、「家を引っ越すかどうか」で迷った時も、なぜか「有馬グランドホテルに行って考えよう」と言って出掛け、「ローンを払えなくなったら、売ったらいいだけじゃない?」で、考えはまとまりました。

雪化粧をした有馬温泉を見たのは、多分はじめて。

有馬グランドホテルは、少しずつリニューアルされていて、和室の広縁はフローリングに。床暖房ありで、窓の外に向かって、ソファーが置かれていました。

和風旅館ならではの、着物を着た接客係の姿がほとんどなくなり、食事はバイキング。接客は黒い服を着た男性に。

変わらないことの大切さと、時代に合わせて変わっていくことの重要性も、考えさせてもらえる場所です。

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2025年2月22日 (土)

『まるで「人身売買」高齢者紹介ビジネス』

Pxl_20250218_220916044 2月19日の「おはよう朝日です」で、『まるで「人身売買」高齢者紹介ビジネス』の話をしていました。

要介護度に応じて紹介料がランク付けされていて、30万円~50万円。その金額の高額さに、びっくり。

賃貸住宅のように、施設から紹介業者に支払われるお金は、「家賃1か月分」くらいの金額なんだろうと、思い込んでいたので。

今のところ、高齢者施設の紹介業を規制する法律がないというのと、自己負担はないので、利用者に負担が生じることはない。また、紹介してもらって助かった人もいる、というのは、私自身も助かった経験はあるので、間違いのないところです。

ちょっと話は違いますが、後見人報酬が見込めない利用者さんについて、「施設から後見人報酬相当分を支払うから、後見人をして欲しい」という話が持ちかけられたことはあります。

お断りしましたが、1人の入所者を入れることで、介護保険からそれなりのお金が払われている、ということ。介護保険の財源として、我々の収入からも介護保険料が引かれているので、他人事ではない、というのは、分かっておきたいところです。

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2025年2月21日 (金)

無理のしわ寄せはどこかに出てくる

Pxl_20250221_021704448今週は…今週も、なのですが、慌ただしかった。

振り返ってみれば、1月16日の夕方に、無理に予定を入れてから、もう1か月以上、繁忙状態が続いています。

無理なスケジュールでもお聞きできるかどうかというのは、普段からのお付き合いにもよります。「○○さんだから」もありますし、普段、報酬に何か言われ方かどうか、であったり。

今の税理士さんなど、明らかに、自分より忙しいだろうと思える方からのご依頼など。

一方、「忙しいなら、他所に頼むけど」と言われたら、「すいませんが、そうして下さい」と言います。

不思議なことに、というか、ありがたいことに、というか、嫌だなと思っていると、向こうから逃げてくれるんです。

無理すると、ミスも増えます。これは、「量がないと質が良くならない」とは別次元の話で、そもそもが無理をしているので、無理のしわ寄せがどこかに出てくる、という単純なカラクリです。

そんな中で届けて下さった「たんかん」。初めての味ですが、美味しいです。

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2025年2月20日 (木)

奈良市内も「片道1時間」の移動範囲内

Pxl_20250220_053726177奈良の会社さんまで、変更登記の書類に印鑑をいただきにご訪問。

ついでに、別件の登記関係書類2件にも捺印をいただいて、あと1件、新規に書類を持ち帰りさせてもらっています。

奈良市の中心部まで、高速使うと片道1時間です。

日常の行動範囲の目安「片道1時間」の範囲に、納まっています。

スタバと合体した蔦屋書店は、贅沢で穏やかな空間。

パソコン広げてる人がいたり、勉強道具広げてる人がいたり、いろんな使われ方をされています。

次回は、もうちょっとゆっくりできますように。

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2025年2月19日 (水)

三国ヶ丘周辺だけが堺区に取り込まれている不思議

Pxl_20250219_040532730珍しく、午後から、少しだけ雪がふぶいた堺市北部。高速に乗って出掛けるのに、大丈夫かと思っていると、やみました。

雪の予報を見ていると、大阪・神戸あたりは、北側の山に守られている感じです。

一方、台風の時は、南側の山が守ってくれることが多いです。

例外は、大阪湾に突入してきた台風。関空の連絡橋に、船が衝突した時のやつです。

ところで、三国ヶ丘は、堺市の中では北部なのに、堺区。

南海の線路を境に、三国ヶ丘駅周辺だけが堺区に取り込まれた形になっているので、線路の向こうは三国ヶ丘より南側なのに、北区。

堺東も堺区なので、どっちの区でも違いはありませんが、不思議な区切りです。

休日にレターパックを投函する時なんかは、北区宛ての郵便物は、北区を管轄するポストに出すと当日届く、と計算して、持ち運んだりします。

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2025年2月18日 (火)

税理士さんから申告済みの控えが戻ってきた

Pxl_20250218_072703515税理士さんから、申告済みの申告書の控えが戻ってきました。

毎年、一番に申告してもらえるように準備しよう。
不足の書類を言われないよう、準備をしよう。

それでも遅くなるし、仕訳ミスは指摘されるのですが、この2つは、意識して書類を引き渡しています。

私が業務を受託する立場に立つと、言わなくても分かって下さるお客様、早く動いて下さるお客様は、ありがたい存在だからです。

「税理士さんに支払う報酬がもったいない」。
これは、少なくとも開業している司法書士としては、誤った考え方です。

限られた時間。慌ただしい申告時期も本業に専念したいし、家族全体で見て「こうやったほうが手元にお金を残せる」というアドバイスをもらえるのが、税理士さんに関与してもらうことの、何よりのメリット。

それと、税理士さんと連絡取り合って関係が深くなると、登記のお仕事、自然とご紹介してもらえます。

但し、申告を頼んでいない税理士さんからも、登記のお仕事は言ってもらっているので、これはあくまでも結果論。

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2025年2月17日 (月)

請求書・見積書の用紙は「B5で厚口」を利用

Pxl_20250217_085424632見積書・請求書の用紙は、色付きのものを使っています。

元々、ソフトの制作業者さんから購入していた「枠付きの用紙が薄緑だった」というのもあって、ずっと薄緑。

厚紙ではないけれど、「厚口」で、コピー用紙より少し分厚いものを使う、というのも、こだわり。

紙が薄いと、請求する行為自体が軽くなるような気がして。

そんなこと、お客様には、分からないことなので、勝手なこだわり。

「B5で厚口」ということで、A4サイズの書類の中に混じっても、存在感を出せるようにしています。

二階のプリンターでは「B5」の用紙を使うことはないので、「B5」サイズを印刷すれば、自動で請求書仕様の用紙で印刷される、という仕組みです。

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2025年2月16日 (日)

プラスチックのボックスで案件ごとに書類を収納

Pxl_20250216_030813447書類の紛失事故を起こさないための工夫はしています。

郵便物が届くと、私自身が仕分けて、透明のクリアファイルに挟む。ひとまず挟んでしまうと、「書類1枚だけが行方不明になる」ことはありません。

それと、分厚い記録になると、依頼者ごとに作ったプラスチックのボックスに納めていくこと。

紙のボックスファイルと違って、多少の膨張には耐えられる、というメリットがあります。

事務所によっては、紙の袋に入れたり、チャック付きのビニール袋に入れたり、という選択肢もあるかと思いますが、透明で中が見える。取り出しやすいという部分で有利。

アマゾンで大量買いしたプラスチックボックス。

ボックス自体の収納場所も課題となるので、「スキャンして廃棄」も並行して進めます。

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2025年2月15日 (土)

目的地のないドライブで久しぶりの半日休暇

Pxl_20250215_090143677車が新しくなりました。

白、黒、黒ときて、もう一度黒。

色を変えると、運気が変わるような気がして、変わらないようにという願いと、どちらにしても赤が混じる車種なので、白にすると、被後見人さんらの葬儀に乗って行けない、という妻の意見もあります。

2台続けてぶつけた(相手は石)のがきっかけ、というのが、残念ではありますが、前車は、モデルチェンジの境い目で、乗りたかった車が日本中に2台しかない。なんとか情報を集めてもらって確保した、という車でした。

今回は、修理の見積もりに持って行ったら、なぜか新車の見積もりが出てきました。まだ乗りたかったので、未練はありましたが、勧められた流れに乗っかっています。

仕事中、車で過ごす時間も、長くなりました。

身体が元気で、車で動き回れる年齢はと考えると、あと2台分くらいの期間じゃないか、とも思っています。

「車にはお金をかけない人」でいたかったですが、後悔がないよう、今を楽しみながら。仕事の時間も有効に使えるように、という気持ちでの買い替え。目的地のないドライブで、久しぶりの半日休暇となりました。

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2025年2月14日 (金)

「実費の預り金」を作らない理由【司法書士事務所運営】

Pxl_20250214_012939283残高わずかの被保佐人さんの口座を解約。未払いになっていた病院代も支払い。

施設の口座に、毎月数十万円の定期送金を設定され、施設で大金を管理されてましたが、それは介護施設の権限外の役割。病院代や電気代など、いろいろと未払いがありました。

病院や施設でも、「小遣い」として預け金を入れ、そこからもろもろの支払い。

中には、預り金の「口座管理料」みたいなものを勝手に請求されていたこともありますが、入院代や施設代とまとめて請求したほうが、お互いに楽などでは?と思います。

もっとも、組織の経営状態によっては、立替金のせいで運転資金に支障が出る、ということもあるでしょう。

私の事務所では、基本、着手の時に「実費の預り金」みたいなものは、お願いしていません。

信頼関係があるからこそ、という部分もありますが、「預り金」を作ると、その管理が必要になるため。管理が必要となれば、預かり証を作ったり、人の手間も必要になります。

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2025年2月13日 (木)

ガソリン「レギュラー1,000円分」という入れ方

Pxl_20250213_073645229債務整理をしてた頃、家計表のガソリン代を千円単位で書かれる方がおられて、「正確な数字でお願いします」と言ったところ、「ホントに千円単位で入れてるんです!」と言われても、半信半疑。

自分は「満タン」でしか入れないため、端数が出ないわけがない、という思い込みがあるためです。

手放すことが決まっている愛車なので、先週の火曜日に「10リットル」で入れたものの、再び残ナシの警告ランプ。

燃費は1リットル25キロと表示されているので、この1週間も同じであれば、250キロ走った計算になります。

これが本当に最後だと、はじめて「1000円分とかできるんですか?」と聞いたら、「できますよ」。

クレジットカード出して、サインする時間を考えると、1000円札1枚で清算するほうが早い。

ガソリン代は、先週の1リットル180円が、おそらくは今までの最高値。今日は2円下がって178円でした。

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2025年2月12日 (水)

『司法書士の取扱説明書』

20250212_133117875「司法書士の取扱説明書」を開くと、堺支部の司法書士のリストが載っています。

情報を「載せますか、載せませんか」という確認があったとすれば、自分で「載せません」と回答したのかも。私の名前はありません。

「名前と住所・電話番号だけ」となると、「順番に費用を聞いてまわられる層」に電話を掛けられる対象になりかねないので、そこに載せるメリットはない、と考えました。

実際、名簿の上のほうに載っている事務所の司法書士宛てに、それらしい電話がかかってきた様子はありません。

法務局堺支局に掲げられている司法書士の表札を見て、そこから仕事の依頼につながった、という話も、ないような気がします。

ある時、「法務局堺支部(正しくは「堺支局」)で検索したら、一番上に出て来たので」がきっかけのご依頼はあったので、「法務局の一番上とは??」と首をひねっていたことがあったのですが、

「抵当権抹消 法務局堺支部」というワードで検索されたら、ウチの事務所のサイトが出て来た、というオチ。

司法書士一覧に載って埋もれるよりも、検索エンジンに乗っかることのメリットです。

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2025年2月11日 (火)

いよいよ仕事が終わらなくなってきた

Pxl_20240623_055505937-1やること多過ぎて、なぜか廃棄する書類の処理をはじめてしまう、恵みの祝日。

明日からは、終わらすまで帰宅ができない、使いたくない手を使う可能性あり。

明日は、こういう時に限って、司法書士会の相談担当で、長時間外出です。

こんな時に限って、先週金曜の警備機器の電池入れ替えで、昨日はビジネスフォンが機能しなくなり、番号通知が出ないだけで、こんなに不便なのか、と。

ちなみに、休日は基本的に電話を取らないので、受付管理のシステムで、依頼者かどうかを確認。もしくは、ネットで検索して「あ~病院だ」と気付いて、慌てて受話器を取る、ということもあります。

そういう意味では、スマホはグーグルのおかげで、企業からの電話は、番号登録をしていなくても、相手が表示されて便利になりました。

もっとも、スマホにかかってくる電話は、一定期間ごとに、嫌な連絡と紐づけされて記憶されるため、通知音はどんどん変える羽目になります。

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2025年2月10日 (月)

重たくても「潰れたらいけない」責任【成年後見】

20220810_123228723 新規の後見の申立ての打ち合わせ。

はじめてお会いするご本人さん。施設の職員さんには蹴られるような仕草をされたので、やっぱりダメか~と思ったのですが、私が「ちょっとだけ、いいですか」お声掛けすると、「お、上手いな」と話を聞いて下さいました。

職員さんがイスを取りに行かれている間に、ベッドにスペースを空けて「ここに座り」と。

おそらくは、若い頃にはできなかった。

今だからできるお仕事なのかな~とも思っています。

とはいえ、いろいろなことがあるので、メンタルが崩れそうになることもあります。ひとりでやっていると、間違いなくやられます。

心身の調子を崩されたり、その他、いろいろな要素があって退職・転職される方が多いのも、福祉業界、介護業界の現実でもあります。

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2025年2月 9日 (日)

ひたすら仕事をする時期があってもいいはず

Pxl_20250131_230536569-1『司法書士試験 仕事を辞めずに一発合格する方法(河島弥生著)』にあったくだり。「■量と質はどちらが大切か」から引用します。

「テキストを読むことに関して、大切なのは質より量だと思います。なぜならば、量を繰り返すことで、質が生まれるからです。私は本試験までにテキストを25周したのですが、回数を重ねれば重ねるほど読む質が確実に高まってきたなと感じていました」(以上引用です)

最近、いろいろなところで「質より量」という話を見聞きするようになりました。

私自身、司法書士の受験勉強に関しては、過去問や答練を繰り返し繰り返し読んで、問いを見ると、答えだけでなく、解説まで頭に浮かぶレベルまでやっていました。

勤務を始めた後、1年半は「抹消-移転-保存-設定」の不動産登記の案件を繰り返しました。今となっては、最初はいろんな業務が混ざる「ごった煮」事務所より、同じことを繰り返すことで、基礎を作れたと思っています。

今は、私自身の事務所の中で、「仕事の量」に恵まれています。同じことを何件もすることで、気付ける論点というのがある、ことを体感しています。

いわゆる働き方改革によって、残業時間の規制が厳しくなる。勤務時間を制限されると、量を経験できない。例えば、金融機関なんかでも、そんな話を聞きますが、特に若い時期。ひたすら仕事をする時があってもいいはずです。

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2025年2月 8日 (土)

『希望と勇気とサムマネー』

Pxl_20250208_091846331『人生には3つのものがあればいい 希望と勇気とサムマネー』と、桜珈琲の伝票の裏に書かれていました。

チャールズ・チャップリンの言葉だそう。

「サムマネー」とは、どんな意味かと調べてみたら、「いくばくかのお金」。

「いくばくかのお金」の基準は、ひとそれぞれでしょうけど、「ほどほどでいいじゃない?」というのは、大事な考え方だと思っています。

誰にだって欲はあって、欲は人が成長するために必要なものだと思っていますが、欲が強くなりすぎると、無理をし過ぎて足を踏み外す。事件に巻き込まれるということに、なりかねません。

お金を溜め込んでも、あの世に持って行くことはできないので、

溜め込まないように、自分や周りの人のためにお金を使って、「ほどほどでいいじゃない?」という感覚は、持っていたいです。

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2025年2月 7日 (金)

長時間外出の日が続いています【成年後見】

Pxl_20250206_213146452今日は、「4週間に一度」のサイクルで回ってくる、被後見人さんの通院同行の日。

イコール、長時間事務所を空けるのは、元々は1か月の中で「この日」だけだったのが、今週は(水)(木)(金)と続きました。その前日(火)には、新規の後見申立てのご依頼、4件も受けています。

「私が外回りさえできれば、まだ仕事を受けても、事務所は大丈夫ですか」「さぁ~?」。事務所の中で、そんな話をするほど、未踏の領域です。

朝、6時半から仕事をしていて、7時になっても「まだ2時間ある」と思うのですが、そこから時間が進むのが早い。

明日も、午前中は訪問。来週も、祝日を挟んで、(月)(水)は、ほぼ一日外出です。こんな時に、司法書士会の相談担当が回ってくるのですが、それも、巡り合わせというもの。

被保佐人さんのお部屋から引き揚げてきた大量の書類も、そのままになっています。

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2025年2月 6日 (木)

役所の窓口占領は望むことではなく【成年後見】

Pxl_20240704_060534690-2東淀川区役所に、2人して乗り付け。

被後見人さんら2人分の届出関係と、私は途中、施設への面会も含めて中抜けしながら、解決しました。

身体障害者手帳の取得による医療証の申請窓口と、保育所入所の申請窓口が同じというのは、どうなん?と思って待っていたら、他の方より、私のほうが長く窓口を占領していました。相変わらず、紙に書かされることが、多過ぎます。

昼ご飯は、コンビニで買ったサンドウィッチを、車の中にて。

被後見人さんの転院に伴う、入院手続きにも行きました。病棟では「亡くなられたら、夜中でも来てくれますか」「亡くなりそうな状態なんですか」「そうじゃないですが、聞いてみただけです」という会話。

一方、受付では「後見人さんは、保証人にはなれませんよね」と言ってもらえて、この病院は分かってくれているんだな、と。

他の被後見人さんのことでは、施設と最期について、詳細な打ち合わせ。

亡くなられたのが17時なら、18時なら?と、細かいことを決めましたが、準備していても慌てるもの。しかし「施設としたら、次の日の朝の対応で大丈夫です(夜に主治医に対応してもらうのも大変なので)」と言ってもらえるだけで、どれだけ助かることか。

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2025年2月 5日 (水)

「数年に一度の寒波」内の移動も無事に

Pxl_20250205_004450062 今日は、9時30分、10時30分に高槻。そのまま13時には、浪速区でお約束。

「数年に一度の寒波」というので、交通機関がマヒしたらどうしよう。駅から遠い場所なので、前泊も考えたくらいでしたが、昼間のような交通量で、約束の50分前に着いてしまいました。

大阪は雪が積もりにくい場所で、子供の頃「起きたら真っ白」を期待して寝たのに、裏切られたことが何度あったことか。

高野山まで、わざわざ雪を見に連れて行ってもらったこともあるくらい。

時間が余ったので、車の中で、書類の整理をしていました。午前中は、まだ日差しが暖かかった。

夕方は、被後見人さんの障害年金のことで「街角の年金相談センター」。

個人的には、年金事務所より親切だと感じているので、お客様が未支給年金の手続きに行かれる機会なんかでも、お勧めしています。昼間は混んでいることが多いので、朝早くか、夕方遅くに行かれるように。

今週は、明日・明後日も出ずっぱりで、新しい予定は入れられません。

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2025年2月 4日 (火)

社会から与えられた役割【成年後見】

Pxl_20240812_023502237 後見申立ての依頼が、どんどん積み上がっていくのですが、さて、どこまでできるのか。

時計を15年くらい巻き戻して考えると、時代に流れに沿うことが、どれだけ合理的か、ということが分かります。

世間で過払い金請求が減っても、ウチの事務所はなくならない。破産の申し立てが減っても、ウチではなくならないと、思っていた時はあります。

自分の力で仕事が集まったわけのではなく、ただ、時代の流れに沿っていた。ニーズに乗ってお仕事させてもらっていた、ということに、渦中にいると気付けない。傲慢というやつです。

実際には、武富士が倒産する前から、「こんな状態は異常だから早い目に撤退しよう」と言う仕事仲間がいて、そう言われたらそうだな、という感覚は持っていました。

さて、「今」と「これから」のことを考えると、後見のニーズは、なくならないでしょう。

ただ、制度に対する批判があるのは分かっているので、制度の変えられ方によっては、仕事を抱えれば抱えるだけ負担を背負うだけ、ということになりかねません。例えばの話、生活保護者に対する報酬助成制度がなくなる、など。

それと、特定分野の業務に依存するのは危険、というのも、教訓としてあります。

社会から与えられた役割、という感覚は、忘れないでいようと思っています。

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2025年2月 3日 (月)

「明日から出来る業務効率化とDX」(大阪司法書士会の研修)

Pxl_20250203_110534134 司法書士会の研修は、「明日から出来る業務効率化とDX(デジタルトランスフォーメーション)」。

私の事務所では、開業時から『タスカル』という業務支援システムを使っています。大阪発の業者さんです。

システムを入れたのは、「書類を作っている時間があれば、その分、お客さんに向かい合うほうがいい」という先輩の声を聞いたのがきっかけ。『タスカル』のいいところは、ワードやエクセルなど、自分で作った書式を原本に組み込んでしまえる部分です。

「システム任せ」であるがゆえ、前段のエクセルの活用、という部分は全然できていないので、正直もういいか、なのですが、事務所内の情報の共有、という部分では、いろいろ工夫してきました。

大きなテーマとしては、「責任者である吉田しか知らないことは作らない」ことです。

お客様とのメールは、共有アドレスでのやり取り。公式LINEであればスタッフも見えるので、個人のLINEは極力使いません。私の携帯も、極力使いません。

「エクセルの予定表は非効率」という話がありましたが、ウチの場合、一日の予定表は3段に分けて、各自の予定も把握。予定を入れてはいけない部分に色付けして、私が留守でも、色がついていない部分は、スタッフが予定を入れていいことにしています。

グーグルカレンダーは卒業して、今はサイボウズも併用していますが、ぱっと見で分かる(画像で読み取れる)、という部分では、エクセルに軍配。ウチみたいな小さな事務所に限る話、ではあります。

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2025年2月 2日 (日)

新築マンション「70.20㎡で4,290万円~」

Pxl_20250201_114930160 堺市北区。大泉緑地前にできたマンションが、70㎡台4,290万円~で出ています。

御堂筋線・新金岡駅が最寄りとはいえ、徒歩10分なので、駅近ではありません。1割2割、高くなっているような印象。

「頭金0円」「月々7万円台~」とあるものの、「手付金として物件価格の10%相当額を契約時にお支払いいただきます」と、細かい字で書いてあります。

最近は、このマンションでなくても、「手付は1割」の傾向のようです。

昔、新築分譲を取り扱っていた不動産業者さんから、「全財産が1万円」というお客さんが来て、「契約書の印紙はいいから、その1万円を手付にして」で契約を受けたという、ウソのような話を聞きましたが、

住宅ローン破綻を防ぐためにも、「キャッシュで429万円は用意できる層」というハードルを設けることは、妥当な話。

コロナ期に「地方に移住」という動きがありましたが、それは一時的で、結局人は便利な場所に集まってくるものだ、という話は、コロナ禍中から書いていました。

私が今のマンションに住んだのは、平成31年のこと。コロナ直前で、駆け込みセーフ。但し、堺市北部のマンション。供給過多で値崩れしないことは、願います。

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2025年2月 1日 (土)

「司法書士試験 仕事を辞めずに一発合格する方法(河島弥生著)」

Pxl_20250131_230536569 「司法書士試験 仕事を辞めずに一発合格する方法(河島弥生著)」は、どんなことが書いてあるのかな~と気になって、読んでみました。

私自身は、定職に就いていなかったのに、1回目の受験を落として、2回目で合格しています。

2回目の受験期直前6か月間は、早稲田セミナー(通学)と日本司法学院(通信)の答練を並行して受講して、結構ハードなメニューを課しました。答練がペースメーカーでした。

模擬試験で「全国で何位」というのは毎回気にしていたし、上位3位に入って「太字で名前を書かれたい」と真剣に思って、勉強していました。モチベーションを維持するには、そんなことくらいしかなかった。

この2点だけでも、本に書かれてあることとは、違います。

こんなことを書くと、負け惜しみになりますが、私自身は、受験生2年目にみっちりと勉強できたことが、司法書士人生の基礎になっています。

もちろん、受かったもの勝ちです。1回目で合格していたら、私はまだ23歳だったので、より選択肢が広がった可能性はあります。

一発合格した人と一緒に、仕事もしてきました。受験生とも仕事をしてきました。そんな中、「それ試験勉強でやったよ」という話は、私から吹っ掛けることが多かったです。

今でも、受験の本に戻ることあります。特に、日本司法学院の基本書です。

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