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2025年1月

2025年1月31日 (金)

司法書士会に報告するために「事件簿」をまとめる

Jikenbo

司法書士会への業務報告。

去年1年分の業務を集計した報告は、今日1月31日が期限でしたが、昨日に送信を終えています。「その都度」受付管理システムに入力することで、年々楽になるように工夫していますが、あと一歩。

単純な件数だけであれば、リアルタイムで入力しているので、12月28日の時点で発表していました。

あとは、システムに、依頼者の住所が漏れていないかとか、「個別相談」で計上すべきなのか、「単なる問い合わせ」で終わったのか、とか。この依頼は、ここの分類でいいのかとか、微妙な修正が必要です。

「初回相談の予約があったけど、無断キャンセル」は、2件くらいです。「頼みます。頼みます」と連絡があったけど、結局依頼がなくて、どうなったんだろう、とか。そういうのは、事務所からは追いかける連絡をしません。

そう言えば、消費者金融も番号通知でかけてくるようになったんだな、と思っていると、「非通知拒否設定」にしていることを、忘れていました。

「今時、非通知の電話なんてあるのか」と聞かれたら、ありました。要は、身元を明かさず、情報だけもらいたいという電話です。電話で予約を取る際、「電話番号は、この番号ですね」とひと言言い添えることで、無断キャンセル率は、確実に下がります。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所「分野別取扱い件数(令和6年末更新)」

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2025年1月30日 (木)

人前で文字を書くのは意外と神経を使う

Dsc04014 お客様が文字を書かれている時、ついつい話しかけてしまって書き間違えられる、ということがあるので、気をつけています。

それと、「見られたら気になるから、見ないで」と言われることもあります。

これは、自分が書いている立場になるとよく分かることで、私が「住所」として書く住所は、ほぼ事務所の住所なので、自宅の住所を書く時は、一瞬止まって考えないと書けません。

「間違えたらいけない」と思うと、余計に硬直してしまうものです。

電話番号として書く番号も、ほぼ事務所です。家の電話は、語呂合わせで覚えています。

ところで、自宅の電話はほぼ鳴らないので、被後見人さんの病院や施設に、深夜の緊急連絡先として伝えているのは、自宅の電話番号。

携帯の電源は落としていても、自宅の電話なら深夜でも鳴るので、電話を取らざるを得ない場所で寝ています。

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2025年1月29日 (水)

「月末が忙しい司法書士」が理想形ではなくなった

20220224_181137014 年明けから、ずっと追い立てられるような状態でやってきましたが、月末の3日間は、余裕があります。

何度も書いていますが、「こんな司法書士事務所があってもいいでしょう」です。

意味するところは、不動産登記が司法書士事務所の花形業務。決済業務をたくさん抱えている司法書士事務所は、月末・大安に予定が錯綜し、バタバタ走り回るのが常。遅くまで仕事をするのが常。

でも、自由に予定を決められる環境のほうが、仕事しやすくないですか、ということです。

司法書士事務所も多様化して、今となっては、「月末が忙しい事務所」が理想形ではない、という価値観は、広まってきている気がします。

「この日のこの時間、ここに来て下さい」という連絡が、FAXやメールで届いて、「司法書士の都合は聞いてくれないのか」という扱いをされても、予定を合わせないといけない。

私がお付き合いさせてもらっている金融機関は、予定聞いてくれます。無理なことは無理、と言えます。

特別なことは、何もありません。自然体でいられるから、お付き合いが続いている気がします。

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2025年1月28日 (火)

値切られていい気持ちになる人はいない

20220612_164228512 被保佐人さん宅の、トイレの入れ替えを計画中。

日頃から雑用も引き受けて下さっている業者さんに見積もりを依頼している中、激安のDMが入りました。商品代だけで、激安料金よりも高くなるのは確実。

ご本人さんに、「どうされますか。DM見たらおかしなところはないし、私は立場上安いところをお勧めしないといけない」とお話しすると、「いえ、いつもお願いしているUさんに頼みたい。また他のことも頼まないといけないし」と。

そこまではっきり意思表示して下されば、「じゃあそうしましょう」です。

裁判所も、動機の部分まで説明すれば、しかるべくだと思います。もちろん、ご本人の資力も踏まえて。

後見人らから注文を受ける立場の方からの、お話も聞いたりします。

「あの司法書士は、値切るからやりたくない」みたいな話を聞くと、それが後見人の役割だからと言っていいのか。もしくは、回りまわって、自分の首を絞めることもあるんじゃないかと、と考えたり。

値切られて、いい気持ちで仕事する人なんて、いないはず。

「1」の料金で、「7」のサービスを期待するのは、そもそも間違えているはず、なので。

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2025年1月27日 (月)

三国ヶ丘は高速道路にも乗りやすい場所

20220624_104406075-1行きは「東淀川区→茨木市」への移動。

同じ方向だからと、まとめて動くことにしたのですが、帰りは「茨木市→堺市」。

地図で見ると全然場所が違うのに、「茨木→堺」は高速道路があるので、いずれも45分くらい。移動時間は変わりません。

今までよりも、移動距離が長くなっています。もし、今から開業するのであれば、「高速道路に乗りやすい立地」というのも、事務所を置く場所選びの検討材料にするのでしょう。

開業時は、車なしでした。元々、大阪市内で、地下鉄を使って通勤していたので、逆に「仕事中に車で移動する」ということがなかった。だから、抵抗はありませんでした。

一か所目の事務所で「最低でも300万円。1000万円を目標に貯めて」「1年くらい仕事なくてもいい、というつもりで」と言われました。だから「お金を使うのは、車じゃない。優先順位が違う」というのもありました。

結果的に、三国ヶ丘は片側三車線の太い道路、中央環状線が走っています。「阪神高速も近畿道も使える」立地が、とても便利です。

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2025年1月26日 (日)

『司法書士 法務アシスト読本』

Pxl_20250126_012028026『司法書士法務アシスト読本』は、司法書士業界に入る人、必読の書。

私自身、いつ買ったのか記憶がありませんが、2か所目の事務所から独立が決まっていた時点で、ボロボロになった状態で持っていました。

後任の人が決まったので、「これを読んでおいておくほうがいい」とお貸ししたところ、採用を決めた後に先生が断ってしまったので、本が戻って来なくなりました。

司法書士試験に合格した時は、何とも言えない達成感と自信を持っているので、「仕事もしていける」と思いがち。私もそうでした。

事務所の先生が、お友達の司法書士に紹介して下さった時、「まだまだこれからやな」と言われたのですが、「私も司法書士なのに、これからとは?!」と、内心腹を立てたものです。

今から思うと、「これから」の意味すら分かっていなかった。「分かってない」ことに気付いていないことほど、恐いことはありません。25歳頃のこと。

最初は誰しも、仕事を教えてもらわないと、やっていけません。ただ、自分で準備できることはやって仕事に入ろう、という気持ちくらいは、持っていました。

平成14年に発行された第4版は、付箋だらけ。ちなみに、第4版は『事務職員のための』と入っていますが、第8版・第9版では『司法書士』となっています。決して『アシスタントのための本』ではないです。

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2025年1月25日 (土)

「売家」の看板を見付けてから【平成26年:3回目の事務所移転の記録】3

Dsc_3117昨年12月21日に書いた『「売家」の看板を見付けてから【平成26年:3回目の事務所移転の記録】2』の続き。移転直前、一週間の動きです。

・7月19日(土) 玄関のコンクリートやり直し(設計図と段数が違う状態だったので、やり直してもらうことに)
・7月20日(日) 建物内部 電気関係の工事
・7月21日(祝) 玄関コンクリート工事-再度
・7月22日(火) カーペットが敷かれる
・7月23日(水) 外構工事
・7月24日(木) 各部署大人数で最後の仕上げ
・7月25日(金) 看板取り付け
・7月26日(土) 引き渡し

事務所の転居の場合、電話・FAXの切り替えがあるため、決めた移転日をずらせません。最後は厳しいスケジュールの中、工事を進めてもらいました。

26日(土)の引き渡しは、朝の8時半から。カギを受け取って、「自分たちだけの新しい空間」を楽しむ間もなく、前事務所の荷物を運び出すためのトラックが到着。

荷物の運搬は、オフィスの引っ越し専門の業者さんにお願いしています。荷物を運ぶだけでなく、その日のうちにLANの設定、インターネットが使える環境に整える必要があったため。その道の『プロ』のサポートが必要でした。

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2025年1月24日 (金)

金曜日に書類が積み上がった状態で終える

Pxl_20240722_031356943 写真はイメージです。金曜日の夕方、書類が一番積み上がった状態で事務所を出る。それが普通になっています。追いつくのは土日。

望むことではありませんが、仕方ありません。

仕事のスタイルは、人によります。

定休日は休む。その代わり、平日は遅くまで仕事をするのが平気な人。

私の場合、それをすると、仕事をしている時は気持ち良くても、すぐにガクッと調子が落ちます。

だから、平日は決まった時間に帰って、決まった時間に夕食を食べる。それが夫婦円満のコツでもあります。

だいたい決まった時間に寝て、だいたい決まった時間に勝手に目が覚めること。

それができない時は、何らかの支障が生じている、ということ。トラブルを抱えているか、仕事を抱えすぎているか。分かりやすい基準です。

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2025年1月23日 (木)

「紹介料」なしでも信用できるところに人は集まる

20210822_173448730 巷では、高齢者の方が施設に入るのに、「紹介会社を入れる」というやり方が、広がっています。

「病院から紹介してもらえるなら」と思っていると、正確には「病院の地域連携室に営業に来られた、紹介会社の紹介で」ということであったり。

私も、過去には、紹介会社さんのおかげで助けられたことがあります。失敗したこともあります。

「お金の動き」を知ってからは、「自分で探します!」と言って、信用できる施設さんに、引き受けてもらえないかと、直接お願いするようになりました。もちろん、紹介料をもらったことなど、一度もありません。

また、施設さんにマメに出入りしていると、「またひとり、引き受けてくれませんか」と、後見人が必要な方を紹介してもらえる、ということが、普通にあります。

もちろん、紹介料を支払ったことなど、一度もありません。

「被後見人さんらを、施設の方と一緒に見守る」というスタンスで、日々お仕事させてもらっています。

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2025年1月22日 (水)

私の役割はご本人と向き合うこと

20240207_095929628-1 今日は、4か所の施設を回って、6人の被後見人さんらと面会。

プラス、費用の支払いや果物の差し入れなど、2人の被後見人さんの用事を済ませています(このお2名とは、今月の面会は済)。

プラス、新規で後見申立てが必要な方とも、面会させてもらいました。

面会したうち1名の方とは、50分くらい話続けて、素で笑っておりました。その話は面白すぎる、と。

もちろん、毎日そうやって出掛けているワケではないですが、私の役割は、どんなお仕事であっても、依頼者の方ご本人と向き合うことで、それでも事務所がきちんと回るようにと、考えてやっています。

「事務所がきちんと回る」の中には、「私が昼間出掛けていても大丈夫」という意味と、私が事務所に戻った後「書類のチェックが追い付けるように」の二つの意味があります。

どちらかというと、後者のほうが難しい課題です。

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2025年1月21日 (火)

筋トレと同じで頭も使わないと機能が落ちる

20230102_185353711筋トレで身体を鍛えている人は、見掛けでだいたい分かります。服を着ている上からでも。

私も、中学の時は相当鍛えていて、中学3年の体育祭で上半身裸の姿を見ると、普通にやってたら、こんなふうにならないよな、と分かります。

今となっては昔のことですが、「マッスルメモリー」というのがあるらしく、今でも少し鍛えると、わりと早く戻ります。ただ、続かないのが、残念なところです。

一方、頭を鍛えている人。頭を使って仕事をしている人は、いくら鍛えていても、外からは分かりづらいです。

しかし、筋トレと同じで、頭は鍛えないと使えなくなるし、続けないと、効果を維持できないのは同じ。

50歳になって惰性で過ごしていると、楽を求めて、落ちていくだけ。だから、年齢には意識して逆らって、それなりのプレッシャーを抱えて仕事していかないと、衰えてしまうと思うよ(自分も含めて)、と、事務所の中で話をしていました。

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2025年1月20日 (月)

会社法で新しくできた制度使って何でダメなのか【商業登記】

Pxl_20241014_221517074 数日前にオンラインで申請した商業登記の添付書類が、事務所の中に残っているのを発見。

びっくりして自分で法務局に持って行きましたが、即日完了させてくれて、結果的に、予定日より前に終わっています。さすがに「急いで下さい」とは書けないので、「申し訳ありません」と事情を書いて、付箋は貼っておきました。

日々、いろんな「運」に助けてもらいながら、お仕事させてもらっています。

代表取締役の住所非表示を含む、役員変更登記は、完了予定日いっぱいまで使って完了。

うわさ通り、登記の完了通知から2時間ほど、事後謄本の申請ができませんでした。「以下の会社・法人等は、存在や証明書が作成できることの確認ができません」という赤字の表示は、はじめて見た気がします。

今のところの私の感覚では、銀行口座の開設すら難しい、設立したばかりの会社さんは別として、「会社法で新しくできた制度を使って、なんでダメなの?」と、金融機関に何か言われたら、そういうスタンスもありなのではないか、と。

少なくとも、すでに金融機関と取引があって、十分な信用のある会社さんであれば、です。

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2025年1月19日 (日)

トイレの質は建物のグレードに比例する

Pxl_20250119_00315997510年経つと、あちこちにガタが来て、そんな中で、トイレのウオシュレットを入れ替えようと考えています。

今週、久しぶりに千里中央の駅前を歩いて、老朽化した建物を見てしまったのですが、そんな中、駅前のトイレがきれいに改装されていました。

トイレがきれいだと、見捨てられた場所ではない。周りもまたきれいにリニューアルされていくんじゃないか。何となくですが、そんなふうに感じました。

前にも書いたことがありますが、オフィスビルのグレードは、トイレの質と比例しています。

例えば、東淀川区役所のトイレは、古いままだったので、そのうち建て替えになるのかな~と思っていたら、リニューアル。ガラッと雰囲気が変わっています。

大阪メトロ。地下鉄の駅のトイレは、順次きれいに改装されていきました。地下鉄のトイレが古いと、「恐い場所」に見えてしまうんです。

今週出向いた場所で、阿倍野区役所。ここは都会の役所にあるまじき雰囲気。残念な状態のままです。

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2025年1月18日 (土)

CFP試験「相続・事業承継設計」は司法書士業務に直結

Pxl_20250118_011953891 スタッフ用に、CFP相続・事業承継設計の通信講座、申し込みました。

司法書士業務に、直結する内容。逆に、相続のお仕事をしていくのに、「司法書士による登記」の視野では足りないため。

私自身、平成17年12月にAFPの登録後、CFPの試験は「あと1科目」のところで、足踏みしています。

・平成22年第1回 相続事業承継 合格
・平成22年第2回 不動産運用設計 合格
・平成23年第1回 タックスプランニング 合格
・平成23年第2回 ライフ・リタイアメントプランニング 合格
・平成24年第1回 リスクと保険 合格

残り、金融資産運用設計の1科目合格でCFPに登録できる中、10年が経過。当時は「司法書士でCFPは希少価値!」と思って勉強してましたが、モチベーションが保てなくなったこと。

仕事しながらの受験勉強は、時間的な制約と共に、雑務との兼ね合いもあります。特に最近は、平日は外に出ていることが多くて、休日になると、書類が山積み。経営上の不安があると、呑気に勉強してられません。

受験勉強している最中、あれ、無理が利かなくなった?体調不良は受験勉強が原因?と感じたこともありました。

と、言い訳は何とでもできますが、「自分も一緒に勉強する(ちなみに、AFPをすっ飛ばして、CFPの受験はできません)」と決めるかどうかは、私次第。

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2025年1月17日 (金)

高齢の方に薬を飲ませ過ぎじゃないかという問題【成年後見】

Camerazoom20170805192052511-1 病院の医師を交えての、打ち合わせ。施設の主治医に対して、「この薬を飲ませる理由」の説明を求めておられものの、回答がない、とのこと。

また別の場面では、転院先の病院で「こんなに薬を飲ませたら、おかしくなるやろ。薬は全部、一旦止めますから」と怒られた(後見人である私が)、ということもありました。

「薬の飲みすぎで、体がおかしくなって救急搬送」だなんて、どうにかしていますが、本当にそれが理由だったら、恐ろしいこと。

薬やワクチンは、ある意味、毒なので。

薬にコントロールされて、正しい方向に進むことができたらいいけれど、そうとは限らない。できるだけ薬を飲まない方が、長期で考えたら健康でいられると、私自身は思っています。

ちなみに、医師が他の医師に対して、根拠の説明を求めるという話。

「同業の目を気にして仕事をする」のは、適切じゃないとしても、「根拠」を説明できるかどうかというのは、専門家として大事なところ。

考えの違う専門家が衝突すると、恐ろしいことになりますが、そこは司法書士も同じです。

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2025年1月16日 (木)

管轄外吸収合併登記のシステム上の微妙なタイムラグ【会社登記】

20230803_1442181962-5管轄をまたぐ吸収合併の微妙なタイムラグは、司法書士以外、何の興味もない話になりますが、今回はマメにチェックする余裕がなくて、大雑把な記録です。

・1/14 オンライン上で登記完了(存続会社の「登記手続中」が解け、存続会社の登記情報を見られる状態になる)
   ↓
 但し、すぐに消滅会社の登記情報を見ると、まだ「登記手続中」になっていない。
   ↓
 2時間後に、消滅会社の登記情報を見ると、はじめて「登記手続中」になっていた。

・1/16 消滅会社の「登記手続中」が解けて、【閉鎖】扱いで表示
   ↓
 但し、オンライン登記申請システム上は、存続会社の登記が終わった時点で「完了」となっているため、消滅会社の管轄で処理が終わったことは、見に行かないと分からない(閉鎖事項証明書上の登記の日は、1/14。閉鎖の日も同日。)。

記録を見ると、令和5年の管轄外の吸収合併事例でも、中一日。同じ間隔で処理されているので、それであれば、存続会社の履歴事項証明書だけを、先にご返却しなくてよかったのかも、と。

司法書士の感覚では、存続会社の履歴事項証明書に「○○を合併」が出ているので、それだけで合併の証明が付くように思いますが、提出先によっては、「消滅会社の閉鎖事項証明書も」と指示されることもあるそうです。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所「コラム100 吸収合併の手続きと登記のポイント(会社登記)」

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2025年1月15日 (水)

被後見人さんらの体調不良者続出2【成年後見】

Pxl_20250115_034617403 今日は、被保佐人さんの担当者会議の他、被後見人さんの退院の手続き、また別の被後見人さんの入院の手続きで、一日が終わってしまいました。

いずれも、ご本人は、昨日に移動されていて、事後の手続きとなります。

施設さんによっては、「入院の時に、後見人も来て下さい!」「退院の時は、後見人も来て下さい!」と言われます。それも、勝手に日時を決められて、です。

しかし、対病院で考えると、「その場」に居なくても、結構、事後の手続きは許してくれます。退院時の清算も、振り込みであったり。

救急搬送時も「後見人が来ないと、医者が診ないと言ってます」と言われたことが何回もありますが、病院からすれば「電話が繋がればそれで構いません」と言ってくれます。

このあたりは、関係者みなさんで協力する関係を築けないと、何でも後見人に押し付けられると。救急車のように、呼べば駆け付けるのが当たり前だと思われると、後見人がつぶれてしまいます。

無理を言われる施設さんから「後見人を受けてもらえないか」と言われたら、「すいませんけど、今、いっぱいなんです(無理に対応できる余力はありません、という意味)」です。

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2025年1月14日 (火)

被後見人さんらの体調不良者続出【成年後見】

Pxl_20250111_073236652 年末から、被後見人さんらの体調不良者が続いています。

今日は1名転院。1名入院。
1名は、誤嚥性肺炎による発熱。

入院の手続きをしている最中、「これで満床」「最終情報。満床です」という声が、病院内に飛び交っています。

昨夜はまた別の方、施設(小規模多機能)から「熱が38℃台」の電話。

「どうしましょう?」。「こんな時間に、どうしましょうと言われても、私にはどうしようもできません」と言ったのですが、「インフルの可能性濃厚」と分かっていて、一緒に内科に入りたくはありません。

自分自身が感染すると、どれだけの方に迷惑を掛けるか分からないので、そういう意味でも、介護・医療の現場で働いている方には、頭が下がります。

さらに、「同じ部屋の方がコロナ感染で面会中止」のご連絡もあり。

コロナが一応終息し、社会の動きが戻った後、一番ひどい状態だと感じています。

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2025年1月13日 (月)

「経営計画」より「ノリと弾みとタイミング」

Pxl_20241229_082316676「今年の目標」みたいなものを考えなくなったのは、いつからか。

目標もないのかと言うと、「向上心のない奴」になるのかもしれませんが、おかげさまで、事務所の中のお仕事の動きは、「自分の力+α」の力が必要な状態が続いています。

俗にいう「経営計画」みたいなものを立てたことがありません。「紙に書けば実現する」みたいなことを言う人もいますが、そんな、思うようにはいかないもの。

「ノリと弾みとタイミング」と考えて生きていくほうが、自然でいいです。但し、環境の変化には、ついていかないと。

「紙に書くと実現する」ならば、今年の年末にも同じメンバーで、事故なく怪我なく過ごせたら、というのが一番。身体を壊さず、心も壊さず、そこを第一に考えていきます。

毎週、土日のうち、半日でも休めたらいいけどな~というのも、心の中にある願いです。

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2025年1月12日 (日)

老後の生活に必要なのは「医療保険より貯蓄」

Pxl_20250112_035249366今日はリーガルサポートの研修。「成年後見における資産少額と生活保護の実務」というテーマです。

私が関心があったのは、「生活保護を受けられるくらい収入が少なければ救われる道があるけれど、そこそこの年金収入があるものの、貯蓄がない人はどうやって生活すればいいのか」。

研修のテーマとずれていることに、今日になって気付きました。

年金が額面で月12万円~16万円の層になると、どうしても資産を取り崩さないと、施設代を支払えません。医療保険料や介護保険料が天引きされると、下手すると、生活保護を受けている方の手取りと変わらない、可能性も。

医療保険よりも貯蓄です。年金だけでは、施設代が払えないとなれば、貯蓄がゼロだと何ともできないので、貯蓄を取り崩しながらでも、少なくとも月15万円~16万円のお金を確保できないと、有料老人ホームに入るにも難しい、という現実を拝見しています。

なお、「食事が全て冷凍食品」でよければ、もう少し安く入れる施設がある、という話は聞きますが、それは究極の手段とします。

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2025年1月11日 (土)

「ご依頼にあたって、お願いしたいこと」を伝える理由

Pxl_20241217_0054308292年末から、紙のチラシを発動させています。相続の分野に限った内容です。

広告については、今まで、いろいろと試してきましたが、今は「お金をかけない広告に限る」と決めています。今回も、事務所のコピー機でカラー印刷する、カウンター料金の実費のみです。

紙のチラシだと、伝えられることが限られています。

そんな中でも、「事務所のルール」というか、「ご依頼にあたって、お願いしたいこと」は、細かいスペースにまとめました。

土日に電話をされても、つながりません。公式LINEの稼働時間。ご相談は完全予約制です、などなど。

相続の手続き。「司法書士事務所に頼むのは、はじめて」の方がほとんど。司法書士事務所の利用方法なんて、多くの方はご存じないですし、事務所によってやり方が違う部分も多々あります。

お互いに嫌な思いをしないように、「お願いしたいことは、事前にお伝えする」。「都合のいいことばかり伝えない」ということは、サイト上or紙のチラシに限らず、大事なことと考えています。

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2025年1月10日 (金)

「携帯への着信」→「事務所から折電」を4回の理由

20230909_172546782-2 午後からは、電車で移動しての通院同行。被後見人さんの施設で面会で、長時間外出です。

通院同行は、正月明けということで、予想通りの混雑。

そんな中でも携帯に着信が鳴るので、「事務所から折電お願い」というLINEの連絡を、4回やっています。

私の場合、親しい方ほど携帯に電話して来られません。「事務方がしっかりしている」ことを知ってもらっているので、伝言して下さいます。「LINE・メールを好む」も知ってもらっています。

「今、電話でしゃべれますか?」とLINEが入ると、私から電話する、ということも結構あります。

事務所の中では、携帯を机の上に置いたままなので、特に応接で接客している間は、下手したら、1時間半携帯を見られません。目の前のご相談者に向かい合っている最中、「ちょっとすみません」と、割り込んで入ってくる携帯電話に出ることは、したくないのです。

せめてもの対策として、スマートウオッチを身に付けて、「どなたからの連絡なのか」というのは、ちらっと見て把握できるようにはしています。

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2025年1月 9日 (木)

空き家を売却した時の3,000万円控除の論点が続く【相続登記】

20230702_123651371 今日は、空き家を売却した時の3,000万円控除の論点を含むご相談、打ち合わせが続きました。

・二次相続が生じた後の相続登記の入れ方について、注意が必要。

・一時相続の登記のご依頼でも、代飛ばしで相続登記をすると、将来空き家の特別控除を使う余地がなくなるので、どうされますか。

今までは「将来の手間と費用を考えると、代飛ばしの登記もありです」とお答えしていた部分、建築の年月日や、区分所有建物かどうかを確認の上、「代飛ばしもあり」だけでは、アドバイスが不十分になる可能性があります。

依頼者の方が「それはその時だから構わない」ご意向だったとしても、後になって「その説明は聞いていない」と言われたらどうしましよう。チェックリストにサインしていただくくらいの工夫も、必要なのかも。

なお、「所有者:父相続」の段階で、「将来お母様が亡くなられた時に、まとめて登記されることでもいいと思いますよ」のアドバイスは、相続登記の義務化が始まったことにより、言わないようになりました。

◎コラム124「相続した空き家を売却した時の3,000万円特別控除

◎コラム109「相続登記の義務化に対する正しい理解

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2025年1月 8日 (水)

移記ミスの職権更正で受付番号の枝番処理【不動産登記】

Img_20220920_193744_225 法務局の登記簿が、紙の簿冊からコンピューターに移記された際の入力ミス。いわゆる「移記ミス」というのは、時々あります。

人間がやっていることなので、仕方がありません。少なくとも、今、法務局におられる職員さんに、罪はありません。

移記ミスを見付けた場合、法務局に申告すると、「職権で更正」という形で正しい内容に修正してくれますが、今まで、その職権での更正登記にまで、受付番号が振られていることに、意識していませんでした。

ところが、今回、不動産登記の添付書類の提出と同時に職権更正をお願いしたところ、その前(他の人が出した登記)の受付番号に枝番が振られていて、なんだこれは?と。

司法書士にとっては、究極と手段ともなる受付番号の枝番処理。物理的には可能なのだ…と、見てしまった次第ですが、法務局にとっては迷惑な申告方法だったのでしょう。

ところで、受付番号の枝番処理が究極の手段というのが、どういう意味なのか。

司法書士のミスで、必要な登記をすっ飛ばして登記してしまった際、枝番処理が可能なのであれば、割り込む形で申請をさせてもらえる、ことになります。少なくとも私自身は、自分のミスを枝番処理で救済してもらえたことはない・・・です。

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2025年1月 7日 (火)

相続手続きに必要な住民票と世帯主の変更届

20230410_123839771-1 相続の手続きに必要な住民票や戸籍謄本を取る際に、何気に気をつけないといけないのは、世帯主の変更届(住民基本台帳法25条)。

死亡届は、葬儀社さんが役所に提出してくれ、それに伴って、住民票や戸籍の書き替えがされますが、世帯主の方が亡くなった場合で、奥様や15歳以上の方、2人以上が残されているような場合、役所は世帯主の変更を自動ではやってくれません。

「死亡届は葬儀社が出してくれるため、ご家族は役所に行かれていない」ような状況で、司法書士の職務上請求書で住民票を請求した際、

「世帯主の変更届が出ていないので、住民票は出せません」と役所に言われ、ご家族の方に走ってもらったことが、何度かありました。

亡くなられてすぐのご依頼の場合、「戸籍の記載に時間がかかるため、戸籍謄本がすぐに発行されない」という可能性は、心得ています。スピード感は、死亡届を出された住所地=本籍地なのか、そうではないのかでも、違ってきます。

但し、9連休の影響なのか、戸籍係の処理が大幅に遅れているようです。戸籍謄本の記載が「3週間待ち」というのは、通常時期であれば考えられません。

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2025年1月 6日 (月)

年賀状じまいが急速に進んでいる様子

Pxl_20241125_014325262年賀状じまいが急速に進んでいるようで、「年賀状いただいたのに、すいません」ということを、何人もの方から言われました。

理想は、お付き合いのある皆さんとLINEかメールで繋がって、紙のやり取りなしで済ます。そっちの方が主流というか、お互いに負担がない方法になるのかなと、今では考えています。

公式LINEの一斉配信は、今まで使ったことがないのですが、「年末年始の休みのお知らせ」には使う価値ありです。

この休暇中は、まずEメールの携帯への転送を止めたのですが、止めている間に救急搬送のお知らせが入っていたので、すぐに戻しました。

公式LINEにメールが来た時の「通知」も、途中からは止めて、旅していました。休暇中に届く1通のLINEで、一瞬で現実に戻されるため。

「1月5日までは休暇をいただいています」というお知らせを予めしておけば、「正月休みにLINEが届く」は防げたかもしれませんが、年始の挨拶をLINEで送って下さる方もおられるので、その距離感は難しいところです。

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2025年1月 5日 (日)

電話対応に追われながらの正月旅行

Pxl_20250103_075419596 2泊3日の、山口県の旅から帰ってきました。

新山口駅を起点に、日本海側を目指して北上。

本州最西端の道の駅に寄って、ホテル北長門リゾートで一泊。元乃隅神社、秋芳洞、秋吉台を回って、長門湯本温泉。大谷山荘で二泊目。

大谷山荘は、長年憧れてきた旅館で、やっと行けた場所。スケールが大きくて、遠くまで行くだけの価値がありました。

出発する3日朝には、被後見人さんの救急搬送が入っていました。しかし、諸事情により、病院を追い出されて、施設に強制送還。施設の方が、対応して下さっています。

31日に「今日の退院もある」と看護師さんから聞いて、身構えていた方は、4日の医師との話で、とてもそんな状態ではなかったことが判明。看護師さんが勝手なことを言ってはいけない、という典型例となっています。

お正月は、法務局も金融機関も止まるので、司法書士としては一番休みやすい時期となりますが、介護や医療の現場では、お正月も関係がありません。「奇跡の9連休」は、ほろ苦い記憶として残ります。

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2025年1月 4日 (土)

「人を遺すは上」は野村克也さんの名言

Pxl_20250102_233847105 亡野村克也さんは、「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上」という名言を残していますが、

私が独立前に勤めさせてもらった事務所からは、多くの司法書士が独立しています。

私が事務所を出た後も、少なくとも2人の司法書士を産んでいて、私ごときが評価できることではないですが、まさしく『人を遺すは上』の世界だったと、後から気付くことになります。

「司法書士は、派手な仕事ではありません」
「司法書士は、儲かるような仕事ではありません」

私がいる時も、そういう話を日々聞かされていたものです。今となっては、戒めとなる話ばかりです。

給料が安い?自分のやりたい仕事ができない?

若いうちは、そんなこと言う前に、与えれた環境で、精一杯やりなさい。若かった自分に、今なら自信を持って、そう言えます。

私も同じように、若い資格者を雇用して、どんどん独立していって欲しい、と考えていた時期もあります。しかし、これはNO.2になる資格者と同等の力量を持った人が、もうひとり事務所にいないと、現実問題として難しい。

事務所に開いた穴を、すぐに次の人が埋めてもらうのは難しい、ということが分かってからは、保守的に。

今は、できる人の代わりなんて、そういるものではない。長く勤めてもらえる事務所にしよう、と考えています。人を遺すことはできません。

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2025年1月 3日 (金)

『1万人の人生を見たベテラン弁護士が教える「運の良くなる生き方」』

Pxl_20250102_012209681ニュースレターで紹介した「おススメ本」です。弁護士西中務著。

弁護士さんが仕事の中で見聞きしてきたこと、自身で体験されたことを元に、人の言動と結果について、説かれています。

司法書士である私とは、環境が違うと思いますが、それでも私が普段考えていることと一致することが、多々ありました。

ということは、人の言動と結果の間には、何らかの相関関係があるのでしょう。

大きなキーワードは、「争わない」「恨まない」という部分。

司法書士の価値観として「争わない」は大事なところだと思っていますが、この本を弁護士さんが書かれていることに、意味があります。

私自身、運がかなり良い人間。危機一髪のところで、何とかピンチを抜け出す、ことを繰り返しています。

今も後見業務で、史上最大の難題を抱えていますが、

運が良くなる行いは、無意識に。運が悪くなるような行いはやらないようにと、心掛けたいと思います。

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2025年1月 2日 (木)

ニュースレターを止めて従来の形に戻した年賀状

20250101_13232220250101_132325長い間「年賀状号」として郵送してきたニュースレターは、郵送を取り止め。一律ウェブ上のみの公開、という方法に、変更しました。

LINE、メールでのやり取りが増える中、あえてアナログな部分を大事にしよう、と考えていました。去年も止めようかと考えたものの、「せっかく続けてきたのに」と言われると、そう言われると、確かになと。

私の事務所には、郵送されてくる郵便物が多過ぎます。

郵送は迷惑なのではないか。読まない会報誌を作るために、人の労力が費やされて、コストもかかっているというのは、もったいない話だと思っているので、受け取る側の心理も、考えました。

元の年賀状に戻そうと、パソコンのデーターを見ると、前回が平成25年。ちょうど、ひと回りしたことになります。

遺言執行者に指定してもらっている方には、「1年に一度、無事を伝えます」とお約束しているので、年賀状自体を止めることはできません。

ニュースレターを作ること自体を止めるのは、単なる手抜き。

そういう意味で、「ウエブ上のみでの公開」は、妥協策となりました。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所メインサイト「ニュースレター 令和7年正月号」

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2025年1月 1日 (水)

青い空を見上げて一年で一番穏やかな一日

Pxl_20250101_055734248明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

毎年と同じように9時過ぎにはイオンに着いて、贈答用の福袋を確保。同額の金券が入っているのを狙います。

丸亀製麺は、開場と同時に売り切れ、と。相変わらず人気のないのがモスバーガー。5,000円は高いけど、贅沢できます。

方違神社に、初詣に行きたい奥様と、その隣にある江久庵に行きたい私。普段はだだっ広いエクセルヒューマン(江久庵を経営)の駐車場が満車で、こうやって地域の役に立っているんだ、と。

11時には昼食。ダメになるソファーに沈んだまま、アマゾンプライムで『団地のふたり(小林聡美と小泉今日子主演)』を見て、一年で一番穏やかな日を過ごさせてもらっています。

ベランダ越しに見上げる、青い空が鮮やか。本当に穏やかな一日からのスタートです。

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