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2023年4月

2023年4月30日 (日)

司法書士は職人兼現場監督

010810_20230430212201 ひたすら書類に追われて、どうにも時間が足りない毎日ですが、最近の私は、「職人8」対「現場監督2」みたいな感じで過ごしています。

自分自身の頭を使ったり、手を動かしたりする時間と、組織全体を考える時間。

本当は「現場監督10」が理想ですが、職人として頭と手を動かす時間が減ると、間違いなく能力が落ちます。落ち始めると、結構早いような気がします。

司法書士という資格者になりたくて司法書士になったのであって、経営者になりたくて司法書士になったわけではありません。日々、お客様と向かい合う以上、自分自身が、事務所で「一番の職人」でないといけない。先日も書きましたが、「事務処理能力は命」です。

事務所を開業して以来、自分自身が「一番早く事務所に来て、一番遅く帰る」を続けてきました。

ただ、やることがあるので、朝にゆっくりするとか、夕方早く帰る余裕がないだけですが、どこまでも続けていきます。

◎リンク 司法書士吉田事務所 コラム66「司法書士は『職人』兼『現場監督』」

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2023年4月29日 (土)

三国ヶ丘を開業場所に選んだ事情

Photo_20230429094101三国ヶ丘で開業して、3回も事務所を移転してきましたが、「三国ヶ丘の駅近く」からは動かずにやってきました。

「なぜ堺東ではなく、三国ヶ丘だったのか」については、私の元々の性格。

みんなと同じは嫌だ。多くの司法書士が堺東に集まるならば、三国ヶ丘に1駅ずらそう、という考えがあったから。それと、家から自転車で通える距離で、何よりも三国ヶ丘が2路線使えて便利な場所だったから、です。

三国ヶ丘は、お店も多いけれど、住宅街でもあります。平日でも休みの日でも、人通りの多さは変わりません。駅から近くでも、少し中に入ると、大通りの騒がしさは感じず、静かに仕事ができる環境です。

今の事務所に来てから、もうすぐ9年。「司法書士事務所を置くなら三国ヶ丘」の理由について、コラムにまとめました。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所 コラム44「三国ヶ丘に司法書士事務所を置く理由」

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2023年4月28日 (金)

4月末は「月末期限」に追われて終了

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茨木市から、東大阪市への移動。JR淡路で乗り換えて、鴫野→放出→JR長瀬。帰りは、久宝寺→天王寺経由で戻ってきました。

直接帰る時間と比べて、お客様の会社に寄って、印鑑をもらっての「プラス40分」なので、はじめて『おおさか東線』が有効に機能してくれた気がします。今までも利用したことがあるものの、『おおさか東線』いまいち、存在感がなかったため。

さて、4月末終了。今月は、裁判所への報告2件、リーガルサポートへの報告5件と、ずっと「月末まで」の期限に追われ続けていました。最後の1件ずつは、今日になってやっと発送&送信。

全ての予定を終えて事務所に戻る途中にも、次の予定の準備、新規のご相談が入ってきます。帰った後にも「これから行きます」のお電話あり。

そして、いつものように片付かない状態で、金曜日の夜を終えています。

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2023年4月27日 (木)

マスクをせずに仕事してるんだなぁ

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マスクによって微妙にサイズやフィット感が違うので、一度いいと思ったら、同じものを買うようにしています。外で着け変える時用に、個包装バージョン。

異常に高くて、品質が悪いマスクが出回っていた時期がありました。どこを見ても売ってなくて、楽天市場で「買えるだけありがたかった」時期も、今となっては昔のこと。

今日は、役所の中でも、マスクをせずに仕事してる人がいるんだな~というのが見えましたが、もう暴露してもいいでしょう。

ウチの事務所では、事務所での仕事中、第一波の時からマスクをしていません。家族と同じで、狭い空間、マスクをしていても、かかるものはかかるし、マスクをしていなくても、かからないものはかからない。

雑居ビルだと、さすがにそういう考え方は無理だったと思います。一戸建ての事務所は、家と同じなので、中に入ると外すのが、感覚的に自然でした。

事務所での接客中は、今でもマスクをしていますが、それは当面続けます。お客様のほうが、マスクをせず入って来られるのも普通になってますが、表向きは無難な道を選択します。

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2023年4月26日 (水)

相手方のいない裁判所の事件

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補助の受理面接は、参与員、調査官と続き、調査官の後ろには調査官補の方が3人おられる、という環境。

私も疲れてしまったので、ご本人にはもっと大変でした。

今まで、「保佐」「補助」は調査官面接が必須だと思い込んでいましたが、直近の大阪家裁の保佐事件では、司法書士が『説明状況報告書』を作成することで、調査官面接が省略されています。

一方、大阪家裁で、親族の申立ての「書面審理」の要件を満たす後見案件でも、裁判所が本人と直接話すことに拘られて、大変なことになる…ということもありました。

書式は「全国統一」ということになっていますが、破産や再生の運用がそうだったように、大阪家裁管轄の中でも、支部によっても、裁判官によっても進め方が違う。相手方がいなくても、裁判所の手続きはそんな感じです。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所後見サイト「補助(法定後見)」

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2023年4月25日 (火)

官報公告を申し込む窓口

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猫のぬいぐるみ。目の輝き方が本物みたい。視線が合っているように見えるよう、うまいこと作られています。

ただ、被後見人さんの喜ばれ方を拝見すると、声が出たり動いたりする、もう1ランク高いものでもよかったかな、と思いました。これで1万円弱の商品です。

今日は、そんな感じで猫のお届けと、他の被後見人さんには服のお届け。名義変更のご依頼に、会社設立の打ち合わせ。

それと、官報への合併公告の掲載も申し込みもありました。

過去のW公告の事例、まとめていましたが、官報+他紙の二重公告による催告書の省略は、コスト的には負担代。それと、官報+他紙の二重公告をしたからといって、債権者の中でも金融機関には、話を通さないわけにはいかない、のが現実。

官報の申し込みは、一時は「どこが早い」と選んでいたことがありましたが、どこかで(どこかは忘れましたが)、ものすごく態度の悪い接し方をされたことがあって、最近はずっと同じところ。至急扱いの事例がない、というのもありますが。

◎リンク 司法書士吉田事務所コラム53「合併時の個別催告省略のためのW公告」

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2023年4月24日 (月)

キーボードの入れ替えと「かな入力」

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キーボードの「ENTER」キーが戻りにくくなったので、同じものを購入。もっと機能が良いのがあるのかもしれなくても、デルの同じ型番のやつを買いました。

古いやつは、特定の文字の部分が消えて、見えなくなっています。「ね」と「る」かと思いましたが、「、」と「。」の場所です。

「感覚」というのは大事で、事務所の中でも、他の人の机に座るとダメです。画面の角度から、キーボードと画面の距離なんかも違う。コロナで「テレワーク」が言われ始めた時も、「ウチには無理だ」と初期の頃に悟っています。

ちなみに、私は「かな入力」を貫いています。ワープロの時代から始まって、最初に勤めた事務所が、全員「かな入力」でした。パソコンが1人1台ではなく、交代で使っていた時代。

「かな入力」が普通だと思って育った日本人が、26歳になって「ローマ字入力」のほうが早いんだよと言われても、そんなことあり得ない、と言うしかありません。

今は、そんなことで意見されることはないですが、理屈や常識より、無意識のほうが強い、という話です。

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2023年4月23日 (日)

「いい仕事」とは何ぞや

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不定期にやっている玄関のタイル掃除。

前回掃除した後は、「いい仕事ばかり入ってくるな~」「気の流れが良くなったのかな~」と言ってた気がするので、ぜひ今回も。

さて、いい仕事って、何でしょう。

単価が高い仕事、それとも、楽な仕事?

しかし、ウチの事務所は、基本、手間に応じた報酬をいただいてるので、単価が高いのは、手間がかかるか、時間が取られるか。楽な仕事というのはないと思ってますが、あるとしたら、単価が低いので、たくさんやらないといけない、ということになります。

それよりも、人との出会い。
同じことをするにしても、相性。価値観を共有できるかどうか、というのは、大きな分かれ目です。

今、進行中の案件ではありません。今はありませんが、精神的にやられる案件を1件でも抱えてしまうと、全部がガタガタになります。

事務所の玄関は、ぜひ、ウチの事務所を選んで下さった方だけが通って下さい、という思いでおります。

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2023年4月22日 (土)

お仕事をきちんとすることが一番の営業

20210414_072303294 ホームページの中で、債務整理関係の記事を、少しずつ消しています。

思い付く限りのリンクを切っていっていますが、なかなか検索結果から消えない。頻繁に「債務整理…」と問い合わせがあるので、申し訳ないなと思いながら、お断りしています。

※キャパオーバーを防ぐため、債務整理の取扱いは終了しています。

コラムのほうは、虫食い状態で不細工ですが、「事務所案内」系の記事に書き換えていっています。

今日は、コラム40『「営業行為をしない」司法書士事務所』を更新。

たびたび書いているように、私の事務所では、一般的な意味で言われるような「営業」はせずに、20年が経過しました。『営業』するような時間の余裕もなく、日々、少しでも机の前に座れる時間を増やしたい。ファイルの山と、四苦八苦しながら格闘する毎日です。

繰り返し書いていますが、「ひとつひとつのお仕事をきちんとする」ことが、一番の営業。そんな話を、少し掘り下げて書いてみました。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所「コラム40『営業行為をしない』司法書士事務所」

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2023年4月21日 (金)

「おまとめサイト」の存在

20220701_094739603最近、嫌な感じがしているのは「おまとめサイト」の存在。

士業に限りません。何か調べ事をしようと検索して、一番上に出てくる「広告」は飛ばすとしても、検索の上位に出てくるのは、「おまとめサイト」ばかり、ということが多い気がします。

「おまとめサイト」も、有料で登録しているサイトだけをまとめて掲載するものであったり(有名なコンサル会社のDMも来てます)、一見、全てを網羅しているように見せかけて、実は、リンクを飛ばしているのは有料で登録しているサイトだけ、とか。

「一括見積りサイト」も、勝手にウチのサイトも出ていますが、実はお金を出している事務所にしか情報はいかないので、うちには見積依頼が来ていません。

仕組みの裏側を知ると、世の中そんなものかな、と思うのですが、おまとめサイト。残念ながら「検索エンジンが評価してしまう」流れにあるようです。

しかし、考えてみたら、ショッピングモールなんかでも同じです。テナント料が高くても、モールに入ってしまえば、集客が見込める。小さな商店は廃れる、という仕組みです。

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2023年4月20日 (木)

外出中でも事務所の中は動きます

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今日と明日は、被保佐人さんが入退院。付き添いのため、元々、広く時間を空けていました。

その間にも、事務所の中でいろいろと動きがあるのは、「私が事務所を空けていても大丈夫」ということなのでしょう。

先日「最後のチェックは自分でやります」と書いていましたが、「事務所を空けていても大丈夫」という部分と、矛盾はしません。

中には「どうしても吉田と直接話をしたい」と言われることもありますが、「どういったご用件ですか」とお聞きして、お話しいただけたら、たいていのことは解決します。

「どうしても」の中でも「どうしても」の内容であれば、私から折り返しをして、解決させます。

それと、最後の判断は、私が書類を見るまでスタッフも待ってくれています。

今日も「選択肢は2つ」と事務所で考えてくれていたところ、帰ってから私が3つ目の選択肢を思いつきました。すぐに関係者に情報を回してもらって、「第3の案採用」となっています。

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2023年4月19日 (水)

「経験がなかったら作ってしまえ」

20230419 「実質的支配者リスト」の制度が始まったのは、令和4年1月31日。

法務省からの案内チラシが、ずっとロッカーに貼られていましたが、今まで業務の中でのご依頼はなし。ただ、今回、金融機関に言われて「自分で申請された」とお客様から聞いて、自分の会社で試してみました。

案の定、本人確認書類の原本証明を見落として、スタッフは出直し。しかし、「原本証明は要るけど、証明のための押印は要らない」ということを知りました。

以前にも書いたとおり、自筆証書遺言の保管制度ができた時も、慌てて自分の遺言書を作って、実際に保管してもらっています。

「経験がなければ作ってしまえ」という感覚です。

何でもそうですが、自分で経験していることかどうか。形式的なことはお話しできても、話の厚みが違ってきます。

会社設立のご相談もありました。会社設立のお仕事も「司法書士として手続きをお手伝いする」側面と、「経営者の立場を踏まえてお伝えする」側面は別です。今日は、後者のお話を3割くらいは盛り込めたかな、と思っています。

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2023年4月18日 (火)

書類置き場から聞こえる声

20210516_105657790 私の机の後ろの書類置き場。チェック依頼専用の書類置き場がありますが、書類を置きに来たスタッフが「うわっ」と言って、置いて行きます。

「うわっ」というのがどういう意味なのか、ご想像次第です。

今も昔も、私の中で崩さないことは、「自分がチェックできない仕事は受けない」ということです。これは決め事というより、感覚的なもの。

もしかしたら、100枚の書類の束があったら、1枚のうち一部くらいはスルーすることがあるかもしれない。でも、何かあれば、全部私の責任。そういうつもりで、書類と仕事に向かい合っています。

事務所内に司法書士が居てくれたら、「お役御免」が許されるかもしれない、と考えた時期がありましたが、それは違います。責任と権限があるから最後のチェックができるのであって、それがなければやれることの範囲も違います。

ということで、日々、書類の山、ファイルの山に囲まれて過ごすことになります。

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2023年4月17日 (月)

20年が経過しての未踏の領域

20210328_083754_882 新たに審判が確定。後見人等への就任、22人目となりました。まだ申立中、申立準備中の案件もあります。

一時、「15人の壁」を、なかなか越えられなかった時期が長かったことを思うと、未踏の領域を進んでいます。開業から20年が経過しての未踏の領域。

なので、「これで経験は十分」「これで事務所は安泰」みたいな時は、来ないのでしょう。

とはいえ、後見に特化するつもりはなくて、ご依頼があるのでお受けしているだけ、という感覚です。

相続登記もあれば、相続手続もあります。いろいろな個人間の名義変更も同時並行。商業の登記もあります。商業は商業でも、合併という難しい部類の手続きや、上場会社さんの登記もお受けしています。

ただ、「広く」と「深く」を両立するにも限度があるので、債務整理はお断りしています。これまた、毎日のようにお問い合わせがあります。

ホームページのメニュー表からのリンクは切ったものの、ページの構成上、完全に切り切ることができなくて、まだ検索には残ってしまっています。早く整理をしなければ、です。

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2023年4月16日 (日)

事務所の報酬基準表を改定(2)

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司法書士の報酬を公開することに気を配る理由は、私自身、自分がお客の立場だとしたら、「3万円~」と書かれているお店には行けないから。「3万円~」の「~」って、いったい何なんだ、ということです。

それと「費用の問い合わせだけ」の電話を、極力減らしたい。あわよくばゼロにしたい。

「いくらですか」と聞かれても、こちらも、資料がないと分からないんです。ホームページに書いてあることくらいしか、答えられない。中には、片っ端から掛けておられる、と感じる方もおられます。

分からないことで、お互いに時間をロスするならば、それだったら、電話を下さるのは「ここに頼もう」と決めて下さっている方だけ。そういう環境が理想だと考えています。

いろいろと工夫してきたことで、日頃、費用のことで何か言われることは、ほぼありません。

相見積もりがないからといって、立場の違いを利用して、ぼったくりみたいな請求するのは嫌です。手続きの内容が同じならば、報酬の金額は、私に聞かれても、職員に聞かれても同じ。初めての方でも、ご紹介の方でも同じ。基準を決めておけば、自然とそうなります。

◎リンク 司法書士吉田事務所 相続サイト「手続き費用一覧表」

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2023年4月15日 (土)

事務所の報酬基準表を改定

20210402_083342300 事務所の報酬基準、何か所か変更しました。

幸いにも、世間で言われている物価高の影響、司法書士事務所の運営の中では気になっていませんが、ガソリンは確実に高くなっています。「車で動き回る」スタイルであれば、影響を受けていることでしょう。

手間と金額が釣り合っていないと感じていた部分、「やや値上げ」という形にしています。

・相続放棄の申立書類作成は、基本55,000円。2名以上の場合、1名追加ごとに11,000円と変更したばかりですが、戸籍収集費用と、債権者への通知の費用、別枠のオプションとしました。

・後見等の申立て費用。親族からの申立ての場合と、本人申立ての場合で、2万円の差を作りました。

・公正証書による遺言書作成のお手伝いは、出張による打ち合わせの場合は、2万円高くしました。いずれも、移動の時間、手間を考えてのことです。

・遺産承継の費用は、金額によって細分化しました。「相続人3名まで」「金融機関5件まで」の場合と、それ以上場合とで、基準表を別枠としています。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所メインサイト「手続き費用一覧」

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2023年4月14日 (金)

京阪特急のプレミアムカー

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京都で不動産売買の立ち合い。

前々から狙っていた、京阪特急のプレミアムカー。行きは、ホームにある販売機、カード決済時にエラーが出て断念。帰りは、ガラガラの状態。新車の匂いもして快適~と思っていたら、途中から乗って来られた団体さんが昼ご飯を広げ始めて、まさか。快適な30分はお預けです。

「プレミアム」と言っても500円プラスなので、乗りやすい。ルート検索したら、新幹線も新快速も出てきますが、時間が変わらないので、京阪がいい。

これが名古屋となると、圧倒的に新幹線のほうが早く着けるので、近鉄特急「ひのとり」が快適だとしても、さて、という選択になります。

ところで、今回の不動産売却は、遺産承継手続き中で相続財産の売却で、換価分割の対象として売却してもらいました。司法書士の預り金口座に売買代金を入れてもらい、その他の金融資産の解約金と共に、お預かりしています。

司法書士の預り金への入金は、売買契約をする時点でお願いをして、契約書にも盛り込んでもらっています。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所 遺産承継サイト「相続手続きの流れ(不動産編)」

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2023年4月13日 (木)

「器がないところに水は入らない」

20221205_094703082 私の予定表の管理ミスで、今日は一日事務所。

正直、ああよかった。時間が空いた…ということで、事務所に座ってやらないといけないこと、解決していく予定でしたが、果たして、何件新規のお問い合わせをいただいたことか。

うち、2件は即日事務所にお越しいただき、1件は受任。1件は相談料をいただいて、一旦終了です。

「即日、ご相談をお受けできます!」というのをウリにしようか?と、冗談半分で事務所で言ったところ、「何を言ってるんですか」「今日はたまたま事務所に居ただけで、普段は無理じゃないですか」と。確かにそうです。

ただ、長いこと事務所を運営していると、「予定が空いた日に、お問い合わせが続く」という現象は、たまたまだと思えません。

予定をがっちり固められ、走り回っている時は、何日も、ホームページから新規のお問い合わせがないこともあります。その分、ご紹介であったり、継続的にご依頼いただける方からお声掛けいただいて、うまいことなっているのですが、例え話で言うと「器がないところに水は入らない」。

お仕事を迎え入れるにも、きちんと体勢を整えて、準備しておかないと入って来ない、ということです。

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2023年4月12日 (水)

司法書士探しを「宝くじ」にさせない

Dsc_3925今日は、司法書士書士会の相談担当。

こういう役をすると毎回感じることは、「自分が頼む司法書士をどうやって探すか」は、世間的には、想像以上にハードルか高いことである、ということです。

組織から紹介されて会うのは「宝くじ」みたいなものと言われて、本当にそうだなと思いました。

「司法書士」という資格者を一括りで考えると、みんな同じ。もしくは、たいてい同じ、だいたい同じ。そう思われるかもしれませんが、人によって相当違います。良くも悪くも個性が強い。そういう人種だと思っています。

でも、私は、自分のお客様に「宝くじ」だと思われたくありません。

「宝くじ」って、当たるかもしれないけど、だいたいハズレるものですが、そうではなくて、「ここがいいかな」と選んでもらって、「ここでよかった」でお仕事完結させたい。何となくでも、「ここが当たりかな」と思って、お客様に選んでいただくのが、「宝くじ」にさせない出発点です。

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2023年4月11日 (火)

物理的な距離よりネットのつながり

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最近多いのが、「今、堺東にいるのですが」というお電話。法務局の受付で断念された方が、その足で、事務所までご依頼に来て下さるケースです。

可能な限り、お受けするようにしています。

グーグルで検索すると、位置情報から、近隣の司法書士事務所が上位に出てくる仕組みになっています。法務局の近隣である堺東の司法書士に、同様の依頼がどれだけあるのか不明ですが、私であれば、料金も分からないところに入るのは、勇気がいります。

ネットで検索してもらったら、ウチの事務所が出て来た。じゃあ連絡してみよう。そうなれば「堺東から三国ヶ丘まで1駅かかる」という物理的な距離より、スマホを通じてつながる距離の方が近い、ということになります。

料金をお出しすること、職員の顔も最低限お出しすること、地図をお出しすること。このあたりは最低限の情報です。

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2023年4月10日 (月)

司法書士を決められるのはお客様

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天気が良かったので、自転車に乗って不動産売買の立ち合いに出発。『フェニーチェ堺(旧堺市民会館)』の前を通過。

個人の方でも、不動産購入の登記を依頼される司法書士を探される方は、住宅ローンを組む金融機関行もご自分で探される傾向。件数は多くないですが、そういう傾向があります。

司法書士報酬をご負担されるのはお客様なので、「ぜひ」と思っています。

ただ、相見積もりはお断りしています。

登記費用を計算するにも、資料を拝見して、簡単なポイントをお聞きして、登録免許税を計算するのに、電卓叩かないといけない。そういう時に限って、マンションで共用部分の計算が複雑だったりします(堺市の場合は、建物の共用部分が項目ごとに分かれて表示されているので、それぞれ敷地権持分で掛け算しないといけない)。

投資目的の方、事業者の方は、基本的に警戒しています。

こちらも「どうなってますか」と追いかけたりしないですが、見積もりだけ出させておいて、断りの連絡もされてこない、という残念な例もあります。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所メインサイト 住宅購入に必要な費用

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2023年4月 9日 (日)

事務所の封筒にもLINEの案内

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昨日の続きになりますが、事務所の封筒にも、公式LINEアカウントの案内を入れました。

封筒は封筒なので、「役割が終わったら捨てられるもの」ですが、私自身、例えば、被後見人さんらの施設等、電話をすぐに掛けられるよう、届いた封筒を切り抜いて、机の下敷きに挟んでいたりします。

誰から送られてきた郵便物なのか、自然と視界に入るものなので、貴重なスペースでもあります。

もっとも、お客様には白の封筒。役所関係は茶封筒と、使い分けをしていて、役所関係用には無駄なことをやりません。

また、印刷屋さんには出さず、その都度、自分たちで印刷しているのは、いつ何時、変更事項が生じるか分からない、と思っているため。

勤めていた事務所では大量印刷されて、その後に変更が生じたのに古いのが余ってしまった。捨てるわけにはいかないし、さあどうしよう、というのを見て来たから、というのもあります。

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2023年4月 8日 (土)

名刺の表面からLINEへの誘導

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名刺をリニューアル。裏面にあったLINEの案内を表面に。表面にあった地図と業務案内を裏に持っていきました。

これは、事務所の運営の中で、何が大事かと考えた時に、「LINEを使って下さるお客様を増やしたい」という気持ちを込めています。特に、個人のお客様にはです。

最初から、メールでコンタクト取って下さった方は、そのままで大丈夫です。

ホームページからの、なんちゃって「相談予約フォーム」の利用もありがたいです。メールアドレスと共に、ご相談内容も確認できます。

ただ、通信手段が「携帯電話しかない」方には、どうしても連絡頻度が鈍くなってしまう。LINEだと「書類届きました」「費用のご入金ありがとうございます」など、ちょっとしたお伝え事を飛ばせますが、

電話しかないとなると、「わざわざ電話するのでもないか…」と考えたり、自分自身が出掛ける時間が長くなると、せっかくの意思疎通の機会を逃してしまう、という傾向があるためです。

とはいえ、いつも書いているように。「LINEだけがいい」「メールだけがいい」という意味ではなく、状況に応じて連絡を取れるよう、連絡手段の選択肢を増やしたい、という話です。

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2023年4月 7日 (金)

雨の日は事務所に籠る

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今日は、珍しく一日雨。こういう日は、事務所に籠って、事務仕事をするに限ります。

堺市駅前の「ベルマージュ堺」は、高層階が雲の中です。

さて、今、たまたま並行して、同じ金融機関の相続手続きを進めていますが、「法定相続情報証明あり」の案件と、「法定相続情報証明なし」の案件、進むスピードが明らかに違うことが分かりました。「なし」の場合、戸籍謄本を読む部署に一旦回されるのだそう。

「戸籍謄本を読む」のは、司法書士業界では常識的な能力ですが、世間では何ら求められていない特殊なもの。ウチの事務所も、複数の人間でやっているのでミスを起こしていないですが、時には「誰が相続人なのか」で議論したりします。

「養子縁組前の子か、後の子か」というのは、司法書士試験でもよくあった論点ですが、「半血の兄弟姉妹」という例も多いです。

法定相続情報証明は、取る場合・取らない場合、ケースバイケースですが、自分たちだけでなく関係者の手間が省けて、まわりまわってメリットをもたらしてくれるもの、という位置づけ。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所相続サイト「法定相続情報証明制度」

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2023年4月 6日 (木)

1円単位の請求書は日常的

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小銭は受難の時代。ATMに「じゃら」っと小銭を入れるのもお断り、の仕様になっていくようです。

異物が入ると、すぐに故障してしまう。ATMの維持にもコストがかかるので、店頭に置くATMの台数も減らしていく方向、と聞いています。

とはいえ、私は「1円を笑うものは1円に泣く」を信じる人間だから、というわけではないですが、費用の請求も、きっちり1円単位。

復興特別所得税が変な税率なのと、登記情報の閲覧が「1筆332円」なので、どうしても1円単位になることが多いですが、端数調整はしていません。

たいていが振り込みでいただくのと、その多くが「ネットバンクを使われているだろう」と勝手に考えているので、文句を言われることはないですが、先日は、登記費用を「口座から小銭で出金すると手数料がかかる」と金融機関で言われたので、合計額で出してもらって、関係者がおつりを出し合って清算した、ということはありました。

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2023年4月 5日 (水)

大阪市の固定資産税納税通知書が届く

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自治体によってタイミングが違う中、大阪市からは、早くも固定資産税の納税通知書が届いています。

被後見人さんら4名分、まとめて茶封筒に入れられて届きましたが、その方によって分厚さが違うのは、納付書が入っているかどうか。金融機関にもよるみたいですが、サイト上で口座振替の手続きが完結できる、とのことで、早速やってみました。

便利になったものです。

被後見人さんらの財産管理は、できる限り口座上で完結させます。口座振替ができるものは口座振替で、振り込みできるものは振り込みで。基本は、自分の口座でも同じことで、お金の動きの透明性を保つには、現金をできるだけ持たないのが一番。

被後見人さんらのお金で「どうしても現金で」となるのは、事務費精算のための小口現金と、在宅の方の生活費。それと、施設への預け金くらい。施設の小口も、先に預けておく方式の施設さんと、立て替えてくれて、後払いで請求がくる方式の施設さんがあります。

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2023年4月 4日 (火)

「迷った時は、感覚で選べ」

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被後見人さんが、無事に退院されました。

身近で聞いている限り、今のコロナも一般的には軽症。病院から施設に戻って来れないのは、元々から重たい疾患を持たれていた方、という傾向があるようです。

もちろん、今でも簡単に入院させてもらえるわけではありません。

天気が良いので、気持ちよく自転車をこいでいました。堺東から三国ヶ丘に帰る坂道が厳しいので、「電動自転車希望!」という声が出ていましたが、費用対効果は。。。何となく気が乗らないので止めました。迷った時は、気分です。

ところで、よく「迷った時は、厳しい道を選べ」みたいなことを言う人がいますが、そういうのは、成功した人による後付けの話。その時その時でベストと思う選択をしていて、後から振り返ってみるとそうだった、というだけ。

「迷った時は、感覚で選べ」と言ってもウケないですが、私自身を振り返ってみると、大事な選択ほど衝動的。だから、普段からいろんな感覚を磨いておきましょう、というのがオチです。

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2023年4月 3日 (月)

年度始まりの司法書士

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大阪法務局の本局に、株式会社設立の登記申請書類を持参。新しい庁舎に、初めて入りました。

なにが何階にあるのか、エレベーターの場所も分からない。商業登記のオンライン添付書類は、「司法書士は黄色いファイルに入れて、専用のポストに入れる」ルールは旧庁舎と同じなのに、ファイルに入れずに投下してしまいました。

堺支局の商業登記は、ここ最近、何もお願いしなくても「添付書類を持参した日の夜に完了」が続いていましたが、さすがに今日は無理だったようです。

不動産の評価証明書は、年度替わりで差し替えになるため、堺市の分は、混雑覚悟で市役所で取りました。土地建物ともに固定資産税評価は変更なし。但し、合筆&分筆された土地については、㎡単価が異なっていました。

先週から一転して、私が事務所に座って居られます。ホームページ経由でのお問い合わせも続きました。

1件はLINEからの問い合わせとご予約。メールとお電話でお問い合わせいただいた2件は、内容的にお受けできないため、お断りさせてもらっています。

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2023年4月 2日 (日)

大量の仕事と大量の読書の並行

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債務整理が多かった時期も、やることは多かったものの、「若さ」という武器がありました。

金曜日の夕方に、スイッチを切るためのマッサージを受けて、土曜日は事務所の片付け。日曜日は事務所に行かず、家で過ごす。そのかわり、大量の本を読んでいました。仕事とは直接関係がない本です。

本を読むというのは、自分の知らないことを知れる、知らないということを知れる一番のツール。大量の仕事と読書を並行できたのは、今となっては貴重な財産です。

開業後も、AFP試験を受けて、CFP試験の受けて、そこまでは元気がありましたが、仕事と余暇との時間のバランスは崩れ、CFP試験は、6科目中5科目合格したところでストップ。

最近は、債務整理が多かった時とはまた違う、やることの多さ、書類の多さがあります。止めてもいけない、抱えすぎてもいけない、その狭間で日々過ごしています。

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2023年4月 1日 (土)

自宅と事務所を近づけた結果

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「今週こそは休めそう」という思いは、昨日の午後に崩れていました。

そして、今日は朝9時過ぎから、被後見人さん転倒の電話。

とりあえず「午前中だけ」と事務所に入ったが最後、やること終わらず。書類に埋もれて帰れなくなる、という展開でした。

死後事務の委任契約をお受けしている方も、関係者から「危ない」と連絡をもらっていて、いつでも葬儀社さんに連絡を取れるよう、ファイルを持ち歩いています。

思えば、自宅を事務所の近くに持ってきたのは、ある医師に「夜中でも来い」と言われたのがきっかけ。「亡くなるまでは家族。亡くなった後は後見人や」という無茶苦茶な理屈で追い詰められましたが、今になれば、自宅で近くてよかった。

ただ、「通勤時間が節約できる分、休めた」のは最初の頃だけ。最近は「時間があればあるだけ、事務所でやることがある」状態が続きます。

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