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2023年2月

2023年2月28日 (火)

月末に「金融機関や法務局を走り回る司法書士」を目指さない【司法書士事務所運営】

20210129_20230228204201月末最終日ですが、後見関係の訪問3件。

もう1か所、施設を回る余裕がありましたが、税理士さんが書類届けて下さるのに間に合うようにと、事務所に戻りました。

私自身の申告の話ではなく、賃貸事業をされている被後見人さんの申告と、相続と不動産売却がらみの申告の件。

司法書士の月末といえば、司法書士は「金融機関や法務局を走りまわる」ものだというのが、まだ一般的とされている?のかもしれませんが、自分で予定を決めさせてもらって動けるのは、意外と快適です。

司法書士業界「3月9月は繁忙期」「2月8月は閑散期」と言われたりもしますが、確か、去年も2月は仕事が多くてしんどかった。ウチの場合は、年間を通して、たまたま案件が積み重なれば忙しくなるし、たまたま落ち着けば、一時的に楽になる、という繰り返し。

「繁忙期も閑散期も作らない」というのは、司法書士事務所の経営上、結構大事なことです。

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2023年2月27日 (月)

善意に頼るシステムには反対

Photo_20230227213201 被保佐人さん宅、解約に伴う明け渡しの立ち合い。

自宅荷物の移動・整理は、当然に保佐人の役割と思っていますが、入所が決まられた施設さんが「施設でやります~」ということで、部屋の中はきれいに空っぽ。「そんな施設さん、ないですよ~」。

もっと言うと、保佐人就任前に、賃貸住宅を借りてくれたのも施設関係者さん。連帯保証人欄には、施設長の個人保証。

善意で支えられるシステムというのは反対です。疲弊して、身体を壊して…というマイナスの連鎖は、絶対にダメ。でも、誰かがやらないと、どうにもないこともあります。

そうやって、黙って高齢者を支えて下さる方々が存在することも、知っています。

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2023年2月26日 (日)

「オールインクルーシブ」という料金設定

20230225GWの旅行、予約に行ってきました。

コロナ中は車の旅ばかりだったので、失礼ながら「もう旅行代理店は要らないんじゃないか」という目で見ていましたが、電車をセットで押さえてもらうとなると、やっぱり楽です。

「オールインクルーシブ」
新しい言葉を覚えました。

オールインクルーシブとは、飲食代金も宿泊代金に含まれるシステムで、お客にとっては「追加料金を気にしなくていい」メリット。精神的に快適に過ごせそうです。

司法書士業務に例えると、遺産承継業務。
これやったら追加でいくら、追加でいくら、と計算するのではなく「総額いくら」でお受けするシステム。「財産額だけ」で、高額な料金設定にする業界の流れは好まないですが、「追加料金が要らない」という部分で、お客様にとっては安心な部分もあるだろう、と思っています。

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2023年2月25日 (土)

来客用は195mlの「おーいお茶」

Photo_20230225193501来客用に用意している、ペットボトルの「おーいお茶」。

大きいのだと、手をつけづらい?という傾向も分かったので、195mlのミニサイズを愛用しています。

直近の配達は2/6。最近は来客が多いので、また次の購入を。その前の記録で、配達日は12/5、10/24、9/5、7/2、6/11、5/19となっています。30本単位。

「夏場は消費量が多い」ようにも見えますが、一度お出ししたものについて、「手を付けられないまま、置いて帰られたから他の方に出す」ことはしないので、気候との関連性はなさそう。

手を付けられなくても、持ち帰っていただくようお勧めしています。

環境のことを考えると、紙パックタイプなのかもしれません。ただ、自分が紙パックタイプを出された側になった際、「飲みきれないまま、カバンにも入れられずに持ち歩く」ことになったので、これは不便だな、と感じました。

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2023年2月24日 (金)

「土・日・祝」は定休日です【事務所運営】

20230212-2

今日は「祝日と土日に挟まれた日」ということなのか、比較的静かでした。

「土日は休みですよね?」と聞かれて、「休みです!」と言うには、多少の勇気も要ります。

「ホントは仕事してます!」という、ささやかなプライドを捨てないといけないのと、「休みです!」と言ったら、お仕事が逃げることを覚悟しないといけない。ところが、休みは休みとお伝えして、「流れる」ということは意外とないです。

お客様に合わせるのも、時と場合によりますが、「定休日」を崩してまでやらなくても大丈夫。今はそんな感覚です。

業種問わず、「休みなしです」と打ち出している方を拝見すると、「今だけでしょう」という目で見ています。

たいていそうです。若くてパワーがある時はよくても、無理すると続かない。それと、そのうち、そこまでしてやる余裕も必要もなくなる、というのもあります。

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2023年2月23日 (木)

レターパックライト唯一の欠点

Photo_20230223200301

便利なレターパックは、大量購入しています。でも、すぐになくなります。

レターパックライトは、表向き「速達ではない」とされながらも、実質は速達。追跡調査ができる、切手を貼らなくていい、書類の折れ曲がりを気にしなくていい、とメリットばかり。手渡しではありませんが、事務所に届く分は、平日なら手渡しで届けてくれます。

デメリットはひとつ。個人宅のポストに入らない場合、「不在であれば、持ち戻りされてしまう」です。

新しいマンションであれば、まず気にする必要はないですが、一戸建ての場合に、時々「急ぎだからレターパックライトを使ったのに、やってしまった(持ち帰られてしまった)」が起こります。

追跡番号を入力すれば、発送した側からも再配達の申請ができますが、今回初めて知ったのは「代人への転送」の指定。ご親切な近所の方が受け取って下さった、ということがありました。

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2023年2月22日 (水)

「無茶振り」の結果は山積みの荷物

20230222被保佐人さん宅の大掃除。

「これも」「あれも」と業者さんに無茶振りし、予定外の分も含めて、軽トラックいっぱいの荷物を持ち帰ってもらいました。

こないだも書いたかもしれません。

後見業務の中でありがたい存在は、相見積もりで安くしてくれる業者さんではなく、無理を聞いて下さる協力者さんです。「本人の利益のため」と、普段は司法書士側が値切っておいて、いざという時に司法書士に無理を言われても、その無理は聞いてはもらえません。

「また頼むから、今回だけ安くして」と言われることもありますが、そういう場合の「また」は、たいていありません。それと、また「安く」頼まれるのかと思うと、冷めた目で考えておくのが無難です。

ところで、写真はJR環状線の大阪駅のホーム。まだ開通前ですが、反対側(西梅田側)への通路らしきものができそうです。

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2023年2月21日 (火)

「親切」ではなくて「お仕事」です

20230221外気温が寒いのに、太陽の日が強くなったので、車の中は意外なほど暖かい。季節の変わり目です。走行距離は15,000キロの区切り。

遺言書作成の打ち合わせ。依頼者の方が「こんなに親切にしてもらって」と言って下さったので、「いえ、これがお仕事ですから」と即答しました。

結果的にそう伝わるのであれば嬉しいのかもしれないですが、「親切に」ということは、あまり考えていないです。逆に考えると、「お仕事じゃないとやらない。できない」という意味でもあります。

そういう意味では、自分の亡祖母に、精一杯のことができなかった後悔があります。自分のことで、精一杯だった。6年前となると、今よりも、まだ全然経験が足らなかったので、「分からなかった」というのもあります。

被後見人さんらの施設に入る手続きをする機会が増え、亡くなられて見送る機会も増え、そんな中、被後見人さんらが祖母に見えて仕方がないこともありますが、「ちゃんとやってるか?」と、見られているのでしょう。そう思っています。

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2023年2月20日 (月)

「三井のリパーク(三国ヶ丘駅前第3)」駐車券の発行

20230220近隣で工事をされていることもあり、パーキングが満車のこともあるようです。こればっかりは何ともできないので、申し訳ないです。

現状、駐車券の発行は「三井のリパーク 三国ヶ丘駅前第3」のみ、としています。

なんで車で来る人にだけ、駐車券なのか。これは、路駐対策でもあります。「路駐するのは、あそこの関係者」と周囲から言われると、我が身が困るため。

なので「電車に来られた方に、電車賃支給します」とは、趣旨が違います。

それと、半年間でもたった1万円のコストなので(最低購入額が100枚のため)、月極め駐車場を借りるコストと比べると、全然違います。

リパークの制度改悪で、特定のリパーク指定でないと駐車券が買えなくなりました。自分自身が外に出た時に使う、ということができなくなりましたが、半年でちょうど1万円を使い切るペースで消費しています。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所「近隣駐車場マップ」

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2023年2月19日 (日)

締め切りに追われて堺東の堺郵便局(本局)で投函【成年後見】

20230219明日が期限の就任報告。谷四の大阪家裁なので「明日持って行けばいい」という逃げ道を絶って、なんとか仕上げで堺東の本局に。その他、書留郵便の発送もあり。

本局前のポストを見て「休日 13:00」という表示を見て固まります。。。2階の窓口も受付終了。1階の窓口で引き取ってもらえて、助かりました。

今週は、しんどかった。木曜は、いろんなことが押し寄せて、もう限界。そして、金曜には、電車内で、名刺入れを落とします。親切な方が、直後に駅の改札に届けてくれて救われました。各停だったのも幸いでした。新快速だったら、発見場所は敦賀か長浜か、という可能性もありました。

出てきてくれたらどこでもよかったのですが、保管場所を突き止められたのは、落とし物センターではなく、スマートICOCAのチャージ機能停止の連絡先。

記名式のスマートICOCAには、最近変えたばかり。紛失再発行も可能なのと、チャージをカード決済でできる、というのがメリットですが、名前で端末叩いて在り処を調べてもらえた、想定外の出来事でした。

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2023年2月18日 (土)

「職員雇用ありき」の事務所運営(2)

310126_20230218211301 先週末の続き。「職員雇用ありき」の事務所運営について。

私の場合、司法書士試験に合格し、5年弱の勤務期間がありましたが、職員を雇用することに対する教育であるとか、訓練を受けたことはありません。

会社設立のほか、会社経営者とお付き合いしていく司法書士が、経営については素人であるなんて、それはないわ~ですが、現実です。

未熟者ゆえ、事務所の中でも、迷惑をかけてきました。

迷惑をかけているのは、今も同じかもしれませんが、何らかの出来事がある度に、成長させてもらってきた気がします。

1名、「予定通り」で独立していく司法書士を送り出してからは、どんどん卒業していく人を作っていきたいと考えていましたが、それが可能なのは、同程度の力量を持つ人が、もうひとり事務所にいないと無理です。

新規の採用が難しくなった今は、とても保守的。長く勤めてもらえる事務所を目指しています。

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2023年2月17日 (金)

司法書士と福祉関係者との関係性や相性【成年後見】

20230217

新規の後見申立てのご依頼で、ご本人に面会。紹介者の方も立ち会って下さって、きちんと引継ぎして下さるのはありがたい。

さすがに、後見の本人申立てで、「あとはよろしく」は困ります。実際のところ、それに近いケースもありましたが、最初からそんなんだと、後々どうなるかは想像できます。

司法書士たるもの。「誰とでもうまいことやる」というのもプロの要素かもしれませんが、福祉関係者との相性、というのは、間違いなく存在します。ご本人さんには関係のない話ですが。

今、事務所の階段下では、アマゾンから届いた箱が積み上がっています。

被保佐人さん宅の寝具を一掃する計画。寝具の入れ替えと共に、畳も作り替えてもらいます。畳の交換が必要な理由があるため。

こういうのも、私一人ではGOをかけられないので、ケアマネさんの協力ありきです。

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2023年2月16日 (木)

紙のボックスファイルが点在

20230216ファイルが積まれていくのも恐いですが、最近はボックス。

書類の量が膨張し、ファイルには収まらないとなると、その案件ごとに作った紙のボックスに収納、となります。

紙のボックスも、中身が増えると弾けようとするので、その時は、サイズの大きいプラスチックのボックスに入れ替えです。

幸いにも紛失事故が起こらないのは、「ひとまず透明のクリアファイルに挟む」を習慣付けているため。紙単独で存在させると、どうしても、どこかに紛れてしまうので、透明のクリアファイルはケチらず、どんどん購入します。

絵や柄が入っているクリアファイルは、申し訳ないですが、撤退してもらいます。中身が見えない&余分な情報を視界に入れないため。

お客様にお渡しする時は「新品」が基本。昔は、販促グッズとして、事務所案内を入れたファイルを見たものですが、最近は「透明」が圧倒的に多いです。

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2023年2月15日 (水)

相談料は30分3,000円です

20230215

今日のご相談2件は、2件とも「ペイペイ」で相談料をお支払いいただきました。

『相談料は30分3,000円です。但し、そのまま業務のご依頼をいただく場合は、いただきません』

日時のお約束する際に、事務方からご案内するようにしています。

逆に「相談料が必要ならいいです(他所に行きます)」と、お約束の段階で言われる割合は、2割くらいでしょうか。構いません。

私も3,000円が欲しくてお時間取っているのではなく、司法書士事務所の「お客様の層」というのは、自分たちで作っていくものである、ということ。また、司法書士事務所側が「有料が当然です」というご対応をすると、きちんと払って下さるもの、ということが分かったからです。

「タダなんて、おかしい」「無料だと言うなら、もう頼まない」。そう言って下さる方もいます。10年20年経ったら、お客様の層は全然違ってくるもの、と思ってやっています。「相談無料」を続ける司法書士事務所があっても、気にしない気にしない、です。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所「コラム69 相談料の有料化について」

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2023年2月14日 (火)

夕食後に事務所に戻ることになった

20230214一度帰宅して夕食を食べたのに、また事務所に戻ることになりました。やっぱり、夜の人通りは減っているような気がします。

私自身は、先日のコロナ疑惑があるので、第三者と外食には行きません。

コロナと診断されたわけではないのに、「コロナから生還してくれてよかった」とお客様に言われたり。家でも「死んだらどうするつもり?」と真顔で言われました。事務所の中で「コロナだったと思う?」と聞くと、「思う」と言われます。でも、診断は受けていません。

この時期、被後見人さんらの確定申告があります。

去年もしんどかった記憶があります。確定申告は、税理士さんにお願いする件、事務所でやる件、早い目に仕分けたはずなのに、今になって「これは難しいんじゃないか」と思うようになった件があったり。

司法書士には無理だからと、税理士さんにお願いしたのに、所有権保存登記の同程度の報酬で請求が来ました。「きちんと請求して下さいよ」「いえ、適正報酬なので、お気遣いなく」。そう言われても、できないから頼んたのに、ホントにいいのかなと思っています。

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2023年2月13日 (月)

「○○に強い司法書士事務所」は怪しい?【事務所運営】

020503_20230213214601 25年のうち、1回しかやったことがない抹消登記。今、申請中の抹消登記と、同一相手方のご依頼が入りました。こういうのは偶然のようでいて、何か意味があるような気がします。

どんな案件でも同じですが、積み重ねと積み重ね。積み重ねと応用。

たくさんやっている司法書士事務所のほうがノウハウを持っている、というのは、日々接しているうちに、足し算や掛け算をしやすい環境を作れるからです。

ところで、「○○に強い司法書士」という表現を使われる方もおられます。例えば「相続に強い司法書士」という使い方ですが、「強い」「弱い」というのは、何となく違和感があるので、自分では使いません。

「相続に強い司法書士事務所一覧」みたいな「おまとめサイト」があったりするので、依頼者が検索で使われる言葉なのかもしれませんが、この「おまとめサイト」は、有料で載せてもらっているんだな、というのは、業界内にいると見えてしまいます。

「自称」だと何とでも言えるのですが、本来の評価は第三者がしてくれるもの。司法書士自ら「強い」とか「経験豊富」と名乗ることほど、怪しいものはないです。

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2023年2月12日 (日)

相続された不動産売却のため京都出張【遺産承継】

20230212

京都に出張。最寄りの駐車場はと調べると、金閣寺。そんなことで、金閣寺の境内にも入ってきました。

電車だと、バスに乗らないと着けそうにない場所。初めての金閣寺なのか、記憶がありません。

目的は、遺産承継業務の中での不動産売却。荷物の整理をするため、業者さん同士のご紹介のため、でした。

何度か書いています。

紹介は紹介でも、携帯番号だけ伝えられて「電話して下さい」という紹介のされ方、私はとても苦手です。一日電話しなかったら、「電話がないと言われている!」と、また紹介者から電話が入ったりします。

だったら、お願いします。お客様から電話してもらって下さい。

私の場合、ご紹介というのは、連帯責任だと思っています。何かご意見があったら、私に言って下さい。全体の流れを考えて、どうやって進めましょうか。そのあたりの方針の決定も、紹介者の責任。なので、日曜日に京都まで、でした。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所 遺産承継サイト「相続手続きの流れ(不動産売却編)」

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2023年2月11日 (土)

「職員雇用ありき」の事務所運営

Photo_20230211210301 昨日の続きになりますが、「職員雇用ありき」の事務所運営について。

私の場合、開業時から今の奥様が手伝いに来ていたものの、「最初の2か月だけ」の予定。以後、ひとりでやっていくつもりでした。人にお給料を払えるほどの仕事のアテもなければ、自信もない。開業する時になっても、職員雇用の予定はなかったです。

ところが、2か月経過する前から忙しくなっていき、逆に、ひとりでやっていく自信がなくなりました。

1年で書類があふれて、2年目に事務所を移転。次の転換点は3年目。もう2人では限界だと、思い切ってハローワークに求人を出して、3人体制になりました。その人がまた、仕事を増やしてくれました。

お客様に恵まれてきた、お仕事に恵まれてきた、というのが一番ですが、無意識に「自分が望んだ器」というのが、今の規模なんだと思います。

私は、対外的なことをして、事務所を留守にしている間も、中のことをやってくれるスタッフがいます。事務方が3人いる、ということは、私がチェックする書類もそれだけの量になるので、土日も休めません。それが、開業20年を経過したウチの姿です。

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2023年2月10日 (金)

逃げ道がないので相性次第

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外から帰ってきたら、玄関に女性陣の傘が3本。申し合わせたように、似たような色合いと柄。

きちんと巻いて立ててあるのは誰かな?と予想したものの、外れました。。。

不思議です。縁あって出会えて、一緒に仕事ができるというのは、奇跡のような話、でしかないと思っています。

特に、小さな事務所の場合、逃げ道がないので相性が全て。仕事ができる人ばかりが集まったからといって、いい事務所にできるとは限りません。それがチームで働く、ということです。

司法書士を目指した時は、「自分の事務所を持ちたい」という気持ちはあったけど、「人を雇用したい」という感覚はなかった。そもそも、人に雇用されたことがないので(アルバイトは除く)、雇用するというのがどういうことか、想像もできなかった、というのもあります。

私の場合、「必要に迫られて」でしかなかったのですが、「雇用させてもらう」という道に進めたことで、何倍も面白い司法書士人生を歩ませてもらっています。

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2023年2月 9日 (木)

堺市で住むことになった理由

Photo_20230209195701

JR阪和線の我孫子町駅前で、不動産売買の立ち合い。我孫子町で降りたのは、何年振りか。ほぼ記憶にありません。

目的地が駅前で助かりましたが、事務所を出る時間が一瞬遅れて、三国ヶ丘駅で快速2本見送り。杉本町駅で、快速1本通過待ち…。快速電車のありがたさが分かります。

大阪の中でも北部に住まれている方には、「大和川より南には住めない」と揶揄されたりする堺ですが、実際に住んでみると、とても快適です。

天王寺から快速に乗ると、次の停車駅は堺市→三国ヶ丘。「乗車時間10分」という距離感と、天王寺から堺市駅まで移動してしまう快速は、圧倒的に優遇されています。

とはいえ、元々、堺に縁があったわけではなく、大阪市から堺市に来たのは、小さい時の父親の勤務先が堺市だったから、という偶然の理由。最寄りの駅は、「浅香」→「堺市」→「三国ヶ丘」と、1駅ずつ南にずれていき、現在に至ります。

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2023年2月 8日 (水)

住所変更の証明書「保存期間経過により廃棄しました」【不動産登記】

20230208今日は、東淀川→JR総持寺→JR高槻→(徒歩)→阪急高槻市→上新庄。一度事務所に戻って、もう一度天王寺へと移動。

歩数計は、18,057でした。

天王寺にある、大阪市のサービスカウンター。
難波のサービスカウンターは、士業の利用は不可になっているのと、大阪市内の区役所で戸籍を請求すると、待ち時間が普通ではないので、現時点では頼みの綱。

平成21年に改製される前の戸籍附票。古いものでしたが、発行されて助かりました。ホームページにも、「大阪市では保存しております」と書かれています。

現実の問題として、令和元年に改正される以前の保存期間は、自治体によりさまざまです。

一部貸金業者では「古い取引履歴は破棄した」と主張され、過払い金の返還を逃れようという対応をされました。「普通、古いデーターだけを消しはしないでしょう」と思っていたものです。役所が住所のデーターを「廃棄した」というのも、「それはないでしょう」です。

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2023年2月 7日 (火)

確定申告は一番に出してもらおう

Sakaihigashi-2_20230207201401毎年「一番に出してもらおう!」というつもりで準備している確定申告。それでも1月下旬になってしまうので、「つもり」だけなのですが、税理士さんからは、計算ができたということで、連絡が来ています。

私も士業なので、期限ぎりぎりに書類が届くより、早く届くほうが嬉しい。言われてから届けられるより、言われなくても(但し、必要なことを共有できている、という前提)届けてもらえるほうが嬉しい。

そんな感覚は分かっているので、心掛け次第で優良な顧客になれるのであれば、なれるようにします。

費用を値切る。それは一番やったらいけないことです。「それだけの価値がない」と、専門家に言う行為なので、言われた側は覚えています。覚える気がなくても。

かといって、士業のほうが偉いわけではないので、聞きたいことは遠慮なく聞けるかどうかも、大事なところ。毎年の恒例行事は、自分が依頼者になれる、貴重な機会です。

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2023年2月 6日 (月)

被保佐人さんの住所異動(マイナンバーカードあり)

20230206

被保佐人さんの住所変更の手続き。被保佐人さんがマイナンバーカードをお持ちだったので、カードに新住所を印字してもらうべく、異動届と共に提出。

1時間後にマイナンバーカードの係から呼ばれると、「住所変更の申請書を書いて下さい」「保佐人の身分証明書を出して下さい」。

「いやいや、さっき書きましたよ」「さっき出しましたよ」と、もうちょっとで言うところでした。マイナンバーカードがあるから、余分に紙の申請書を書かないといけない?役所が真面目にアナログなことやっているから、待ち人数が普通ではありません。

最後に、マイナンバーカードのコピーを取られました。

役所の窓口がそんな状態なので、「マイナンバーカードの活用」って、国がやろうとしていること、現場にお役所に負担のしわ寄せが行くだけで、実際は難しいんじゃないか、と予想しています。便利になって欲しいですが。

【後日追記】堺市では、マイナンバーカード上に表示されている住所を書き換えるのではなく、データーを入れ替えるので、マイナンバーカードのパスワードが分からないと、マイナンバーカードの住所変更手続きはできない、という話でした。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所コラム67「保佐人の代理権目録の定め方には想像力が必要」

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2023年2月 5日 (日)

来週も外出が多い一週間

021029_20230205205301今週は予定みっちりでしたが、来週も半分程度の時間は外出。その分、土日に事務仕事をしていました。

そんなことで、事務連絡は、メールやLINEでいただけると助かります。

LINEの過去記事を検索して、どうだったかなと、記録を取り出すことも、結構やっています。メールのやり取りも、別途、記録する必要がありません。当たり前のことですが。

私がそんな感覚でやっているのを知ってくれている親しい方ほど、携帯を鳴らして来られません。「今、話せますか?」とLINEが入って、適当なタイミングで電話するとか、そういうこともよくやってます。

事務所に伝言してもらえると、用件を聞き取ったスタッフから、すぐに事務所内のLINEが飛んできます。特に電話に出られない場所にいる時は、携帯を鳴らされるよりも、早く用件が届きます。

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2023年2月 4日 (土)

自分の目が届くぎりぎりの所

Panfu_20230204203701 周りの士業の先生を拝見していると、自分の目が届くぎりぎりの所で仕事されている方が、実務能力が高くて、繁盛されているように見えます。

実務能力が高いことと、繁盛することと関係があるのか。私はあえて「ある」と考えたいです。

トップが全部をしきれなくなるところで、ひとつの山がくるのですが、お客様との接客を任せきりになると、事務所としては効率化ができても、お客様に不満が出てしまう。そういう傾向があることも、見聞きしています。

「自分の目が届く範囲で」と考えている限り、組織を大きくすることはできないのですが、でも、それでいいんじゃないか。士業である自分を頼って来て下さっているんだから、自分の目が届く範囲でやりたい。

「法人のほうが信用できる」という感覚の方には、大きいところに行ってもらおう。そう割り切ってしまうと、規模や売り上げを追う必要がなくなります。

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2023年2月 3日 (金)

特定の人の能力に頼り過ぎるとパンクする【司法書士事務所運営】

20220929後見人としては、施設の責任者の方と、なれ合いになってはいけないですが、ある程度になると、「大変ですね」という感覚を共有できるようになります。

責任者の方ではなく、担当者の方と、いうのもあります。社内的に無理を強いられ、なんとか役割をこなそうとされているけど、それはどう見ても大変じゃないですか?と。

今日も「身体を壊された」というお話を聞いて、また「できる方」が職場を追われるとは…と思っていました。

「AIにとって代わられるかも」という議論は常にありますが、できる方の能力に頼って、その人の力でなんとかなっている。そういう組織は少なくない、はず。

私自身「人の代わりはたくさんいる」と思っていた時代がありましたが、できる人の代わりはいません。特定の人の力に頼っているのは、ウチの事務所も同じなので、AIに代わってもらえるところは代わって欲しい。そういう部分では、今のところは楽観的です。

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2023年2月 2日 (木)

司法書士に「至急」「急ぎ」は禁句【司法書士事務所運営】

20220411_20230202205601 金融機関から「至急電話をください」という手紙が来て、そんなこと言われると反発したくなるので、2日くらい置いておいたのですが、電話番号の登録を間違えられていた、というのがオチでした。用件は急ぎではありません。

ちなみに、司法書士に「至急」「急ぎで」という言葉は、使わないでください。

おそらくは、ご自身が想定されている以上に、司法書士は過敏に反応します。

目の前のお客様には、他のお客様のことは関係がないのですが、同時並行で、優先順位つけながらやっています。急いでできることもあれば、できないこともあります。

「至急料金をいただきます」ということで、実際にいただいたことはありますが、「そういうつもりではないです」ということで、「急ぎ」を取り消してもらうこともあります。

最初から「至急」と言われると、危険を察知するセンサーが働くのは、違うところでプレッシャーをかけられると、ミスが起こりやすくなるのと、「この後も無理を言われるのかも」と想像するため、です。

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2023年2月 1日 (水)

それでも便利な場所に人は集まる

20220611_200930429 昨日の朝刊に、東京の人口が再び増え始めた、という話が出ていました。グラフをパッと見て読み取れる転入超過は、東京・神奈川・埼玉・千葉と、大阪・福岡のみ。

「人口、東京集中が再加速」「地方の就業難映す」「東京一極是正遠く」「コロナ禍一転再集中」というタイトル。予想通りです。

地方に移住で快適!テレワークで十分!
コロナ禍でそんな報道を見る度に、私は「今だけでしょ」という目で見ていました。

堺市内だけを見ても同じです。
堺東-三国ヶ丘-中百舌鳥-新金岡。

隙あらばマンション建築。これでもかとマンションが建っていきますが、便利な場所に人が集まろうとする傾向は、コロナ中でも強くなっていったように感じています。

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