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2023年1月

2023年1月31日 (火)

営業時間中は事務所を無人にしない

20230131今日は外の予定3件。来客が3件。

来客のうち2件は「今日来られる」とはお聞きしてたものの、時間のお約束はなし。しかし、メインの応接にお通しすることができています。

「営業時間中は、事務所を無人にしない」ことは、私のこだわり。

そんなこと、当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、予定が立て込むと、あっちとこっち、向こうにも人が必要で、入れ替わり立ち替わり出掛けないといけない、ということは少なくないです。

かといって、初めてのご相談の方なのに、アポなしで、突然来られても対応ができません。

『完全予約制』という体裁は崩さないようにしつつ、書類のお預かりや、お渡しするだけの場合は、「吉田がいないと分からない」事務所にはしないように、と考えてやっています。

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2023年1月30日 (月)

特定のルートより複数のルート

20230130 今日も何件か、新しいご依頼が入りました。

お仕事の波というのは、ホントに分からないのですが、入る時は続きます。止まる時はパッタリです。

ただ、基本的なことですが、事務所を運営していくのに必要なのは、大量注文して下さる特定のルートではなく、複数のルート。「紹介」「紹介」の数珠繋ぎというのがあるので、お仕事か入るルートは数え切れません。数えようもありません。

なので、比較的「パッタリ」というのは少ないです。

ホームページからの依頼が止まると、ご紹介が続く。そうかと思えば、過去のお客様が再度お仕事を頼んで下さる。たまには金融機関から、というのもあります。そうやって、ウチの事務所は今まで何とかなってきました。

開業の時からそうだったので、不動産業者や金融機関に挨拶回りをしないといけないとか、営業に行かないといけないとか、そういうことを考えたことは、一度もなかったです。

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2023年1月29日 (日)

予定みっちりに戻ります

20211014_2 来週からは、予定みっちりに戻ります。体調の加減で、しばらくセーブしていました。遅れた分も、少しずつ取り戻していきます。

遺産承継は1件完結。相続税の対象になる案件が増えているのもありますが、「光熱費の支払いをカード決済にされていること」も長引く要素です。昨年の遺産承継(新受)は16件でした。完結と同時に、また1件お受けしています。

会社の合併は、2件が並走しています。
資本金の額の減少も含め、「1か月以上」の債権者保護手続きのある手続きは、時間がかかります。

個人の方からの、ホームページ経由の新規のご相談は、毎日、もしくは2日に1回ペースで入ってきます。ほとんどが不動産の登記です。

保佐が1つ確定して、進行中の後見事件は21件となりました。月に1回お会いしに行くとなると、「ほぼ毎日」のペースです。

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2023年1月28日 (土)

自宅と事務所の理想の距離感

20230127事務所の近所に、また分譲地。坪120。「三国ヶ丘駅徒歩8分」となっています。

ここまで駅から離れると、自分がやりたい事務所にはできない。駅近の今の場所だから来てもらえる、と思っています。自分たちが不便になるのもダメです。

事務所の近くに引っ越しして、4年が経過しました。

文字通り「家と事務所の往復」は、快適です。土日は、できるだけ昼に帰るようにしているので2往復。

自宅兼事務所にすると、もっと仕事ができるけど、土日お構いなしに人に来られるリスクあり。電話が鳴ってるな、と分かるのも無理。今も家で仕事をしないのに、職場をくっつけてしまうのが理想だとも思えません。

今のイメージとしては、通路を隔てて向かいが事務所。向かいが家。そんなマンションが向かいに建ったのに、気持ちが動かなかったので、理想があるのは「距離感」だけではない、のでしょう。

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2023年1月27日 (金)

「会社の設立」に魔法のパワーなし

20211208_20230127211601 司法書士業務の中でも『会社の設立』には消極的。普段、私からおススメすることはないです。

「会社を設立する」ことで、魔法のようなパワーが得られるわけではないのと、「会社を続けるのは難しい」というのを、見聞きしているから、でもあります。

「法人だから永続性がある」と言われることもありますが、統計上、会社の寿命というのは、びっくりするくらい短命です。

赤字でも均等割り7万円が必要。自分で申告するのは難しいので、税理士さんの報酬が必要。期中に役員報酬を自由に触れない。社会保険には強制加入。自宅の住所は公開。。。

昔の会社設立は、税務上のメリットを考えて「個人事業から、思い切って法人成りされる」というケースも多かったですが、最近は会社を作るのが簡単になりました。

もちろん「会社を作ります!」と決められてご依頼に来られれば、お断りすることはないですが、「事業を始めるなら、会社を作ったほうがいいんですかね」という感じであれば、「まずは個人でスタートされてからでいいのではないですか」というスタンスです。

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2023年1月26日 (木)

「ひとりでやる」という選択肢がない

20230126ほとんど電話が鳴らなかった昨日から一転、普段の一日に戻りました。

「予定のキャンセルは勇気を持って」は、災害時だけの話ではないです。今回、私が体調を崩して、思ったことでもあります。

「こんなご時世(コロナ)だから」というのはあるのでしょうけど、皆さん、快く予定を変えて下さいました。しかし、「体調崩しました」というのは、基本的に自分の不注意。恥ずかしいことだと思っているので、普段はなかなか言えません。

中には、司法書士の都合で、変えられない用事もあります。

スタッフに代わりにしてもらえる予定、してもらえない予定の区別も必要ですが、「明日何があるかは分からない」中で、もろもろのリスクを考えると、「ひとりで事務所をする」という選択肢はない、ということは改めて思いました。

それだけ今回はスタッフや家族に助けられました。一人だと非常時を考えると恐い。普段でも恐いです。

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2023年1月25日 (水)

予定のキャンセルは勇気を持って

20230125 朝起きても、雪の姿はなし。子供の時「朝になったら雪があるかも」と期待して寝た日も、起きたらがっくり、ということはよくありました。ほぼ雪が降らない、恵まれた地域です。

事務所のスタッフには、「急ぎの用事はないので、無理しなくていい」と前日に伝えていましたが、普通に出てきました。堺市でも南のほうには雪があったそうですが、三国ヶ丘はただ寒いだけでした。

阪和線。表向き「運転見合わせ」となっているのに、微妙に動いていたようで、ツイッター上では「阪和線 闇営業」と書かれていました。

「何としてでも移動しないといけない」人がいる反面、「動いてしまったら移動しないといけない」人もいるでしょうから、微妙なところです。事務所からの訪問予定は、先方からキャンセルしてもらえたので、ある意味助かりました。

「電車が無理なら車で」と考えるのは、街中に住む人の危険な思考です。

北大阪の震災の時もそうでした。高速道路は大渋滞でしたが、約束だから、仕事だから、こちらからキャンセルは言いづらい。同行者に言い出してもらえて助かったのですが、後になって、訪問予定だったマンションで、家具の下敷きになって死者が出ていた、と知ることになります。

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2023年1月24日 (火)

成年後見人からの不動産売却

20230124

被後見人さん所有の不動産売却。裁判所の許可をもらっての、居住用不動産の売却です。

司法書士自身が売主側になる場合、買主側の司法書士さんから「売主費用は?」と言われたら、お支払いしないといけないのか。今回は、快く「不要」の判断をして下さって助かりました。

完全に「面識なし」であればどうなんでしょう。「売主費用」というのが、書類作成費用ではなく、本人確認を含む費用と考えると微妙です。

「成年後見人吉田が、司法書士吉田に委任」という方法は、法務局的には通るのは分かっていますが、適当ではないと思うので、選択肢には入れません。

「成年後見人吉田が、同じ事務所の司法書士に委任した」という例もありますが、報酬は払えなくてごめんなさい、です。じゃあ、外部にいる友達の司法書士だったらどうか。そういう例は買主側司法書士として拝見したことがありますが、疑問には思いました。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所 後見サイト「居住用不動産の売却」

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2023年1月23日 (月)

案件と予定の管理は事務所で行います

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先週金曜日、今日と、相当な件数のお仕事が入っています。その都度、受付管理に入力。

私は頭に入れているつもりですが、直接、話をお聞きしていないスタッフが網羅するのは、なかなか困難です。

営業の電話は、最近減った気がしますが、営業の電話なのか、お客様なのかの区別も難しい。それとも、どなたかの関係者なのか。その仕分けだけで、結構大変です。

「こないだお世話になった」と言われても、それが1か月前の依頼者の方、ということもあれば、2~3年前の依頼者の方、ということもあります。

そんなこともあって、LINEやメールを活用していただくよう、誘導しています。

私の携帯電話はできるだけ使わず、事務所の電話を使ったやり取りを心掛け。私個人のメールアドレスも、仕事には使わない。共有のメールアドレスでお受けするようにしています。

私とのお約束も、事務所に連絡してもらえれば取れるようにしています。スタッフが勝手に予定を入れていいところ、ダメなところと、予定表上、ひと目で分かるようにしています。

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2023年1月22日 (日)

債務整理は取扱い業務から削除

310427_20230122204001長らくの主要業務だった債務整理は、取扱い業務のメニューから削除しています。

経営的にはしばらく葛藤がありましたが、私自身、外に出掛けている時間が長くなって、慢性的にチェック待ちのファイルが増えています。これ以上増やすのは無理、というのが結論。今年は、もう2件お断りしています。

全体的な依頼件数が少なくなった、というのもあります。

債務整理に限りませんが、繰り返し繰り返し、ある程度の量をこなしていないと、ちょっとした取扱いの変更なんかに気付けなくなるので、やるならば専門でやる。そうでないなら、専門でやってる方に頼んでもらう方がいい。そういう考えもあります。

過払い金請求の訴訟なんかでも、どこの業者がどう、というノウハウも、並行してお受けてしているから分かること。難しくて、もうお受けできないです。

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2023年1月21日 (土)

登記情報を元にする不動産会社のDM

Yubin 大手不動産業者が「登記情報を元にするDMを廃止」と、新聞に出ていました。

登記情報を基にするDMは、違法なことではなくても、気持ち悪いとしか言えないです。何か取り締まる方法がないのかな、と思っていました。

DMは私自身にも来ますし、相続登記をした被後見人さん宅なんかにも、よく届いています。相続登記をさせてもらったお客様からは、「司法書士が情報を流しているのではないか」と疑われることもあります。差し押さえの登記がされたお客様からは、直後にDMが届いたとのことで、それは司法書士が疑われても仕方ありません。

一般の方からすると、法務局から個人情報が漏れるのは、想像できないことだと思いますが、相続登記なら相続登記をした物件の情報だけを取り出す手段もあるのが現状です。

固定資産評価証明書は委任状がないと取れないのに、登記簿の情報。例えば、住宅ローンを、どこからどの程度借りたかは、誰でも知ることができる、というのが現在の不動産登記の仕組み。

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2023年1月20日 (金)

一番シンプルな営業活動

Photo_20230120215601 開業2年目から、うちの事務所で勤めてくれたスタッフとは、今でも違う形で仕事上の付き合いがあります。

当時から言ってました。「私は、仕事ができる人についていくんです」と。縁の下の力持ちで、事務所の仕事を増やしてしまう。組織を大きくしてしまう。場所が変わっても、同じようにやってるのは素晴らしいです。

仕事を呼んでくるのは、トップの力だけに限りません。

例えば、ウチの事務所であれば、最初の電話対応をするのは女性のスタッフなので、それでの対応を誤れば、お客様は逃げてしまいます。私は、普段、よく我慢して対応してくれているな、と思って見ています。

士業の事務所たるもの。「営業担当」がいなくても、1つ1つのお仕事をきちんとやり続けることが、一番の営業活動。そういうことは私自身が体感していることでもあり、教えられていることでもあります。

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2023年1月19日 (木)

読めない会社名がちらほら

20230119

会社さんの公告を載せたので、官報をペラペラとめくっていました。

パッと見てどう読むのか分からない会社。当て字であったり、司法書士事務所でいうところの「司法書士」の部分を、「シホウショシ」とカタカナにしてみたり。時代は変わったものだな、と感じます。

私には子供がいないので分からないですが、読めない漢字は使わないです。会社名でも同じ。当て字であったり、アルファベットであったり、「読めない」だけでハンデになると思っている、古い人間です。

かっこいい?おしゃれ?

いえ、分からないです。

年末の歌番組では、アルファベットでも「読めない」グループがいて、なんだこれと思うことが年々増えていきます。そんなこと言ってると、時代に遅れていくのでしょう。

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2023年1月18日 (水)

「Aでいいか」という判断の求め方

011215_20230118210601耳鼻科に行った後、「うつしたら悪いから、帰るわ」と言うと、「帰らなくていいですよ」と言ってくれたので、夜まで事務所に居ました。

フルで仕事したのは、6日(金)以来。その日は、ほぼ外に出ていたので、一日事務所で過ごしたのは5日(木)以来。その日は表向き休みだったので、今年電話に出たのは、まだ10本くらいです。

よく聞かれたというフレーズ。「あれ」ではありません。

それでも10日経過しているので、ただの風邪も侮れないです。それらしいタイミングで会った方は、みんな体調に問題ないと言われます。奥様も含めて。なので、感染源が分からないです。

事務所を取り仕切ってくれたスタッフは、私に何らかの判断を仰ぐ際、「AとB、どちらにしますか」ではなく、「Aでいいですか」という問い掛け方をしてくれた、とのこと。そうしないと、事務所が回りません。

それと、私は、事務所の中に限れば、BやCの選択肢も気付くことができるので、言わなくてもいいだろうという考えです。

お客様に対しては違います。「AとB、どちらにしますか」と問わないと、Bという選択肢が見えられない可能性があります。

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2023年1月17日 (火)

お客様は意外と遠いところから

Mikuni_20230117214401 堺市は堺市でも、結構離れた場所からも、ご相談に来てくださっています。三国ヶ丘、電車に乗ってしまえば早いとはいえ、「わざわざ」と、こちらがびっくりすることがあるくらい。

「近くに司法書士事務所がないんです」と言われることもありますが、司法書士事務所はあります。あるものの、視界に入られていないだけ。

私の感覚であれば、各駅前のロータリー、改札を出てすぐくらいの場所に、1つずつ司法書士事務所があっても、おかしくないと思っています。「駅前に事務所がある」というのが、それくらい、私自身はメリットが大きいと思っているため。

「ホームページに、細かく書かれてあったので」と言われることもあります。「細かく書かれる」のが嫌だと思われたら避けられるでしようから、誉め言葉だと受け取っています。

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2023年1月16日 (月)

「権利証の紛失+事前通知」

Sakai_20230116212301 事前通知の回答書をお預かりにご訪問。

事前通知とは、権利証がない場合に、権利証を付けずに登記の申請をし、そのかわりに、法務局から「登記申請の内容が真実かどうか」のお尋ねを送られる制度です。

「権利証の紛失」をめぐっては、いろいろなハプニングがありました。

私自身が痛い思いをしたこともありますし、売主さんや仲介業者さんが痛い思いをされたこともありますが、買主さんが痛い思いをされたことはないはず。それは「事前通知」か「本人確認情報の作成」という、代替手段が用意されているためです。

それはそれとして、お客様宅に法務局から「権利書がないけど、申請の内容に間違いがないか」と書類を確認書を送られるのはいいけれど、「間違いないです」と書類の返信をしてもらうのに、返信用の封筒がついていません。

また、お客様から法務局に直接送ってもらうにも、押印ミスがあるとドボンなので、基本的には事務所で一旦お預かりするようにしています。

制度の不親切なのか、わざと落とし穴が作られているのか、司法書士としても分からない部分。

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2023年1月15日 (日)

「勝負論(青木功著)」

20230115 「勝負論(青木功著)」から引用です。

『肉体的には20代の前半でピークを迎え、あとは下降していくのだけど、一方で数多くの試合や人生経験を積むことによって色んな部分が練られていき、やがて下降する体力と上昇する技と心が交差するあたりで最盛期を迎える。その最盛期をできるだけ長く保つことがスポーツの選手では求められる。』(以上引用終わり)

今から振り返ると、になりますが、私の体力的なピークは、33~34くらい。それまでは平気だったのに、しんどいなとか、引っ越ししたからかな、結婚したらからかな、という時期はありました。

最近は、無理しないように、意識的にセーブしながらお仕事してます。

古い事件記録を破棄していった時は、自分でやったことも「こんな量、どうやってやってたんだろ?」でしたが、かといって、今の自分が、34歳の司法書士であった自分に劣るとは思わない。でも、もしかしたら、34歳の自分は、自分のほうが上だと思うかもしれません(若い時の勢いと、知らない強さというのは、そういうもの)。

体力的なピークの時期は、ゴルフ選手と少なくとも10年はずれるという考えになりますが、「最盛期をいかに続けられるか」が大事なのは、司法書士も同じ。体力が弱る分、経験で補いながら、です。

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2023年1月14日 (土)

「たいへんです。すぐ来てください!」

20230114「施設長たいへんです、すぐ来てください!」(柴谷匡哉著)。

著者は、高齢者施設の運営者。社会福祉士やケアマネージャーの肩書に加えて、税理士、行政書士ともなっています。

介護現場であった出来事の紹介と共に、専門家としての解説もされているので、司法書士後見人の知識の補充にもなります。認知症にも種類があって、症状も違うと言われているため。

半分くらいの話は「あるある」です。私も普段見聞きしている話が混じっています。でも、半分は、体験以上の話でした。

後見人が「すぐ来てください」と言われるのは、救急搬送時か亡くなられた時くらいでしょうか。それでも「すぐと言われても…」と反応してしまうのですが、緊急の連絡が入るのは、ハプニングの中で、何件かのうち1件なんだろうと思っています。

私の関係者がスーパーで万引きしてしまったことがあります。その時は「もう来ないで」ではなく、スーパーの「職員が声掛けします」と言って下さって救われましたが、今後、セルフレジが広まると、高齢者のお会計が難しくなっていきます。

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2023年1月13日 (金)

専門家が専門家に依頼する意味

Dsc_5492_20230113165701 税理士さんと、確定申告の打ち合わせ。

自分とこの決算の話のついでに、昨年に不動産を売却されたり、贈与されたりで、申告する必要があり、かつ、ご紹介を希望されている方の件について、書類を引き継ぎます。

それと、被後見人さんらの分もあります。

司法書士後見人が申告しても支障がない内容のものと、お任せしたほうがいい内容のもの。税理士報酬がかかる話なので、被後見人さんらの申告に関しては、内容によって見極めています。

私自身の分は、税理士さんにお任せ一択、です。

自分で登記しようとする人を、「セルフ」と呼んで揶揄することがある司法書士。なぜ揶揄するかというと、報酬を節約したいがため、法的なリスクを見落としてしまう可能性があるのに、素人の人が、そのリスクに気付かずにやろうとするから、ですが、司法書士自身が専門家に依頼してみると、そういう部分がよく分かります。「力量の違い」「見解の違い」という部分も含めて。

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2023年1月12日 (木)

原本書式を「令和5年」に変更

20230112事務所にある原本書式の日付を、全て「令和5年」に変更。

「令和3年」のままの分もあったので、去年はこの工程を省いていた、気がします。

私の事務所で使っている「事件管理システム タスカル」は、ワードやエクセルで作られた原本書式を元に、文書を作ってくれるので、元の文書が「令和3年」となっていれば、そのまま文書が作られてきます。

書類の中身ができてから「年月日」を変えるより、「月日」だけの変更がどれだけ楽か分からないですが、毎年、年明けからとにかく慌ただしい。目先の手間を省いて、後々に負担を残すのは不効率な話です。

スキャンした文書には、「050112」という日付を振って保存していきます。「0501」が、無意識に「0510」になってしまうのですが、「令和5年」=「2023年」に慣れるのに、少し時間がかかります。

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2023年1月11日 (水)

家では仕事をしない環境

20230111 昨日、今日と自宅です。

できるだけ告知しないように、と思っていましたが、明日も無理っぽいので、今週の予定は全部変えてもらうか、事務所のスタッフに変わってもらっています。

幸い、自宅から、事務所のパソコンを直接操作できるようになっています。コロナ騒動のおかげ、といえばそうです。

でも、ノートパソコンだと画面が小さいのと、事務所のマルチディスプレイに慣れているので、仕事の効率は確実に落ちます。

LINEは繋がっているので、事務所との意思疎通はできます。やり取りは、日常会話と変わらないレベルです。わざわざカメラで顔を見る必要はないし、声も聞かなくていいかな、と思っています。普段も「会議」「ミーティング」みたいなことはやりません。

書類は、昼休みと仕事終わりに持って来てもらいました。これも例外で、仕事の書類は事務所から持ち出しをしない、のが基本です。

昔、税務署が来た時に「家には何もないですよ」と言って、本当に何もなかった。パソコン以外、道具も書類も家には何もないです。

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2023年1月10日 (火)

郵便事情悪化は裁判所にも影響

20230110審判書の送達から2週間になる日を見計らって、裁判所に審判確定日を確認する電話。

ところが、「まだ郵便局から送達報告書が戻って来ていない」ということで、2週間の経過が確認できず。

正月をまたいだとはいえ、郵便事情の悪化は、こういうところでも支障が出てきています。

小泉さんが「郵政民営化、賛成か反対か」と選挙で言った時には、「賛成」のスタンスだった自民党が圧勝した記憶がありますが、今からすると、そもそも「同じ料金で、全国一律にサービスをする」というシステムには無理があったんだろう、ということが分かります。

その時も、想像したら分かったことなのでしょうけど、「親方日の丸」に対する反発というのは、今でもあるので仕方がないです。

「両替手数料」も、ゆうちょは一般の金融機関に追随。そのうち郵便局が「昼休みの導入」とか、想定外のことも普通に始まるのでしょう、と書いてから調べてみると、すでに導入が決まっているようです。

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2023年1月 9日 (月)

カード決済端末の年間利用金額

20210402_20230109201001事務所で使っているカード決済端末「スクエア」。年間レポートが届いていて、去年1年分の決済金額が21万円となっていました。

カード決済を使われるのは、抵当権抹消のお客様の利用が多いです。抵当権設定登記に必要な司法書士への委任状をバタバタと用意して、請求書を用意しているうちに、「払っておきます」という流れです。

普通に考えると、年間21万円のために導入するメリットないんじゃないか、というところですが、維持費はかからないし、カード決済の仕組みというのを裏側から見ることができて、よかったです。

そして何よりも、他所のほとんどの司法書士がまだ始めていない時期に始めた、ということ。公証人役場でカード決済ができるようになったのは、私の事務所が導入した後です。

司法書士事務所を探す時に、「カード決済ができるから」という基準で選ばれることはまずない、と思いますが、最初から使えることを分かって来られる方、使えて当然という雰囲気の方はおられます。

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2023年1月 8日 (日)

「100件ひと区切り」

20230107 少しだけ昨日の続き。大阪桐蔭の吹奏楽部、昨日の公演が今年度90回目だと言われてました。

年間90回以上も公演をやって、いつ練習してるねんと思うのですが、場数を踏んでいるから今日が一番いいって、指揮者の先生が言われてました。

練習をいくらしても足りない。本番が一番の経験になるというのは、司法書士も同じです。

司法書士会の研修をいくら受けても足りない。お仕事を受けないと、身に付かない。成長しない。なので、「たくさん案件を取り扱っている事務所が、その分野のノウハウを持っている」と思っています。

以前にも書いたことがありますが、私が開業した頃、「破産は100件やった」という先生がおられて、凄いな~と思ってからは、自分の経験を考える中で「100件ひと区切り」と考えていました。

破産、再生、任意整理は、それぞれ100件を超えました。

相続登記も100超えているでしょうけど、まだまだ。

後見は、まだやっと38件なので、まだまだです。

後見は後見でも、自分が受けないと分からないことが多いので、「申立書類の作成のみ」は別カウントとします。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所「分野別取扱い件数」

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2023年1月 7日 (土)

大阪桐蔭高校吹奏楽部の公演会

050107 旧堺市民会館から建て替えになった、フェニーチェ堺。

今まで、中に入る機会がなかった中で、大阪桐蔭高校の吹奏楽部がやってきました。「10日前から告知をはじめて、約1,000人が集まった」とのこと。

私自身は、元々吹奏楽に興味があるわけではなくて、ただ高校野球で聞く独創的な応援歌が好きで聞いていただけですが、正月休みに『どんなとげとげの道も、僕らは乗り越えていくんだし、困難裂いて、過去は忘れ、晴れた明日へと、行こうぜ♪』と歌われているのをユーチューブで聞いて、

高校生がそんな意味深な台詞(元々の歌詞のまま、歌っているだけ)を言えるとは、と、心に刺さっていました。

ミュージカルが混じっていたのは予想外だったし、常に動きながら、いわゆる「集団行動」の動きをしながら演奏されるのも、凄かった。

ひとつのことを、突き詰めて練習すれば、高校生だってプロ並みの公演ができる。「若いって素晴らしい」ということと、プロだったら、もっとできるんじゃないかと、反省する気持ちも沸きました。

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2023年1月 6日 (金)

「安さ」が全てとは限らない

90 朝のニュースで、スーパーにいる主婦たちに、マイクを向けていました。

物価が上がっているので、「少しでも安いものを探しています」という言う人を、繰り返し登場させていましたが、そういう人もおられると思うけど、安さが全てのように伝えるのは間違いじゃないかと、感じました。

自分自身でいろんなサービスを受けてきて、思うことです。高いのには、それなりの理由がある。安いのにも、それなりの理由がある。でも、時にはそうじゃないこともあるので、消費者側も見抜く目を持たないといけない。

今日は、被保佐人さん宅の家の補修で、工務店さんと一緒に訪問しました。

こういう場合「相見積もりを取って、少しでも安くすべし」と考える専門職後見人もいるでしょうけど、その場に立ってみると、値段だけではない。ご本人の状態を理解してもらって、うまいこと接してもらわないといけない。安かろう悪かろうも困ります。

裁判所がどう思っているかは知りませんが、幸いにも、今まで「相見積もりを取りなさい」と言われたことはなく、ほとんどが「しかるべく」です。

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2023年1月 5日 (木)

「NO.1」の請求書を発行

20230105 表向きは「まだお正月休み」としつつ、スタッフも出勤。「ゆっくり」のつもりで、始動し始めました。

去年の1月5日は落ち着かなくて、被後見人さんら宅に向かいました。新大阪駅を通ると、大きなカバンを持った人がまだたくさん居て、「まだ休みでよかったんだ」と感じたものです。

今回の年末年始の休みは、携帯電話が一度も鳴りませんでした。

休みに限っては「世間が休みの時に休む」が無難。「自由業だからいつ休んでもいい」と言って、日曜日に予定を入れたりするのはNGです。だからといって、平日に休めるわけないので。

「交代で休む」というのも、私はNGです。事務所に居ないから仕事を気にしなくていい、ということはないので。

「NO.1」の請求書も発行しました。前年がどうであれ、機械(システム)もリセット。「1から始めていいですか」と聞かれて「YES」。1からのスタートです。

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2023年1月 4日 (水)

佐賀県に上陸

20230103 2日目は、佐賀県の嬉野温泉泊。

新幹線の「嬉野温泉駅」ができて便利になったものの、元々は、武雄温泉駅からバスで30分走らなければならなかった。

有名な温泉どころのイメージと違って、新しくできた駅前も閑散。「高級旅館?」と思った駅前の豪華な建物は、医療センターでした。何も調べずに来たので、新幹線を下りてから、宿まで「徒歩30分」ということを知り、バスに乗りました。

悪く言えば、街中に人がいない。とても静かで、籠るのによかったです。

高級そうな宿が複数ありました。今回は、第3希望くらいの「萬象閣敷島」に泊まりましたが、旅館自体とてもよかったです。

佐賀県の宿泊をクリアして、47都道府県制覇の旅は残り「9」。残りは北日本のみ、となりました。

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2023年1月 3日 (火)

長崎県に上陸

20230102_1長崎に来ました。離島の壱岐を除けば、長崎には初上陸。

何年か前に台風で行けなくなった、佐賀→長崎のコース。それ以来保留になっていましたが、西九州新幹線ができて、長崎に行くのにはとても便利になりました。

正確には、JTBの窓口に予約に行った時に新幹線が開通することを知って、その場で決めた、です。予約した時点では、西九州新幹線は開通していませんでした。

博多から武雄温泉までは在来線の特急で(その車両は武雄温泉までしか行かないけど、行き先は「長崎」と表示)。

新幹線は、武雄温泉で乗り換えて長崎までの30分だけ。せっかくできた新幹線が中途半端なのは、政治的な思惑があるようです。

さて、長崎駅前は、両サイドを急な斜面に囲まれた独特の地形。それだけで非日常な景色です。何も調べずにやってきましたが、視界に入ったので、稲佐山にロープウェイで上って、中華街に行って夕食。

五島列島とか軍艦島とか、長崎にはもっと行きたい場所があります。雲仙にもずっと行きたくて、泊まりたい宿も決まっていますが、またのお楽しみです。

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2023年1月 2日 (月)

「今年の目標」がなくても大丈夫

20230101_2 新年を迎えて「今年の目標」は、特になし。

目の前にある山を、ひとつずつ越えていくこと。お客様の問題を、ひとつずつ解決していくお手伝いをしていくだけ。今までそれで何とかなってきたので、大丈夫です。

あとは、怪我なく病気なく。これが一番です。

私の場合、一度も「経営計画」みたいなものを立てたことがありません。開業の時も同じ。先のことを深く考えずに、ずっと行き当たりばったりのように過ごしてきて、今に至ります。

それでも、自分が持っているキャパの上限、ぎりぎりあたりをずっとキープしながら、20年続けて来られたのは奇跡でしかないのですが、お仕事をいただくにも器がなければ入って来ない。準備ができていないところに入ってこない。

そういう「目に見えない力」というのは信じているので、周りの人に助けてもらえるよう、運にも助けてもらえるよう、過ごしていきたいと思っています。

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2023年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます

20230101

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年は、去年の「事務所開業20周年」に続いて、「50歳」の大台に乗る年です。

他人には、「人生100年時代。まだまだ半分」みたいなこと言っていますが、自分のことになると、さて。

今の事務所に来た8年前は、「60歳で引退できるように」と思っていました。その後は、事務所を賃貸に出して、賃貸収入でのんびり過ごしていけたらいいんじゃないか、と。

ところが、後見業務が増えて、一番近い層で20歳差くらい。被後見人さんらが100歳までお元気だと、私は80歳??そう考えると、60じゃ到底辞められないし、自分のためだけじゃなく、周りにご迷惑をおかけしないためにも、長く健康でいないといけない、と思うようになりました。

後見業務の特殊なところとして、家庭裁判所で選ばれて、報酬も家庭裁判所に決められる部分があります。そういう意味では、50にして、社会から与えられるお仕事に巡り合えた。与えられた場所で、司法書士として精一杯生きさせてもらおう。そんなことも考えております。

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