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2022年10月

2022年10月31日 (月)

被後見人さんらの施設探し

Kouken_20221031211801被後見人さんの施設探し。面識のないところに、自力で探しに出るのは、久しぶりです。

少し前まで、「高齢者施設の紹介センター」みたいな組織には、いいイメージがなかったですが、直近でお世話になった方には親身になってもらい、いい施設に案内してもらえました。

施設代が高いからといって、いい介護サービスを受けられるとは限らない、ですが、経済的な余裕があれば選択肢が広がる、のも現実です。

安い施設さんで、月あたりの総額で14~15万円程度。
高い施設さんで、月25万円程度。

生活保護の方には、違う料金設定を用意されている施設、そうでない施設があります。

後見人として、高額な入所一時金を支払って施設に入ってもらった、という例はないです。設備は豪華かもしれないですが、入所一時金が高額な施設だからといって、やっぱりいいサービスを受けられるとは限らない、と見ています。

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2022年10月30日 (日)

『レジリエントに生きたい』

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「レジリエントに生きたい(古橋清二著)」

私が開業した平成14年当時。著者はクレサラ分野で第一人者だったので、当然名前は知っていますし、専門書も事務所にあります。だから、本が届くまで、タイトルが『レジェンドに生きたい』だと思い込んでいて、「確かにレジェンドだよな」と思っていたものです。

現役の司法書士が身近なことを綴った本、というだけでも興味を持てますが、余命宣告を受けられた後に出版された本。

身近な人にがんを告げていくシーン。
自分のことに置き換えて考えてみると、泣けてきました。

20年前、事務所と自宅を同じ建物に新築されて、仕事とプライベートの境界線が曖昧になった。その頃からがんは進行を早めたのではないかと書かれていて、そういう部分では、私も気を付けないといけない。「最後は自宅兼事務所かな」と想像している私の生き方にも、影響してきそうです。

「僕のことを誤解している司法書士が多い」「本当の得意分野は企業法務」と書かれながらも、途中からは、消費者金融の問題が原稿のほとんどになっています。

道なき道を進んできた先人たちの大変さを知らず、司法書士という資格を振りかざしてはいけない。自分が中堅の世代になって、そういうことも分かるようになります。

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2022年10月29日 (土)

忘年会がなくても大丈夫

020620_20221029210301「コロナが始まって、会食がなくなってよかった」という話を聞きました。

「忘年会だけの付き合い」という話もよく聞きますが、そんな付き合いであれば、別になくてもいいんじゃない?という感覚で生きています。

ただでさえ仕事が立て込んで、体調も崩しやすい時期なのに、大勢で集まって遅い時間まで飲み食いするって、不摂生な話。コロナ以前に、事務所の忘年会もなくなっています。

それは私が意図したものではなくて、「ごめん、年末は忙しいから、新年会で」。でも、年が明けたら明けたで、また余裕がない。忘年会がなくなる狭間の時期は、そんな感じでした。

「司法書士は、いろんな場所に顔を出して、仕事を増やしていくもの」
そういう説もあるようですが、私の感覚では、そんなことしなくても仕事は増えます。

仕事を増やすために時間を使うのなら、その時間を仕事に費やすほうが強い。そう思っています。

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2022年10月28日 (金)

手間と労力を惜しまないこと・・・か

Hankyu 今日は、西中島南方→上新庄→崇禅寺→南方→崇禅寺へと移動。もう1件、淡路の用事もありましたが、回りきれなくて、またにさせてもらいました。

夜の司法書士会の研修では、福祉関係者が「手間と労力を惜しまないこと」と言われていました。ケアマネさんの立場からすると、司法書士後見人が「効率良く済まそう」というのが見える、というのです。

言われてみたら、そうなのかもしれません。

一時、真剣に計算しようとしたことがありました。1か月の労働可能時間はいくら。Aさんに何時間、Bさんに何時間と、引き算で割り振りしていったら、他のことに使える時間は限られてしまう。

結果、金曜日の夜になると、事務仕事が積み上がっている、という、先週と全く同じ状態です。

限りある時間を大切に、ということと、体調を崩さず、仕事をし続けられるように。両方のことを、より強く思うようになっています。

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2022年10月27日 (木)

「通帳不発行が基本」を実感する時

Sakaihigashi-bank 会社設立の書類、ご捺印をいただくためにご訪問。

「払い込みがあったことの証明書」として添付する通帳のコピーは、最近、事前に拝見させてもらうようにしています。

「残高があるだけではダメなんです」と、何度も申し上げていたつもりでも、伝わっていなかった、ということはしばしば。事務所に来てもらってから、入れ直しに走ってもらうことや、その場になって「通帳はない」と言われて、ネットバンクの画面を印刷してもらうのにも四苦八苦。そういうこともあります。

スクリーンショットでは銀行名、口座番号と名前も出ているのに、印刷すると消えてしまう、という現象や、アプリでスクリーンショットが撮れない仕様になっている銀行があったり。

個人用であれば維持するための手数料はかからないので、インターネットバンキングは必須の時代。私自身5行で使っています。通帳の有料化も進んでいるので、これからは「元々通帳は発行されていない」ことも想定し、ご説明したほうがよさそうです。

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2022年10月26日 (水)

スーツを着るのは限られた場面

20221026

司法書士会の相談担当だったので、久しぶりにスーツで出勤。ブースには「大阪司法書士会」という表札がかかっていたので、ちゃんとしておいてよかった、と。

ただ、これは、年配のお客様に言われたことです。

金融機関から紹介してもらった司法書士は、何かが違うと思った。何でも相談しようと思える雰囲気ではなかった。「社交辞令を含む」としても、吉田はそうじゃなかったので頼んだ、と言ってもらった時は、嬉しかったものです。

売買のご本人確認なんかでも同じ。
スーツを着た男の人が来るだけで恐い。そういう声を聞いてからは、気を付けるようにしています。

特にこの時期、一日の中でズボンは同じでも、羽織って出掛ける上着は、相手先によって変えています。少なくとも、事務所の中では、袖なしのジャンパーが動きやすくて、温度調節がしやすくて、ちょうどいいです。

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2022年10月25日 (火)

時にはNGワードとなる「財産の管理」

Kouken_20221025203701 先週の火曜日、家裁に投函した後見申立書類。ちょうど1週間で、後見開始の審判書が届きました。

こういう早いタイミングで審判が下りるのは久しぶり、です。

大阪家裁の本庁で作られているはずの「書面審理制度」も、要件を満たす場合でも、調査官の面接が入ることがありました。

「本人の意に反する審判はしない方針」とのことでしたが、拒否のある方。合理的な判断ができなくなった状態の方に、制度の趣旨をご説明してご了解をいただくのは、とても難しいことです。

参与員がいくら話をしてもダメだったのに、調査官が交代で入って来られて、「財産の管理」という言葉を使わずに後見制度の説明をされ、「お願いします」という言葉を引き出してくれたことがありました。その時は、「さすが調査官」と思ったものです。

誰が言うのか、によっても違うのでしょう。それはそれとして、「財産の管理」がNGワード、ということもあるので、「財産の管理」という言葉を使わず、後見制度の説明ができるかどうか、というのは、私自身にも課している課題です。

◎リンク 司法書士吉田事務所後見サイト「大阪家裁の書面審理制度」

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2022年10月24日 (月)

「登記は完了しましたか」の意味

20221024 法務局から18時55分に登記完了メールが来て、「ありがとう」と思っていたら、19時44分にも届きました。

どういう加減か、最寄りの法務局である堺支部では、不動産登記は完了まで3週間。商業登記は即日か1日、という状態が続いていました。

さすがに3週間は長いので、お客様にも断りを入れておかないと、「まだなのか」と不審に思われかねない、状態です。

(不動産登記は、通常は、1週間で出来上がっていました)

そもそも、今が通常じゃないのならどう違うのか、というのは分かりません。

ところで、司法書士が言う「登記の完了」とは、法務局の審査が終わって、権利証を受け取れる状態。登記簿謄本の取得ができる状態を言います。

時々、登記申請当日に「登記は完了しましたか」と聞かれることがあって、「法務局のシステム上、そんなわけにはいかないんです」とご説明することになるのですが、聞かれている側はただ「法務局に出してくれましたか」という意味で聞かれているだけ、ということもあるようです。

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2022年10月23日 (日)

ベネッセから「ただいま。」の広告

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日経新聞に載っていたベネッセの広告。タイトルは「ただいま。」。

台風で流された直島のカボチャのオブジェが復活した、という話から始まっていますが、オブジェが戻った意味での「ただいま」と、旅人が再び戻りたくなる、島に戻った時に言う「ただいま」。両方の意味があるように受け取りました。

ベネッセハウスは、離島には珍しい、洗練された空間。
私自身、短期間に3回も行っています。不思議なことにまた行きたくなる、魅力のある島です。

さて、案の定混乱している様子の『全国旅行支援』には、不思議なくらい興味がない。「GOTO」のステッカーを貼ったままのところも多いのに、名前も仕組みも変えてしまって、分からなくなってしまった。

2年前、「GOTO」全盛だった時に有馬グランドホテルに行って、片付けが追い付かず放置された大量のグラスを見た時は、これはホテルのブランドを棄損させる制度だと思いました。目先のこと、一時的に人を動かすことよりも、この先、どうやって魅力のある組織にしていくのか。

そっちのほうが何倍も大事で、何倍も難しいことです。

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2022年10月22日 (土)

さすが有馬グランドホテル

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定期的に送られてくる「有馬グランドホテル」の会報誌に、今回は初めて、カレンダーが入っていました。写真も含めて、全ページオリジナル。

会報誌も、宣伝を兼ねながら、歴史やエピソードを紹介されていて、「さすが有馬グランドホテル」なのですが、カレンダーも「さすが!」。

どんな業界でも同じですが、社会から選んでもらうためには、「オリジナル」という部分が必要不可欠です。

司法書士業界のホームページなんかでも、原稿づくりを業者さん任せにすると、他所のをコピーして作られてしまう。文章に限らず、画像や写真も含めて。調べ事をしていたら、全く同じ文章が出てくるし、デザインもそっくり、という現象で気付きます。

他人の言葉を借りて仕事をしても面白くないし、選ばれようもない。選んでもらっても、嬉しくない。そう思っています。

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2022年10月21日 (金)

メールやLINEも接客

021029_20221021211501今日も、半日外出。来客2件で、机の前に座れた時間はわずか。

やらないといけないことマックスの状態で金曜日を終える、というのが、私の事務所の日常です。

そして、土日に、何にも縛られない状態で、自分の仕事。最終のチェックをして、外部に書類を出していく、ことの繰り返し。

メールやLINEも、なるべく、スタッフが外部に送信しないようにしています。

メールやLINEも接客。責任の所在を曖昧にしてはいけないのと、ちょっとした伝え方の違いで大違い、になることが分かっているため。

散らばった情報や書類が、一旦は、責任者である私がいる狭い道に集められて、狭い道を通過した情報と書類だけが、また広い方向に発信されていく。そんなイメージで仕事しています。

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2022年10月20日 (木)

「無料」の裏でもコストがかかっている

20221020大阪市内で不動産の売買。

登記費用を現金出金してもらうにも、両替手数料がかかるとか(結局は、かからなかった)、世知辛い世の中になったものですが、今までタダだと思い込んでいたことにも、実はコストがかかっていた、ということ。

有料化は、これからいろいろな所に広がっていくのでしょう。

司法書士の「相談料無料」も、同じです。

依頼が欲しい時は無料。債務整理は金銭的に困っている方対象&受任率が高い、ということで、私の事務所でも2年くらい前まで「債務整理に限り相談無料」を続けていましたが、貴重な時間を無償で投げ出す余裕はないし、無料にする必要もない、という考えに行き着きました。

ホームページから「無料相談」を消してからは、「電話による問い合わせのみ」は激減。効果てきめんです。

相続の打ち合わせ、不動産売却の打ち合わせ、と外出続き。今月は、明日以降も、外出時間の長い日が続きます。

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2022年10月19日 (水)

相続税課税の案件が増加傾向

20221019

相続は相続でも、税理士さんとご一緒できる相続手続き。相続税課税対象となられる案件が、増えてきました。

税理士さんのご紹介で、「相続登記だけを司法書士がお受けする」というのは以前からありましたが、司法書士がお受けした相続が、相続税の課税であることが分かって、税理士さんをご紹介させていただく、という流れです。

どちらかというと、数字は苦手な司法書士ですが、「数字の見方が違う」というのを分かってご一緒できると、より面白いです。

例えば、100㎡の土地を半々の共有にする場合、司法書士であれば「Aが1/2、Bが1/2」と考えますが、税務署的には「Aが50㎡、Bが50㎡」でも結果は同じです。遺産分割協議書がそうなっていても、税務署では間違いではない、そうです。

遺産分割協議書の作り方ひとつとっても、どちらかが「間違えている」のではなく、世界が違うと「考え方が違う」と理解するのがベターです。

◎リンク 司法書士吉田事務所 遺産承継サイト「相続手続きの流れ(金融資産編)」

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2022年10月18日 (火)

後見人等の報酬は1年後の「後払い」

20171215_20221018205901 今日は、新規の後見申立て。

後見等の申立ては、まだ3件が準備中です。

失礼な表現になりますが、目の前のお仕事はどんどん解決していかないと、新しいお仕事が受けられない。進まない、渋滞してしまう、ということになるのですが、後見人候補者として後見の申立てをするのは、真逆の行動です。

やらないといけないことが、どんどん増えていきます。

一方、後見人等の報酬は、いわゆる後払い。
裁判所に報告する『誕生日月』の関係で、報酬をいただけるのは1年くらい後、ということになるので、文字通り「報酬は後からついてくる」感覚でいないと、やってはいけない、です。

個人的には、毎月、定額の報酬が入ってくると、それが「当たり前」になるのは確実。登記の報酬でも、見積書の段階で支払おうとして下さることがありますが、「後でいいです」とよく言っています。「やらないといただけません」という環境で、ちょうどいいと思ってます。

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2022年10月17日 (月)

様変わりした「泉の広場」

20221017

梅田の地下道を歩いて、様変わりした「泉の広場」を通過。勤めていた頃、梅田駅と事務所を行き来するルートでした。

ひと昔前は、司法書士といえば「法務局の近く」に集まっていたものですが、一方では、金融機関から依頼される「謄本取り」という業務があって、電車に乗る機会も多かったです。

今では、事務所の最寄り駅である、堺市の三国ヶ丘駅から大阪駅まで、快速で30分弱で着けます。

勤めていた当時は、最寄り駅でもある大阪駅まで、事務所から歩いて20分はかかっていたので、「駅前が優位」なのは実は、今も昔も、変わらなかったのではないか、という気がします。

今では、法務局に電話をすれば調べてもらえる「住居表示から地番を調べる」作業も、当時は管轄の法務局に出向いて、自力で調べるのが当然。時には難しい話で、管轄の法務局一か所に出向いて半日を消費するとか、そういうことも普通にあったものです。

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2022年10月16日 (日)

知らずに認知してもらえる看板効果

20221016_三国ヶ丘駅。JR阪和線は地下を走っていますが、南海高野線は踏み切りか、駅の高架を渡らなといけないので、南北の分断があります。

狭い面積の中でも、圧倒的にお店が多いのが北側。三国ヶ丘駅の出口でいうと、「東出口」の方面に事務所があります。

「司法書士事務所なんて、どこにあっても同じ」という意見もありますが、そうは思わないです。

普段は必要がなくても、「あそこに司法書士事務所があるな」と認知してもらっておけば、いざという時に来ていただける。そういう効果も体感しているので、どうせならば、人通りが多い場所で。

究極の理想は「駅のロータリー」。駅出口を出れば、勝手に目に入れば看板効果は最高ですが、それは無理な話。出入りするところを見られることを望まれる職種ではないので、「ちょっと中」という今の立地が最高です。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所メインサイト「事務所アクセス」

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2022年10月15日 (土)

家でアルコールを飲まない理由

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個人的な感覚では、まだ夜に飲みに出る気になれない。事務所でご飯を食べに行くのも、昼食に留めています。

高齢者の方と接する仕事をしている以上、自分が感染して、周りに迷惑をかけるわけにはいかない、です。

心なしか、土曜日なのに、三国ヶ丘の夜も、人は少ない。

終電の時間の繰り上げ、24時間営業の取りやめなど、社会全体の動きを見ても、なかなか元には戻らない、でしょう。

ただ、「自分の陣地は安全」という思い込みがあるので、友人を事務所に来てもらって飲むことにしました。写真は残骸。。。

若い時に十分遊んだつもりなので、自分の中で、こういう時間は例外です。生活の質に支障が出るので、家ではアルコールは飲まないようにしています。飲まないというか、欲しいとは思わない。

自分が本当に楽しいと思えるメンバーは別として、お付き合いで食事には行かない。そんな時間があるなら、仕事をしよう。繰り返し書いていることですが、私の時間に対する感覚は、そんな感じです。

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2022年10月14日 (金)

「カオス」な状態とは

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私の後ろには、どんどんとファイルが積まれていきます。スタッフ曰く「カオス」な状態とのこと。

「カオス」で検索してみると、「混沌を意味する英語。無秩序でさまざまな要素が入り乱れ、一貫性が見いだせない。ごちゃごちゃした状況、様相を形容する表現として用いられることが多い」(実用日本語表現辞典)とあります。

さて、誉め言葉の要素はあるでしょうか。。。

無秩序に見えても、全部司法書士業務。何がなんだかわからなくても、全部私の守備範囲。

債務整理はメニューからカットしました。数多くお受けできる業務に絞って、やっていきます。

お向かいの工事が、だいぶと進んできました。セブンイレブンの向こうまで見通せる状態だったのが、見られなくなりそうな感じ。

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2022年10月13日 (木)

出口が見えないと進め方が分からない

301225_20221013214101 遺言公正証書の証人として参加。

最近、何度か経験させてもらっていて、公証人によって説明の切り口が違いますが、ご本人に「個人情報の同意書」を求められるようになっています。同意書を書かなければ、公証役場のコンピューターのデーターベースに載せられなくなった、とのこと。

拒否する方がおられるのかどうかは不明です。

さて、遺言書の作成に限られないですが、相続手続き、遺言執行の手続きをさせてもらっているうち、出口が見えていないと、入口が見えない。

相続手続きの運用が分かっていないと、遺言書の作り方のポイントも見えない、ということが分かってきました。ごく当然のことです。

今回は、遺言執行者が指定されていないことも含めて、遺言書の作り替えのご依頼だったのですが、登記の仕組みが分かっていれば、例えば、遺贈の登記が必要な遺言書には、遺言施行者を指定しておく、はず。

金融資産は預貯金の口座に限られず、役所から保険料の還付金があったり、「一切の財産」と書かれていても、『保険金』というワードがないから、この遺言書では手続きできないと言われたり、ローカルルールも含めていろんな壁があるので、少しずつ工夫を重ねています。

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2022年10月12日 (水)

後見申立てのご相談でお伝えすること

20221012

今日は、後見の申立2件のご依頼。

普段から、関係者の方にお話しすることは、「後見人の候補者を決めずに申し立てをすると、ランダムに割り当てられるので、ご自身がいいと思われる方を選んでから、後見申立ての依頼されるほうがいいです」と申し上げています。

「今、決めてもらうことではないので、帰宅されてから、ゆっくり選んで下さい。ご家族とも相談して下さい」ということも申し添えます。

債務整理に関しても、同じような感じでお話ししていたものです。業務の内容を問わず、司法書士がご依頼を強制していいことなんて、お互いにありません。

特に、後見人等の関係は一生続くものなので、もっと慎重になってもらいたいです。明らかにご家族が選ばれないような案件は、司法書士に相談してもらえれば、ある程度分かります。「家族が後見人になるつもりだったのに、なれなかった」というお話を聞くと、残念でならないです。

とはいえ、依頼者の方からすると「司法書士なら誰でもいい」ことはないと思いますし、私のほうも「どんな内容でもお受けできます」というスタンスではないです。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所 成年後見相談サイト

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2022年10月11日 (火)

交通手段の使い分け

20221011「車で行きます」と言ってたけど、天気が良いので、自転車でお伺いしました。

コロナと関係があるのかないのか、最近、「近くにパーキングはあるけど満車」ということも多くて、事前に調べて行っても、予定通りにいかないこともあります。その点、自転車であれば気が楽。

「健康のために自転車」というのもあるのですが、一方、車のバッテリーのことを考えると、車に乗らないと、バッテリーの能力が弱る。「毎日15分でいいから車に乗るほうがいい」とディーラーの人に言われて、それはまた矛盾する話だな、というところです。

不動産の売買の立ち合いに向かうのは、余程のことがない限り、電車。

裏方である司法書士が遅れるわけにはいかない中、「電車が遅れた」からと言っても白い目で見られるのは確実ですが、「車が混んでいて」は一番通らない理由です。

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2022年10月10日 (月)

「どうしてもっと若いうちに」の後悔

20221010普通の三連休に、新潟に行って、戻ってきました。

「遠方の旅行は、正月とGWに限る」というのが、我が家の感覚ですが、40代最後の年齢になって、どうしてもっと若いうちに、遠くに行っておかなかったのか、と思っているので、仕事でも遊びでも、同じ後悔はしないように。

時間は有限。与えられた時間、大事にしていこうと思います。

普段は仕事にはまっています。

家族と食事に行くのも、やるべき仕事との兼ね合い。最近は、土日の昼寝もできないくらい、やることが多くて、ずっと追われていました。

コロナが落ち着いて、親睦旅行とか、ゴルフ大会とか、ソフトボール大会、ボーリング大会みたいな案内も回ってくるようになりましたが、本業以外のことで時間と労力を使う、という感覚が、私には分からないです。仕事をしない貴重な時間は、せめて家族と一緒に過ごそう、と思っています。

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2022年10月 9日 (日)

新潟県に初上陸

20221009 昨夜は21時就寝。6時起床。

自宅から離れて大浴場に入ると、「やらないといけないこと」がないので、心身の状態をリセットできます。

今週は、ホントはお客様と毎月1回お会いするサイクルの日でしたが、「先生、3連休なのにいいんですか」と言ってもらえて、急に決めた旅でした。「今年最後の3連休」と考えると、1年が過ぎるのは早いです。

上越新幹線「とき」で、大宮から越後湯沢に移動し、新潟県に初上陸。

湯沢高原にロープウェイで上りました。13℃。まだ雪がない季節なのに、観光客が多くて、結構にぎわっています。

新潟へは、今まで、金沢経由のルート(自宅から7時間以上かかる)で考えては挫折してましたが、東京を回って新幹線で動くと、それほど遠くないことが分かりました。新潟県クリアで、37/47都道府県の宿泊となります。

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2022年10月 8日 (土)

「唯一無二の四つ星ホテル」

20221008 ""唯一無二の四つ星ホテル""と「カンブリア宮殿」で取り上げられているのを見て、行ってみたかったカンデオホテルズ。カンデオホテルズ大宮に来ました。

埼玉県に宿泊して、36/47都道府県目(の宿泊)をクリア。コロナに入って、電車での遠出自体が久しぶりです。プライベートで東京に来たのもいつ以来か、記憶にないくらい。

コロナが始まって感じたのは、自分が「元気でいられる時間は限られている」ということ。コロナを避けるために、予算を節約せずちょっといい所に泊まると、心地良い世界があることも分かりました。

「時間ができれば」と思っていたら、身体が動かなくなっているかもしれない。仕事がなくなっているかもしれない。なので、仕事に追われているうちに、時間を作って冒険して行こう、と思っています。

東京からは、北陸新幹線「あさま」にて。
大宮の鉄道博物館には、東日本の列車や時刻表が並んでいて、未踏の地がたくさん。楽しみは無限に存在します。

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2022年10月 7日 (金)

合同事務所にしようとは思わないこと

Sakai_20221007210501「税金のことは、税理士さんか税務署へ」というのが、必ずしも適切な選択肢ではない、という話は、以前も書きました。

司法書士が問題だと認識していることを、依頼者の方が理解されているとは限らないのと、税理士さんや税務署が登記のことを理解されているとは限らないため。

「登記のことなら、法務局へ」と窓口に振られても、法務局の窓口では相談に乗れない、というのと同じで、今回の方は、税務署から外部の相談窓口に振られてしまったようです。

そんなことで、外部の専門家に対して、個別の案件についてご相談したり、ご紹介させてもらったり、そういうやり取りを日常的にさせてもらっています。

ポイントは、「外部の」専門家という点です。
机を並べてやっていたら、考え方・やり方が気に入らないとか、報酬をどうやって分けるのか、といった問題が出てくるので、合同事務所にしようとしたり、他士業の人を雇用しようとは、思わないことです。

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2022年10月 6日 (木)

まだ暑い時から季節は変わっていく

Photo_20221006203801明け方、目が覚めて思ったことは、「風邪は引いていない。よかった」。

夏のような日差しから、一気に寒さを感じるようになって、しかし、建物は熱を持っているので、昨日は1階と2階とで、気候が違いました。

しかし、いくら夏が暑くても、夏がずっと続くわけではなく、いずれ秋になって、冬がやってきます。まだ暑い時から、少しずつ陽が落ちる時間が早くなり、日差しの角度も変わっていきます。

そんなこと当たり前なのに、いざビジネスになると、人は勘違いをしてしまう。

良い時が続くと思って投資し続けていたら、世の中が変わったのに気付かず、残ったのは借金だけ。そういうミスを起こしがちなので、良い時もあれば、悪い時もある。時代が変わると、世の中の考え方も変わり、ニーズも変わる。

司法書士も、そういうことを感じながら、仕事していかないといけないです。

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2022年10月 5日 (水)

「拘束されない」という自由

20201114_20221005211301被保佐人さんの退院調整。

自分の都合を踏まえて、病院と時間を打ち合わせたものの、施設に迎えに来てもらわないといけないので、「この時間で大丈夫ですか。無理なら言います」とお伺い。

相手にも都合があります。
そんな当たり前のことを考えてくれないことがあるので、本当にどうなってるんだろう、と思うくらい。

とはいえ、1か月の中でも9割以上の予定は、自分で決めさせてもらっています。だから、余計に「残り1割」が嫌なのでしょう。

予定の自由、判断の自由、受任の自由もあります。
「本来なら受けたらいけない」のに、お付き合いで受けて大変なことになった。一度お断りしたのに、また戻って来られて大変なことになった、ということもあります。

事務所を運営する司法書士として生きる中で、有形無形を問わず「拘束されない」というのは、大事な要素です。

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2022年10月 4日 (火)

昼の時間には予定を入れない

011025_20221004211701「司法書士は事務所に居るもの」と思われているか、「司法書士は外回りをするもの」と思われているか。

相手の方によって、真逆の可能性があるので、難しいところです。

実際には、「事務所に居る時間が2。外に出ている時間が1」くらいでしょうか。

その中でも、「始業の9時」「お昼の12時」「終業の18時」という節目の時刻には、できるだけ事務所に居るように心掛けています。時には、約束の時間を「12時」と指定をされることもありますが、「お昼なので」と避けてもらいます。

「11時半」「12時半」のお約束もしません。

昼ご飯の時間にこだわるのではなく、拠点に戻る時間を作る。午前・午後の区切りを作ることで、時間のゆとりを作ることと、郵便物の到着を待って、全体の動きを見る時間を作るのが目的です。

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2022年10月 3日 (月)

登記識別情報通知(権利証)の返却

20221003筆数が多くなる場合の権利証。登記識別情報通知の返却は、ホッチキスで綴じてしまわず、ポケット式のファイルに収納するようにしています。

全件、ポケット式に変えようかな~と思ったこともありますが、コストを考えて断念。

登記識別情報通知は、紛失リスクを避けるためには、「取り出せないほうがいい」という面もありますが、収納後のすっきり感は、ポケット式が断トツです。

何度か書いていますが、特に、古い司法書士に多いと思われるのが、権利証(登記済証)と登記簿謄本も一緒にホッチキスに綴じてしまう、というやり方。それと、なんでもかんでも権利証らしき中表紙を付けて返却されているので、お客様にとっては何が大事な書類なのか分からない状態。

お客様に「これは処分してもらって大丈夫」です、と。特に、簿冊式の登記簿謄本は、仕分けさせてもらうこともあるのですが、権利証の表紙が付いているものを「処分して大丈夫」と言われても、なかなか捨てられない、です。

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2022年10月 2日 (日)

カード裁断用にシュレッダー

20220928-2_20221002204201処分する紙は「溶解」で処理しているので、久しぶりに、シュレッダーを買いました。カードの裁断用。

銀行の相続手続きでは、キャッシュカードは必要ないので、預からないようにしていますが、念のためにと預かってしまうと、手元に残してしまうことに。クレジットカードの相続手続きでも同様です。

債務整理の依頼を受けた時は、必ず預かるようにしていました。「忘れた」と言われて、カード預からなかった時に、受任通知を送った後に借り入れされたことがあって、恐ろしくなったものです。

預かったカードは、基本、はさみを入れて受任通知に同封してましたが、銀行系は「ご返却します」と、送り返して来られることもありました。

「クレジットカードを預ける」というのは、本来、通帳を預けること以上にリスクの高いこと。資格者としての社会的な信用があってこそ、と認識しています。

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2022年10月 1日 (土)

掃除を見れば組織の質がわかる

20221001

事務所のエアコン。汚れが目立ってきたので、業者さんに掃除をお願いしました。記録を見てみると、前回は2年前の6月。

まだ2年しか経っていないのは驚き、というくらい、汚れています。本当は、毎年やったほうがいい、というのは、前回も聞きました。エアコンを触ってもらうために物を移動させて、普段掃除できない部分もきれいにできています。

話は変わりますが、先週泊まった有馬グランドホテル。
リニューアルされていない部屋だったため、トイレの水を流すのはレバー式。こういう所は、たいていトイレの換気口がホコリで埋まっている…と思って見上げると、ホコリがない。

さすが、有馬グランドホテル!と思ったところでした。

一事が万事。見えるところがきれいにできなくて、見えないところがちゃんとできているわけがない。掃除を見れば、組織の質が分かる。そういう目で見ると、だいたい当たっています。

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