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2022年8月24日 (水)

相続税も登記も特殊な分野【司法書士業務】

010810_20220824212601遺産分割の詰めに、税理士さんとご訪問。

「相続税の申告は、自分でできたんでしょうか」という質問がありましたが、今までに私のお客様で、自分で申告された例はないです。

もしかしたら、体裁だけ整えることはできるかもしれませんが、税務上の考え方を身に付けるには、司法書士でも簡単ではないところ。なによりも、使える制度を使わなかったり、不利益を受ける可能性があるというのが、一番恐いこと。

登記についても同じ。
「自分で登記できますか」と聞かれたら、たいてい「何度か足を運ばれる時間があれば、される方もおられます」と答えるようにしています。依頼を強制しても、いい関係を築けないためですが、自分の家族であれば「ちょっと待て」と言うでしょう。

司法書士なら慣れているはずでも、気を付けているつもりでも、どこに落とし穴があるか分からない、というのが、登記の分野。他士業で、登記の難しさを一番分かって下さっているは、おそらくは弁護士さん。

資格上、弁護士さんも登記を業として行えますが、あえて司法書士に頼んで下さいます。

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