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2022年6月17日 (金)

後見人の付加報酬は評価されにくいのが実情【成年後見】

Kouken-gaido 今週は、被後見人さんの施設入所が2件。その他でも出掛けている時間が長くて、普段通りの一週間でした。

施設の入所契約も、時間を費やした分、家庭裁判所が付加報酬で評価してくれたらいいですが、おそらくは、それほどの評価にはならないです。

後見人として自己破産の手続きをして、一級の障害年金の受給に成功。年間収支60万円プラスまでもってきた案件も、付加報酬は10万円に至りませんでした。元々、もらえる見込みがなかったのにいただけた、と考えると、ありがたいですが、裁判所からすると、後見人なら「それくらいやって当たり前」ということなのでしょう。

相続手続きでどれだけ手間がかかったと裁判所に伝えても、それが単独相続であれば、これも、付加報酬は寸志程度でした。司法書士である後見人が「相続登記を申請しました」というのは、おそらくは評価ゼロ円です。

では、どんな内容なら後見人報酬が高くなるか、というと、財産を多く持たれている方の後見人に就任することです。それを言ったらおしまい、なのですが、現状はそんなシステムです。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所後見サイト コラム「後見人等の報酬の目安」

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