預金口座の取引履歴の開示請求
公証役場のビルには「りそな銀行」が入っているので、お客様に場所を伝える時は便利です。「堺東の高島屋の向かいで、りそな銀行のビル」と言うと、堺周辺の方であれば、「何となく分かるわ」という反応の方がほとんどです。
続いて、預金口座の取引明細書の発行を依頼。
相続手続きによる口座の解約は終わっていますが、相続税の申告が必要なお客様について、税理士さん経由で過去の記録も確認されたい、というお話があったため。
金融機関によっても計算方法は違いますが、記録の開示には手数料がかかります。残高証明も同じです。
ある時、銀行のカードローンを使っていた方の成年後見人として、自己破産の手続きをする必要があって、「いつから、どのように使われていたか」が全く分からないため、銀行に取引記録の開示を依頼すると、発行手数料が「何万」と言われたことがあります(開示は諦めました)。
一方、元々の債権者が消費者金融であった場合は、当たり前のように無料で記録を開示してくれますが(債権者によっては、銀行時代の取引から無料で開示してくれるところもあります)、無料が当たり前だと思っていると、びっくりします。
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