« 士業を探す時の消費者目線 | トップページ | 事務所の報酬規定の改定【事務所運営】 »

2021年8月 8日 (日)

自筆証書遺言書を法務局で預かってもらう制度【遺言書の作成】

20210426_20210808200501 相続サイトの「自筆証書遺言保管制度」のページ、アップしています。

自筆証書遺言書を法務局で保管してくれる制度は、去年の7月から新しく始まった制度。

司法書士会の研修は見てものの、正直「ニーズはないだろうな」と思っていたところで、業務の依頼があったので、急いで自分の自筆証書遺言を作成して、実際に法務局に預けてきた、というのは、過去に書いたとおりです。

公正証書遺言と違って、新しくできた法務局での保管制度。実費は3,900円と安価で利用できるので、遺言書について最低限の知識を持っている人間からすると、毎年書き換える、ということも容易になります。

一方、一般の方が自筆で書かれた遺言書には、自筆証書遺言の要件を満たされていても、記載の内容が「不十分」と感じることも多いため、一度は専門家の目を通す機会を作られるほうがいいのと、後々の手間を考えると、「公正証書で作る遺言書が優位なのは変わらない」というのが現時点の結論です。

私の事務所では、司法書士の報酬は、自筆証書遺言の作成支援のみの場合は33,000円。

保管制度利用の場合は、プラス66,000円で、合計99,000円とさせていただいています。

◎リンク 司法書士吉田事務所 相続サイト「自筆証書遺言保管制度」

|

« 士業を探す時の消費者目線 | トップページ | 事務所の報酬規定の改定【事務所運営】 »

司法書士の日常(令和3年)」カテゴリの記事

今年もありがとうございました(2021.12.31)
AFPの資格更新の単位をクリア(2021.12.30)
5年に一度の年次制研修をクリア(2021.12.29)
法務局と裁判所での「年末の出来事」記憶の変遷(2021.12.28)
テレビ電話を使った後見人の届出(2021.12.27)

遺言・死後事務・遺言執行」カテゴリの記事

15日の年金が入る前に口座を止めてしまう場合(2025.04.14)
葬祭費の請求にまつわる論点いろいろ(2025.04.04)
裁判所の「死後事務」に対する評価は高くない【成年後見】(2025.03.30)
亡くなられた時に後見人が考えること【成年後見】(2025.03.29)
令和6年「分野別取扱い件数」更新(2024.12.28)