ノルマは誰のために?
不動産業界や保険業界の契約件数とか。
年賀状買って下さいとか、定期預金お願いしますとか、身の回りの業界には、さまざまなノルマの存在を見聞きします。
私も事務所の経営者なので、一定のお仕事がないと事務所を維持していけないプレッシャーを背負って仕事をしていますが、それと第三者に課されるノルマとは性質が違うものです。
もし仮に、司法書士事務所にノルマがあるとすれば、例えば、個人事業で商売してる方に無理やり会社設立を勧めたり、自力で返済していける人に強引に債務整理を勧めたり、そういう行動に結びつくことは、簡単に想像できます。
我が身を守るための仕事。自らの成績のための仕事となれば、お客さんの気持ち、利益を考えて行動できるとは思えないので、
司法書士に限らず、いい仕事をするためには、自由に判断できて、意思決定できる環境に身を置くことが第一です。
| 固定リンク
「事務所経営論」カテゴリの記事
•松下幸之助歴史館(パナソニックミュージアム)(2025.11.06)•来客は「1時間入れたら30分空ける」が基本(2025.11.05)
•最大の不正防止策は内部の監督【成年後見】(2025.10.23)
•『弁護士キャリア失敗事例集(北周士編)』(2025.10.19)
•小さな司法書士事務所に「朝礼」と「会議」がない中で(2025.10.11)
