世の中の話

2017年6月18日 (日)

イデコの口座開設を機に読んだ2冊

20170618口座開設の申請をしてから少し時間がかかりましたが、「iDeCo」=「個人型年金加入確認通知書」やパスワードが届きました。

そんなタイミングで読んでいたのは、セゾン投信とひふみ投信のファンドマネージャーが書かれた本2冊。

「個人型iDeCo確定拠出年金で選ぶべきこの7本(中野晴啓著)」
「投資バカの思考法(藤野英人著)」

お金の話にとどまらず、投資ということを考える中で、社会の仕組みであるとか、物事の考え方であるとか、タメになることが書かれています。

特に藤野さんの本の小タイトルにある、『客観的な視点は存在しないと心得る』『物事を複合的かつ立体的に見る』なんかは、司法書士の仕事でも必要なこと。

お客様の悩み事や困り事の解決をお手伝いするためには、法律家としての堅い思考と共に、柔らかくて広い視野が求められます。

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2016年10月30日 (日)

記憶に残る日本シリーズ

Dsc_5473写真は、7月28日、京セラドーム大阪での巨人VS広島戦。
ビジターなのに、迫力がありすぎる広島ファンの応援を見ていると、本当にファンに愛されている球団なんだな~と感じたものです。

今年の日本シリーズ。
「大谷-黒田」がらみの話題も多くて、記憶に残る日本シリーズになりました。

あわよくば、今日、今年で引退する黒田投手の最終登板を見たいと願っていましたが、セリーグをぶっちぎった広島よりも、日本ハムのほうが強かった。

黒田投手の引退は残念でしたが、自分の引き際を自分で決められること。その前に、最後の職場を自分で選んだ姿も見せてもらいました。

よく「アメリカでの多額の年俸を捨てて」という部分で美談化されていますが、お金のために働いていると考えるから、そんな発想になる。お金も大事ですが、自分が居たいと思うところに身を置く。「働く人」として、理想的なことだと思います。

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2016年9月17日 (土)

争われるかどうかは相手や内容によりけり

Dsc_5700_2今週は、「過払い金の無断請求手続き」のニュースがありました。

14日の読売新聞夕刊によると、大阪の弁護士が、知人から『急いで手続きをしてほしい人たちがいる』と頼まれ、受任していないのに消費者金融に受任通知を送った、とのことでした。

事件のことは分からないとして、気になったのは、記事に含まれていた話。

「過払い金に詳しい弁護士によると、多くの貸金業者は現在、請求を受ければ、過去の取引履歴に基づき、ほぼ争いなく返還に応じている」(記事のまま)と書かれていたのですが、私の感覚では、「ほぼ争いなく」というわけでもありません。

今まで争ってくることが少なかった業者。かつ「争点がないもの」として解決できていた内容なのに、簡易裁判所の案件で、代理人を付けて争われている案件も抱えています。

新聞記事に限らずですが、『誰』が言っているか分からない話には要注意。
相手や内容によりけりなので、「多くの貸金業者」「過払い金請求」と一般化して伝えるのには無理があります。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所メインサイト 「過払い金返還請求」

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2016年8月31日 (水)

銀行が総量規制の対象にならない結果

Dsc_5627今朝の日経新聞の記事から。

「銀行による消費者ローンの融資残高が2016年3月末、消費者金融やカード会社など貸金業者の残高を上回った。規制強化で融資を伸ばしにくい貸金業者を尻目に、マイナス金利下でも一定の利ざやが確保できるとみて銀行が攻勢をかけている。」(以上引用終わり)

年収の3分の1までしか貸し付けできない、とする『総量規制』。
消費者金融は総量規制の対象なのに、銀行のカードローンは規制の対象にならない。

雑談の中でこんなお話をすると、たいてい、「それじゃ意味がないじゃないですか」と言われます。

しかも、融資をしている銀行のバックには、『保証会社』として消費者金融やカード会社が付いているので、貸し倒れがあっても、銀行は損をしない仕組みに。

そんな背景もあって、最近、自己破産や個人再生の申立をされる方の債権者一覧表には、元々は銀行のカードローンだった債務。それと、カード会社のショッピングによる債務が記載されることが多くなっています。

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2016年4月23日 (土)

誰に見られているか分からない登記簿の情報

Dsc_4986郵便で届いた不動産のDM。
私の住所と氏名が入ってるということは、「登記簿の閲覧だなー」と思って開けると、やっぱりそう書いてあります。

法務局に登録されている登記簿の情報は、誰にでも閲覧可能。

不動産の登記簿なら、所有者の住所(もしくは前住所)・氏名の他、住宅ローンがあれば、どこでいくら借入したか。消費者金融の不動産担保ローンで借りているとか、税金の滞納などで差し押さえが入っていたりすると、それも分かります。今の情報だけでなく、過去に抹消された情報も。

所有者の委任状がないと取れない固定資産評価証明書より(他人の不動産の固定資産税評価額を知っても仕方がないし・・・)、誰でも取れる登記簿の情報のほうが、余程重要な情報が詰まっているもの。

誰が自分の登記簿の情報を取ったか、本人に分かるシステムになっていれば、面白いのかもしれませんが、自分の情報は結構、自分の知らないところで、知らない人に見られているものかもしれません。

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2015年12月15日 (火)

最近の債務整理事情:銀行が総量規制から外された結果

今朝の読売新聞に、「カードローンご利用は計画的に」の記事。記事から引用します。

『銀行系カードローンは、返済能力に応じて貸し出し制限を設ける「総量規制」の対象外のため、貸出限度額は高い。
総量規制とは、2010年までに段階的に試行された改正貸金業法で、個人が消費者金融などの貸金業者から借りられる上限を年収の3分の1までと定めた「枠」のこと。複数の消費者金融から身の丈以上の借金をし、返済に窮するなどの多重債務問題を受けた措置だ。
だが、銀行は同法上の貸金業者には当たらないため、この規制を受けない。』(以上引用終わり)

債務整理をお受けする場合の債権者を拝見すると、銀行が名を連ねていることが、多くなりました。

一昔前のように、「何年も高い金利を支払い続けて…」というケースより、短期間で支払いに行き詰られるケースも、増えているように思います。対消費者金融より対銀行のほうが、借り手側の心理的な抵抗も軽いのかもしれません。

ちなみに、元々借りていたところが銀行であっても、その保証会社には、消費者金融やクレジットカード会社が付いています。銀行への支払いができなくなると、銀行の債権は消費者金融等に移るわけですが、それでも採算が合うとしたら、金融のシステムがうまく作られているのでしょう。

◎リンク 司法書士吉田事務所メインサイト 「債務整理」

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2015年11月21日 (土)

「法人番号指定通知書」が届く

Dsc_4360堺市の会社では、昨日、「法人番号指定通知書」が届きました。
登記簿上の本店に郵送されることになっているもので、発行しているのは国税庁長官。普通郵便です。

13ケタの「法人番号」は、法務局の登記簿に記載されている12ケタの「会社法人等番号」に、1ケタ追加されたもの。

非公開とされている個人の「個人番号」と違って、「国税庁法人番号公表サイト」なるものもあって、『番号から法人』『法人から番号』が検索できるようになっています。

こんなシステムを作って、何がどう変わっていくのか、まだよく分かりません。

一方、「むやみに他人に教えてはいけない」とされている「個人番号」に関しては、今日の新聞でも、『詐欺が増えている』ことが報じられています。

「教えてはいけない」はずなのに、「教えないといけない」とされている場面もあるので、どっちみち他人の目には触れます。教えられた側が、適切な管理をするとも限りません。そういう前提で、物事考えておくほうがいいのだと思います。

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2015年9月25日 (金)

活躍できるのは適した環境があってこそ

総理の安倍さんが「1億総活躍社会」と言われているのを聞いて、とても嘘っぽく感じました。

「○○をゼロに」という表現も同じで、ゼロが望ましいことがあったとしても、現実にはそれが難しいわけで、「100か0か」「右か左か」という考え方は、好きではありません。

「活躍」という概念もあいまいですが、その人に適した環境かどうかという問題が、前提として存在します。

細かい作業が得意な人に、営業をやってこいと言っても無理だし、私みたいな協調性のない人間が、30人40人の人がいる司法書士事務所で雇ってもらっても、やってはいけません。

自分が活躍できる場所、伸び伸びと力を発揮できる場所というは、他人が与えてくれるわけではなく、どうやって見付けて、どうやって作っていくか。

個々の適応能力には限界がある中で、そのあたりが難しいところです。

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2015年9月 8日 (火)

堺市の住所が「丁」になっている理由

堺市の住所は、なぜか「丁目」ではなく「丁」での表示。
私の事務所の住所は、「堺区向陵中町4丁4番7号」です。

しかし、送られてくる郵便物の住所が「丁目」になっていることは珍しくなく、「間違いではないですか」という確認の電話がかかってきたりもします。

今日の日経夕刊に、『堺の住所「丁目」はなく「丁」』の記事がありました。書かれていることをまとめると、

『大坂夏の陣で焦土になった後の区画整理で、400近くになった町が、24の主要な町名と南北の筋の名前を組み合わせて呼ぶようになった。明治5年の町名改正でさらに簡素化され、24の町名と1丁2丁と大道筋から離れるほど数字が増えるよう丁名を付けた。1丁2丁は、もともと独立した町だったので、1つの町を細分化する「丁目」はなじまず、町と同格の意味である「丁」を使うことにした、らしい』

とのことで、分かったようで分からない話ですが、堺市の住所で「丁」が使われているのには歴史的な事情があったらしい、ということで理解しておくことにします。

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2015年8月25日 (火)

上がり過ぎたものはいつか下がる…

今日の株式市場。株価が乱高下して、大変なことになっていました。
結果的に、今日の日経平均はマイナス733円、昨日はマイナス895円。

こんな時に考えることは、「上がり過ぎたものは、いつか下がる。下がり過ぎたものは、いつか上がる」というシンプルなこと。

ところが、人の心理として、上がり続けている時は、そのままずっと上がっていくような錯覚に陥りがちです。

将来何が起きるかは、誰にも予測できないことですが、長い目で考えると、妥当なところに落ち着くもの。

例えば、プロ野球の世界でよく言われる「2年目のジンクス」。
1年目に活躍できても、2年目には思うような活躍ができない理由を、「いずれ平均値に近付いていく」という、『平均への回帰』という理屈で考えれば、不思議なことではないです。

ビジネスの世界でも同じ。
2年3年とずば抜けた結果を出せたとしても、それを継続することは難しくて、20年30年の長いスパンで見れば、いずれその人の実力通りに落ち着くもの、だと思っています。

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