司法書士という仕事

2020年11月17日 (火)

左側が司法書士の報酬・右側が実費

Topimg05_20201117211301司法書士の請求書の形式は、左側が報酬、右側が実費になっていて、非常に分かりやすい。これは、業界の中にいる人間だから言えることかもしれません。

例えばですが、リフォーム代の請求明細。
「設備代2万円(定価:3万円)」となっていても、実際には1万円で仕入れられてる、ということも普通で、ホントの報酬というのは見えづらいです。

とはいえ、司法書士に依頼される方からすると、気になられるのは「費用の総額」。

『兄が頼んだ司法書士は20万円だったと聞いたので、今回25万円で高い』といったことを言われることもありますが、よくよく明細を見ていただければ、司法書士の報酬が高いのではなく、ほとんどが右側。実費であったりします。

このあたりは、きちんとご説明する機会があればお伝えできることも、資料もないまま電話で聞かれたり、仲介業者さん経由でお伝えしてもらったり、聞き方や伝え方によっては、大事なことなのに意図しない形で伝わってしまいます。

仲介業者さん経由で登記費用を聞かれる方も、内訳が分かれた「見積書」を見せてもらわれることをお勧めします。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所 メインサイト「住宅購入に必要な登記費用」

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2020年9月12日 (土)

「週休2日」は目標にならない

020912今週は金曜日に机の上が片付いて、夕方に掃除までできてしまった。こんな週末は、年に一度あるかどうか。

自分の休日出勤ありきで、事務所を維持させているのもどうかと思いますが、かといって、経営的には「週休2日」で成り立たせる自信はありません。微妙なところです。

ということで、今日は司法書士会の研修を2.5本分見ました。
時間にして5時間分。予備のパソコンで映像を流しながら、メインのパソコンでレポートを入力します。

リーガルサポートはまだですが、今年度の司法書士会の研修単位は「ステイホーム」中にクリアしたので、「単位のため」の研修は見る必要がありません。

まだ40代なので客観的に考えられますが、改正が続いたり、新しい制度ができると、今までの延長上、惰性ではやっていけなくなります。新しいことを学ぶ意欲、気力がなくなると脱落するな、ということを感じています。

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2020年9月 6日 (日)

勉強だけでも仕事だけでもダメ

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この土日で、机の周りの書類を整理して、少しはすっきりしました。

毎月届く会報誌は、司法書士会と連合会から。
行政書士会と連合会から。
FPジャーナルもあります。

司法書士関係の情報誌、改めてパラパラめくっていましたが、業務に直接必要となる情報は、50ページに1ページくらい。「届いた時に要らない部分は捨てる」と決めて実践していたこともありますが、「要るかも?」「後で見る?」となると、積み上がるだけとなります。

「勉強は大事…」なのですが、必要としない時に大量の文書を目にしたとしても、ほぼ頭に入りません。目の前の業務に追われて、頭の容量に余裕がなければ、時間の余裕もない。

専門知識、周辺知識を分厚くしていくには、机の上での勉強だけではだめ、仕事だけでもダメ。仕事をして、その都度勉強して、というサイクルを繰り返すしかない、というのが実務家の世界です。

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2020年5月 4日 (月)

「分野別 取扱い件数」更新しました

Dsc_file_20200504190701コロナの影響で空いた貴重な時間。
この3日間、ほぼ事務所に籠って、普段はできない作業をしています。かなり快適です。

メインサイト。今まで債務整理の件数しか出していなかった受任件数のページは、不動産登記と商業登記も入れてみました。まだまだ成年後見も入れられます。相続放棄が何件、遺言書の作成が何件、というのも出せます。
リンク 司法書士吉田事務所メインサイト「分野別 取扱い件数」

毎年、個々の司法書士が司法書士会に提出している事件数は、非公開です。
しかし、今時、医療機関、街のクリニックでも手術の件数をサイト上で公開されているのを見ると、同業者の目を考えると抵抗があることでも、顧客にとっては貴重な情報なのではないか、と。

とはいえ、全く取り扱っていない(サイト上に一切載っていない)分野の問い合わせがあったりします。誰でも得手不得手があるので、司法書士を選ぶ立場に立つならば、きちんと見られたほうがいいです。「司法書士ならみんな一緒」のように見えるのかもしれませんが、人によって、事務所によって全然違います。

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2020年4月27日 (月)

複数の手段を持っておくこと

020427大阪府の出前利用促進キャンペーンで、初めて「出前館」を利用してみました。後日、500ポイントが還元される、とのこと。「5月6日までの期間限定」となっているので、事務所で昼食を取れる日は利用します。

飲食店は、「テイクアウト」「デリバリー」を打ち出すところが増えました。
しかし、「テイクアウト」とお店の前に書かれていても、どうやって注文したらいいか。メニューも分からないとか、ホームページもSNSもない、となれば伝わらない、ということになります。

有事の時に有利なのは、手段を複数持っていること、と気付きました。
飲食業の中でも、元々テイクアウトをしていたとか、もっと言うと、飲食業と全く違う事業をしているとか、司法書士であっても同じです。

極端な例で、司法書士の取引先が「不動産業者1社のみ」であれば、そこがこけたらアウトです。不動産があり、商業があり、こういう時は成年後見があるというのは強いのかも?ということも感じています。

これから、自己破産が増えてくるかもしれません。
私自身は、今さら債務整理に手を広げるつもりはないのですが、ニーズがあるなら受けないといけない。複数の武器を持っていると、いざという時に役立ちます。

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2020年2月 1日 (土)

「事件簿」から平成31年を振り返る

020201事件簿は、1年間に受託した案件を集計し、保管することになっています。

いっそのこと、上場会社の決算書のように、開示するのが義務になれば、依頼者側に選びやすさを提供できるのではないか、と考えたりしますが、私の事務所で実数を書いても支障がなさそうなのは債務整理。

びっくりするほど件数が減っているのが債務整理事件で、平成31年(令和1年)に申立てをした自己破産は3件。個人再生は1件。過払いの任意整理が1件で、あとは時効援用でした。

自己破産の申し立てが一番多かったのは平成15年の40件。個人再生の申立てが一番多かったのが平成16年の22件ですから、15年も経つと、業務の内容はがらりと変わっています。

一方で、時間が足らない傾向。ずっとやることに追われている感は、年々増しています。1月は、正月明けて三連休に旅行に行っただけで(出発日は半日事務所)、後は休みなし。今日、土曜日のファイルの積み上がり方も、なかなか分厚いです。

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2019年12月30日 (月)

実際の「相続の手続き」というのは

011230今年は、1月5日から被後見人さんが亡くなられて、嵐のようなスタート。

その前年、12月に亡くなられた方のことも引きずり、1月にはあとお一人、3月にもお一人亡くなられて、年初から追い立てられる状態となりました。傾向として、「寒い時期に体調を崩されることが多い」というのは、確実にあります。

今まで司法書士が取り扱っていた『相続』というのは、不動産の名義変更。相続登記が中心でした。

それに、最近は、金融機関も含めた「相続手続き」として受任することも増えていますが、被後見人さんらの葬儀や相続手続きに関与させてもらっていると、人が亡くなられる現場では「こういうこと」が起こっているんだ。実際の相続の手続きというのは、「こういう流れ」で進んでいくんだ、ということを、身を持って経験させてもらっています。

司法書士になって20年になるのに、相続の現場のことを知らなかったことに気付くとは、どこまでも奥が深くて、幅も広いのが司法書士の世界です。

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2019年12月18日 (水)

都合の良い言葉には裏がある

011218

堺東の商店街で、司法書士のCMが流れています。
自分が司法書士だから、「司法書士」って聞こえて反応しますが、一般の方にどこまで効果があるのだろう、と考えると疑問です。

TVのコマーシャルなんかでも同じように思いますが、ちらっとした情報を元に来られた方と、詳しくホームページを見て来られた方とでは、関係性。お付き合いがうまくいくかどうか、というのは、明らかに違います。一般的な傾向として、ですが。

「5分で無料診断」というコマーシャルもいまだに流れていますが、資料もなくて、電話での無料診断は到底無理です。

信じる方に罪はないですが、都合のいい情報だけを耳にして来られる方と、都合の悪い部分というか、デメリットも分かって向かい合って下さる方と、どちらがいいお付き合いができるか、というのも、これもまた考えるまでもないところ。

それは、家族だって同じでしょう。いい部分だけを見て、付き合っていけるわけではないです。

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2019年11月 9日 (土)

何度も「相続の当事者になる」職業

20170819_20191109195701一般の人が「自分が相続の当事者になる」機会は限られています。

父の相続、母の相続があったとして、2回。

義理の父母、祖父母の相続があったとしても、関係の近い人、上の世代の人がいれば任せてしまう・頼ってしまうので、自分が主導権を握って葬儀~相続の手続きをする機会は限られています。

その点、私にとって大きいのは、成年後見人として葬儀~そのまま相続人さんからご依頼を受けて、相続手続きをさせてもらう機会があること。相続の当事者(成年後見人)として、お会いしたことのない方とコンタクトを取って、遺産分割の印鑑をいただかないといけない、という場面もあります。

それと、成年後見人として、不動産を売却する機会があります。これも、業として不動産に携わっていない限り、何度も不動産を売却をすることはないので、一司法書士とすれば貴重な経験です。

当事者の立場に立たないと分からないことは多々あるので、「相続登記の専門家」ではなく「相続手続きの専門家」で居れるよう、当事者の目線がないと分からないこと、見えないことを見ていきたい、と考えています。

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2019年10月20日 (日)

無理なことは無理だと伝えておく

Kanban3_20191020205501来週は、22日(火)が祝日で、事務所はお休み。営業日が4日間の中で、午後からの予定がほぼ外出で埋まっています。

被後見人さんの転院は、日時が決まっている件もあれば、部屋の「空き待ち」で、空いたら翌日にでも、と言われている件もあります。

自分ではコントロールできない、イレギュラーな予定が入ることも想定しておかないといけませんが、被後見人さんの転院の時も、「転院の車にはついて行けないかもしれません」という逃げ道を、病院側と話をして作っておきます。現場はともかく、地域連携室の方はたいてい柔軟な対応をしてくれます。

無理なことは無理なのですが、それでも「やれ」と言われたり、こちらからすると、どうでもいいことに、時間の約束をされられることもあるので、「やられたらやり返せ」ではなく、「言われて嫌なことは自分はやらないように」とか、「相手の立場に配慮しよう」とか、いろんな出来事の中で、いろんなことを教えてもらいながら仕事をしています。

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