読書・映画の話

2019年5月19日 (日)

「社長の流儀」

Sasaki

「社長の流儀」(佐々木常夫著)

著者は、元東レ取締役。東レ経営研究所社長。
自らの経験を踏まえて、「よい会社とは」「何のために経営しているのか」「いいときにゆるまず、わるいときにくさらず」「本業という屋台骨をおろそかにして成長はない」など、王道的な話。

一方では、「ときには正攻法から外れた奇策も用いるべし」「裏のダークな部分にも精通していることも、できる社長の条件のひとつ」など、

人の心、人の気持ちの裏側にある問題を知っておかないと、経営者はやっていけない。時には、駆け引きをして自分の立場を有利な状態に持っていくことも求められるといった、王道から外れる話。なかなか本には書けないような体験談も書かれていました。

司法書士の仕事も、「人の心」に触れる部分があります。「人の心」に振り回されて、しんどい思いをすることもありますが、私にも「心」はあるので、使うか使わないかは別として、人間学というか、人の気持ちの裏側を理解しておくことは必要、と考えて仕事に取り組んでいます。

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2019年5月 5日 (日)

「10年継続できる士業事務所の経営術」

Kanayama

「10年継続できる士業事務所の経営術」(金山驍著)

著者は、社会保険労務士。サブタイトルに「安定経営のための48のポイント」とあるのと並行して、帯には「開業をお考えのあなた、運営にお困りのあなたへ」という文字もあります。

士業として同じ考えであったり、共感できる話もありましたが、半分くらいは逆だな~と感じました。

「戦略的に紹介をいただく」と言ってる人にお客様の紹介ができるか、私ならできません。

「1か月前に行動スケジュールを組み、翌月にはアポイントで予定をいっぱいにします。人に会いに行くには、その人が喜ぶ情報、手土産を持参して戦略的に会いに行きます」(本文のまま)というのは、会いに来られる人にとっては時間を取られて、とても迷惑なことです。

本当に必要な人脈というのは、一緒にお仕事させてもらう機会の中で、自然と出来上がっていくもの。大事なのは、紹介してもらったり、させてもらうことで『お客様に喜んでらえたか』なので、

「紹介してもらったから、その人に何か喜んでもらうことをしないと」とか、「ご馳走しないと」とか、そういうことは考えなくても、付き合っていける方とは自然に続いていきますし、途切れていく方は途切れていくもの、です。

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2019年5月 4日 (土)

「仕事と心の流儀」

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「仕事と心の流儀」(丹羽宇一郎著)

著者は、元伊藤忠商事の社長。
タイトルには「仕事」とありますが、仕事と共に、その周辺部分。仕事や読書を通じて謙虚に勉強し、努力し続けないといけない、という話。特に、読書の重要性というのは、繰り返し書かれています。

「何のために働くのか」という話の中にあった「見えざる報酬」の話、大谷翔平選手を例に出されているので伝わりやすい。「見える報酬」のためだけにやれることは、限られています。

本にはお金を惜しまないけど、車や家にはお金を使わない。ハイヤーでもベンツやBMWでもなくて、カローラでいい、という話もアクセントが利いています。

大企業で勤めた人の話なので、「主流にいる人たちは、いまも終身雇用」と書かれています。会社員向けの話でもあるし、社長として上司として、という部分からも書かれているので、いろんな立場の人に役立つ内容です。

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2019年4月29日 (月)

「ホリエモン式飲食店経営」

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まんがでわかる「ホリエモン式飲食店経営」(原作:三戸政和。監修:堀江貴文)。

退職金をつぎ込んで喫茶店を始めたオーナーが、経営コンサルタントの卵(ホリエモンの妹という設定)に「1か月後には潰れる」とダメ出しされて、試行錯誤して喫茶店を運営していく、という話。

「お客さんのため」と思ってやっていること。「良いサービスだ」と思ってやっていることも、採算が合わないことをすると、結局は、サービスの質が悪くなって、自分の首を絞めることになります。

一方、一見「採算が合わない」と思うようなことも、積もり積もって、お店の利益になることもあります。

本の話では、最終的に『100食限定』のカレーライスのセットを始めることになりましたが、どうして『100食限定』で『カレーライス』なのか。店を運営していくのに必要な考え方、飲食店の運営に限りませんが、「理想の店」に近付くために何を考えればいいのか、分かりやすく伝えられている本です。

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2018年10月 8日 (月)

「丸亀製麺はなぜNO.1になれたのか」

301008「丸亀製麺はなぜNO.1になれたのか(小野正誉著)」を読みました。

著者は、丸亀製麺を経営する「トリドールホールディングス」の社長秘書・IR担当。本には、丸亀製麺の「釜揚げうどん(並)」の試食券が付いています。

私自身、直近では、先週の金曜日に丸亀製麺で夕食を食べて、「やっぱり他所とは違う。わざわざ香川にうどんを食べに行く必要はないな」ということを考えていた、丸亀製麺ファン。それと、トリドールホールディングスの株主でもあります。

にも関わらず、「NO.1ってどういうこと?」と、タイトルに惹かれて手に取った本ですが、丸亀製麺は「うどん業界ではダントツの1位を独走中」「売上高でも店舗数でも、うどん業界で日本一」だということです。

この本では、社長を身近に見られている秘書の立場から、社長や会社の考えを伝えられていますが、自画自賛に限らず。組織として、飲食業以外にでも生かせそうな、骨太の方針が貫かれていることに共感しました。

司法書士の世界にも応用できるかも?の部分が、ありそうです。

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2018年9月30日 (日)

「スマホを落としただけなのに」

300930「スマホを落としただけなのに(志賀晃著)」

交際相手がスマホを落としたことから、個人情報を抜き取られ、殺人事件にまで発展してしまう、という話。スリリングな展開にハラハラし、止められなくなって、短時間で読んでしまいました。

「とりあえずフェイスブックで検索してみる」というのは、仕事上の必要があってもなくても、私も時々やっていることです。ヤフーやグーグルで検索すると、フェイスブックで該当の名前がヒットする、ということもあります。

フェイスブック上で、「今日は○○さんの誕生日です」ということで、みんなで「おめでとうございます!」みたいなコメントを付け合っているのを見ると、大丈夫なのかな?と思います。

「非公開だから大丈夫」と思っていても、友達申請してきた人物が偽物であったとしたら。。。ネット上でのセキュリティを考えさせられる内容に、他人事だとは思えません。

「映画化」で11月2日から始まる映画も、見に行きます。

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2018年9月23日 (日)

「最高の体調」(鈴木祐著)

Saikounotaisiyou「最高の体調」(鈴木祐著)を読みました。

「文明病」「炎症と不安」「腸」「環境」「ストレス」「価値」「死」「遊び」という8つの章に分け、現代人が抱える身体の問題を、いろいろな角度から検討、改善策を考えられた本です。

本の中では、多くの場面で、「狩猟採集民」「古代」「旧石器時代」の人や生き方と比べられていますが、当時の人と比べて、何が増えて、何が少なくなって、何が新しくなったのか。

現代人が抱える問題を、「進化のミスマッチが原因だ」と解説されていることは、不思議なほど説得力がありました。

食生活、自然との接し方、人間関係、睡眠、運動、デジタル環境、遊び心、など、誰でも実践できて、活用できる話ばかり。自己啓発本でもないし、スピリチュアル系のような怪しい話もないし、

特に、「身体の何となくの不調」を抱えている人にとっては、改善方法のヒントが詰まっていそうです。

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2018年9月16日 (日)

「清原和博 告白」

Kiyohara「清原和博 告白」を読みました。

「Nunber」編集部による、1年にわたるインタビューから、本人の生の声をまとめた形で出版された本。少年時代、高校時代、ドラフト、西武時代、巨人時代、オリックス時代と「その後」。その時の出来事と思いを、時系列に沿って語られています。

自分の心の弱さを赤裸々に語られていて、そういう部分での共感というか、人の心は弱いものなんだということは、理解しないといけないです。

西武での1年目は、『黄金時代』。
「1年目は夢中で野球をやっていたのに、2年目からは遊びを覚えて、手帳もつけなくなった」という告白もありました。これには、やっぱりそうだったのか、という感じです。

高額な年俸をもらっている以上、結果を出せくなったら叩かれる厳しい世界。
それはFAで阪神に行っていたとしても、同じことだったと思います。巨人への恨みは、他の本でも読みましたが、結果を出せなくなったことで、心が乱れていった。結果が出せなくなったのがなぜなのかという部分が、プロとしての甘さであり、根本の問題のように感じました。

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2018年9月 9日 (日)

「日本一働きやすい会計事務所」

300904_2_2「日本一働きやすい会計事務所(芦田敏之著)」を読みました。

著者は、50名の従業員を率いる、税理士法人の代表です。

「職場環境や福利厚生」「業務内容」「報酬」。
この3つの視点から、どのような考えで組織を作り、実践されているかが書かれています。

士業の事務所に限らないことですが、福利厚生を充実させようとすると、それなりの利益が必要です。

しかし、著者はお金に価値観を置いてはいないし、働く人を大切にし、幸せとはなんなのかを考える。プライベートも大事だから、「休みを長く取れるように」という方針にも共感できました。

社員旅行が「りんご狩りをしながらのハイキング」だと言われたら、私なら行きたくないですけどね~。

それはともかく、「働きやすい」と思えるかどうかは、その人が感じることなので、人によって違うことだとも思います。

少人数の組織で「家族のように」大事にできることも、50人になると難しいし、それを著者は100人の組織にしようとされていて、それがまた長く続く組織にできるのであれば、同じ士業として見ると、凄いことです。

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2018年8月26日 (日)

「成功者の自分の時間研究」

300826「成功者の自分の時間研究」(上野光夫著)

著者は「3万人以上の経営者・起業家・エグゼクティブの方と会ってきた」という経営コンサルタントの立場から、成功者が何を考え、どんな時間の使い方をしているのか、ということを書かれています。

総論的には、共感できる話で、「やっぱりそうか」と思えます。
一方、テクニック・訓練の話になると、「本当にそうなんだろうか?」と、疑問に思う部分もありました。

私自身、「群れない」とか、「プライベートで時間の拘束を受けない」とか、「○時には寝る」とか、意識しなくても崩さない部分を持っています。「異業種交流会や朝会みたいなのに行かない」「懇親会に出ない」とか、意識が高い人(?)が集まるとされる場所が、一番嫌いだったりします。

元々の性格なのでしょうけど、事務所を開業してから固まった部分が大きいです。

「時間はみんな平等に与えられている」というのは、よく言われることですが、「時間の使い方」=「その人の考え方・生き方」の問題だということを、伝えてくれている本です。

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