読書・映画の話

2018年10月 8日 (月)

「丸亀製麺はなぜNO.1になれたのか」

301008「丸亀製麺はなぜNO.1になれたのか(小野正誉著)」を読みました。

著者は、丸亀製麺を経営する「トリドールホールディングス」の社長秘書・IR担当。本には、丸亀製麺の「釜揚げうどん(並)」の試食券が付いています。

私自身、直近では、先週の金曜日に丸亀製麺で夕食を食べて、「やっぱり他所とは違う。わざわざ香川にうどんを食べに行く必要はないな」ということを考えていた、丸亀製麺ファン。それと、トリドールホールディングスの株主でもあります。

にも関わらず、「NO.1ってどういうこと?」と、タイトルに惹かれて手に取った本ですが、丸亀製麺は「うどん業界ではダントツの1位を独走中」「売上高でも店舗数でも、うどん業界で日本一」だということです。

この本では、社長を身近に見られている秘書の立場から、社長や会社の考えを伝えられていますが、自画自賛に限らず。組織として、飲食業以外にでも生かせそうな、骨太の方針が貫かれていることに共感しました。

司法書士の世界にも応用できるかも?の部分が、ありそうです。

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2018年9月30日 (日)

「スマホを落としただけなのに」

300930「スマホを落としただけなのに(志賀晃著)」

交際相手がスマホを落としたことから、個人情報を抜き取られ、殺人事件にまで発展してしまう、という話。スリリングな展開にハラハラし、止められなくなって、短時間で読んでしまいました。

「とりあえずフェイスブックで検索してみる」というのは、仕事上の必要があってもなくても、私も時々やっていることです。ヤフーやグーグルで検索すると、フェイスブックで該当の名前がヒットする、ということもあります。

フェイスブック上で、「今日は○○さんの誕生日です」ということで、みんなで「おめでとうございます!」みたいなコメントを付け合っているのを見ると、大丈夫なのかな?と思います。

「非公開だから大丈夫」と思っていても、友達申請してきた人物が偽物であったとしたら。。。ネット上でのセキュリティを考えさせられる内容に、他人事だとは思えません。

「映画化」で11月2日から始まる映画も、見に行きます。

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2018年9月23日 (日)

「最高の体調」(鈴木祐著)

Saikounotaisiyou「最高の体調」(鈴木祐著)を読みました。

「文明病」「炎症と不安」「腸」「環境」「ストレス」「価値」「死」「遊び」という8つの章に分け、現代人が抱える身体の問題を、いろいろな角度から検討、改善策を考えられた本です。

本の中では、多くの場面で、「狩猟採集民」「古代」「旧石器時代」の人や生き方と比べられていますが、当時の人と比べて、何が増えて、何が少なくなって、何が新しくなったのか。

現代人が抱える問題を、「進化のミスマッチが原因だ」と解説されていることは、不思議なほど説得力がありました。

食生活、自然との接し方、人間関係、睡眠、運動、デジタル環境、遊び心、など、誰でも実践できて、活用できる話ばかり。自己啓発本でもないし、スピリチュアル系のような怪しい話もないし、

特に、「身体の何となくの不調」を抱えている人にとっては、改善方法のヒントが詰まっていそうです。

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2018年9月16日 (日)

「清原和博 告白」

Kiyohara「清原和博 告白」を読みました。

「Nunber」編集部による、1年にわたるインタビューから、本人の生の声をまとめた形で出版された本。少年時代、高校時代、ドラフト、西武時代、巨人時代、オリックス時代と「その後」。その時の出来事と思いを、時系列に沿って語られています。

自分の心の弱さを赤裸々に語られていて、そういう部分での共感というか、人の心は弱いものなんだということは、理解しないといけないです。

西武での1年目は、『黄金時代』。
「1年目は夢中で野球をやっていたのに、2年目からは遊びを覚えて、手帳もつけなくなった」という告白もありました。これには、やっぱりそうだったのか、という感じです。

高額な年俸をもらっている以上、結果を出せくなったら叩かれる厳しい世界。
それはFAで阪神に行っていたとしても、同じことだったと思います。巨人への恨みは、他の本でも読みましたが、結果を出せなくなったことで、心が乱れていった。結果が出せなくなったのがなぜなのかという部分が、プロとしての甘さであり、根本の問題のように感じました。

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2018年9月 9日 (日)

「日本一働きやすい会計事務所」

300904_2_2「日本一働きやすい会計事務所(芦田敏之著)」を読みました。

著者は、50名の従業員を率いる、税理士法人の代表です。

「職場環境や福利厚生」「業務内容」「報酬」。
この3つの視点から、どのような考えで組織を作り、実践されているかが書かれています。

士業の事務所に限らないことですが、福利厚生を充実させようとすると、それなりの利益が必要です。

しかし、著者はお金に価値観を置いてはいないし、働く人を大切にし、幸せとはなんなのかを考える。プライベートも大事だから、「休みを長く取れるように」という方針にも共感できました。

社員旅行が「りんご狩りをしながらのハイキング」だと言われたら、私なら行きたくないですけどね~。

それはともかく、「働きやすい」と思えるかどうかは、その人が感じることなので、人によって違うことだとも思います。

少人数の組織で「家族のように」大事にできることも、50人になると難しいし、それを著者は100人の組織にしようとされていて、それがまた長く続く組織にできるのであれば、同じ士業として見ると、凄いことです。

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2018年8月26日 (日)

「成功者の自分の時間研究」

300826「成功者の自分の時間研究」(上野光夫著)

著者は「3万人以上の経営者・起業家・エグゼクティブの方と会ってきた」という経営コンサルタントの立場から、成功者が何を考え、どんな時間の使い方をしているのか、ということを書かれています。

総論的には、共感できる話で、「やっぱりそうか」と思えます。
一方、テクニック・訓練の話になると、「本当にそうなんだろうか?」と、疑問に思う部分もありました。

私自身、「群れない」とか、「プライベートで時間の拘束を受けない」とか、「○時には寝る」とか、意識しなくても崩さない部分を持っています。「異業種交流会や朝会みたいなのに行かない」「懇親会に出ない」とか、意識が高い人(?)が集まるとされる場所が、一番嫌いだったりします。

元々の性格なのでしょうけど、事務所を開業してから固まった部分が大きいです。

「時間はみんな平等に与えられている」というのは、よく言われることですが、「時間の使い方」=「その人の考え方・生き方」の問題だということを、伝えてくれている本です。

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2018年7月29日 (日)

「年収1億円の人は、なぜケータイに出ないのか?」

300729「年収1億円の人は、なぜケータイに出ないのか?(水野俊哉著)」

サブタイトルは、「年収300万円、年収1000万円の人が絶対に知らない超一流の思考と行動」とあり、51のパートに分けて、『年収300万円の人』『年収1000万円の人』『年収1億円の人』の思考と行動を比較されています。

私は、休日は「常にサイレントモード」なので、タイトルに惹かれて手に取りました。仕事中も、親しい人ほど事務所に電話をくれるか、メールやLINEでのやり取りです。

本の内容は、携帯電話の話の他、旅行の話とか、家族に接待する話とか、共感できる話もあれば、ファッションにお金を使う話とか、一食で3万円使う話とか、自分には無理だな~と感じる話もありました。

しかし、『おわりに』に書かれていたこと。

「人生の価値を決めるのは年収ではなくライフスタイル」とあるように、年収が1億円なくても、1000万円なくても、自分なりの快適な生活。自分で決めた、自由な生活サイクルを楽しむことを目指したいです。

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2018年7月22日 (日)

「かかわると面倒くさい人」(榎本博明著)

300722司法書士は法律を扱う職業ですが、人の気持ちを扱う職業でもあります。

しかし、「いろいろな人がいる」ことを感覚的に分かっていても、掘り下げて学ぶ機会がないので、「ややこしい人」のことを知るために有益な本。

ここでの「ややこしい」は、顧客との直接の関係ではなく、顧客の周りでの人間関係のこととか、それと、直接の関わり合いはないけど、「関わるとややこしそうな人」のことを考えながら読んでいました。

『本人は正義感で動いているつもりなのだが、心の深層には劣等感と歪んだ優越感が複雑に絡み合い、うごめいている。だから極端になってしまうのだ』
『自分のものの見方や歪みを少しでも正すためにも、他者の視点に触れ、自分の中に多くの視点を取り入れていく必要がある』(『』内は本書から引用)

司法書士も偏った世界で生きているので、面倒くさい人である部分はあります。どうでもいいことに拘る部分もあります。

客観的な視点というのは、意識して持たないと持てないものなので、自分自身のことも気を付けようと。そう考えさせてもらえる本でした。

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2018年6月17日 (日)

「そして父になる」と「万引き家族」

300610昨日、地上波で「そして父になる」が放送されていたのを見た(2回目)流れで、映画「万引き家族」を見てきました。監督と主演のリリー・フランキーが同じ。

「そして父になる」は、赤ちゃんを取り違えられた親子の将来。
生みの親がいいのか、育ての親がいいのか。親の思い子供の思いが描かれていて、最終的な決定権は子供にあった、という展開。

結論はぼやかされていたものの、育ての親が子供の思いに気付けた時、本当の父親になれたのだと解釈しました。

「万引き家族」は、それぞれ、ワケありの家族から離れて、万引きを繰り返しながらも、本当の家族のように寄り添って生きる人たちの姿。社会の裏側が、見事に描かれています。

実の親であっても、「虐待する親元には戻らないで欲しい」と、小さな女の子の姿に感情移入しましたが、「万引き家族」から離れた女の子が最後どうなったのか。こちらも、見る人の思いに結論が委ねられました。

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2018年4月30日 (月)

「一万円選書」を知って

300430本棚からあぶれて、「とりあえず」マッサージチェアの上に積まれた、最近に読んだ本たちですが、

4月23日のNHK『プロフェッショナル」で、「3000人待ちの本屋さん」が取り上げられていました。1万円分で、その人に合った本を選んでくれる「一万円選書」というシステム。

最初は、「他人に本を選んでもらってもな~」という目で見ていましたが、その人の読書歴、境遇、今までの人生経験などをまとめた「カルテ」で見極めて、選んでくれるというのは面白い。

選んでもらえた本は、店主からのメッセージだと受け止められそうだし、自分の足りない部分を補ってもらえる気がします。

私自身、一時と比べると読書量は減っていますが、自分の考え方の少なくとも2~3割は、読書が影響しています。それも、専門書とは違う、司法書士の仕事とは直接関係しない本です。

仕事で扱うベースは法律の専門知識かもしれませんが、もっと奥底にあるもの。いろんな人が書いた本、他人の考え方を自分の中に取り込むことで、モノの見方や考え方が身に付くものですし、人としての基礎的な部分が作られていく気がします。

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