読書・映画の話

2019年7月21日 (日)

「日本一稼ぐ弁護士の仕事術」

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「日本一稼ぐ弁護士の仕事術(福永活也著)」。
タイトルを見て、品のないことがあるんだろうな~と予想して読み始めましたが、4ページ目で「仕事以外のことにも熱中」「世界7大陸最高峰の登頂」という話を見て、すぐに裏切られたことに気付きました。

プライベートだけでなく、弁護士業以外の事業をされていることも書かれています。不思議なもので、弁護士以外の時間も楽しんで生きられていることを知った時点で、「お金が全て」の世界で生きられているわけではない、ことが分かります。

しかし、本業で極められた人だからこそできることなんだろうな、ということも感じました。

まずは、本業を極めることを目指す。その中で、仕事で学んだことをプライベートに生かす。また、プライベートで経験したことを仕事に生かす。

いい仕事をするには、仕事とプライベートを行ったり来たりして、いろんな経験を積み重ねていくことが必要なんじゃないかな、というのは、私も日頃から考えているところです。

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2019年7月20日 (土)

「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。」

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「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。(白田)」

『府中三億円事件』とは、1968年に現金輸送車が襲われ、三億円が奪われた窃盗事件。1975年に時効が成立しています。

この本では、三億円事件を計画・実行したとする著者が、計画から実行に至るまでの過程を綴った小説。当日の犯行の様子も、細かく描写されているので、著者が本当の実行犯だと思って読むと、なかなかスリリング。

一方では、恋愛話がからめられていて、人を裏切ったり、利用したり、そういうこともあったよな、という若い頃を思い起こさせてくれるような感情も綴られています。

フィクションである小説として面白くて、あっという間に読み切ってしまいました。

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2019年7月 7日 (日)

「Q&A弁護士のための正しいSNS活用術」

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「Q&A弁護士のための正しいSNS活用術」(広島弁護士実務研究会編著)。

「弁護士のため」とありますが、隣接職である司法書士にも通じる話。「活用術」というと、プラスのニュアンスに感じますが、どちらかというと「これには気を付けて」というルール・マナーを学べる本です。

「SNSでの投稿は、ビラを作って公共の場所に貼り、さらに知り合いの家にポスティングするようなもの」(本書の表現のまま)とありますが、分かりやすい例え話。何か月前かにこの本を読んでから、ブログも意識して「引いた視線」で書くようにしています。

ツイッターもしていますが、情報収集が目的です。朝に一日の予定を漠然と入れる。夜はブログにリンクを貼る。それ以上のことをすると、余計なことを書いてしまいそうなので、機械的なこと以外は書かないようにしています。

インスタグラムは、完全にプライベートな世界。両方本当の姿ですが、司法書士の鎧を外した世界は、自由で気楽です。

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2019年6月16日 (日)

『読書する人だけがたどり着ける場所』

010616 「読書する人だけがたどり着ける場所(斎藤孝著)」

帯には[読んだ本の差で人生は変わる]とあります。

私自身、一時はネットの短い文章になじんでしまい、本1冊分の集中力が続かなくなっていましたが、最近は復活しています。自分自身がそうなので、なおさら、著者が伝えたいことが分かります。

また、ネット経由で、いろいろなひとの文章が目に留まるようになり、その人の「深さ」とか「人格」というのが、見えやすくなっている、という部分もあります。

特に、法律は、使い方次第では人を傷付けてしまう、凶器のような存在です。法律は最後の拠り所なのに、それだけが正しいと思って振り回していると、世の中からズレてしまうことになりかねないです。

法律を扱う仕事をしている人間だからこそ、本を読んで、いろんなことを知り、想像力を豊かにして、多角的に物事を考えられる人間にならないといけないな、ということを、この本を読んで改めて感じています。

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2019年5月26日 (日)

『嫌われる勇気』

Kishimi

「嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健著)」

タイトルから想像していた内容とは違い、『アドラー心理学』の考え方を伝えられた本。「青年」と「哲人」の対話形式で、本来は難しいはずの心理学の世界を、事例を出しながら伝えてくれています。

「自慢する人は、偽りの優越感に浸る」とか、「子供が非行に走るのは親への復讐である」とか、「承認欲求を否定する」の話なんか、分かりやすいです。読んでいるうちに、面白くなって、止まらなくなりました。

「嫌われたくない」という言葉は、158ページになって初めて出てきますが、「承認欲求の裏返し」とのこと。

アドラー心理学の考え方を、理解しきれたわけではありませんし、本当にそうかな?と思う部分もありましたが、この本によって、モノの見方は間違いなく変わります。帯には「大切な人に贈りたい本」とありますが、その通りの内容でした。

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2019年5月19日 (日)

「社長の流儀」

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「社長の流儀」(佐々木常夫著)

著者は、元東レ取締役。東レ経営研究所社長。
自らの経験を踏まえて、「よい会社とは」「何のために経営しているのか」「いいときにゆるまず、わるいときにくさらず」「本業という屋台骨をおろそかにして成長はない」など、王道的な話。

一方では、「ときには正攻法から外れた奇策も用いるべし」「裏のダークな部分にも精通していることも、できる社長の条件のひとつ」など、

人の心、人の気持ちの裏側にある問題を知っておかないと、経営者はやっていけない。時には、駆け引きをして自分の立場を有利な状態に持っていくことも求められるといった、王道から外れる話。なかなか本には書けないような体験談も書かれていました。

司法書士の仕事も、「人の心」に触れる部分があります。「人の心」に振り回されて、しんどい思いをすることもありますが、私にも「心」はあるので、使うか使わないかは別として、人間学というか、人の気持ちの裏側を理解しておくことは必要、と考えて仕事に取り組んでいます。

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2019年5月 5日 (日)

「10年継続できる士業事務所の経営術」

Kanayama

「10年継続できる士業事務所の経営術」(金山驍著)

著者は、社会保険労務士。サブタイトルに「安定経営のための48のポイント」とあるのと並行して、帯には「開業をお考えのあなた、運営にお困りのあなたへ」という文字もあります。

士業として同じ考えであったり、共感できる話もありましたが、半分くらいは逆だな~と感じました。

「戦略的に紹介をいただく」と言ってる人にお客様の紹介ができるか、私ならできません。

「1か月前に行動スケジュールを組み、翌月にはアポイントで予定をいっぱいにします。人に会いに行くには、その人が喜ぶ情報、手土産を持参して戦略的に会いに行きます」(本文のまま)というのは、会いに来られる人にとっては時間を取られて、とても迷惑なことです。

本当に必要な人脈というのは、一緒にお仕事させてもらう機会の中で、自然と出来上がっていくもの。大事なのは、紹介してもらったり、させてもらうことで『お客様に喜んでらえたか』なので、

「紹介してもらったから、その人に何か喜んでもらうことをしないと」とか、「ご馳走しないと」とか、そういうことは考えなくても、付き合っていける方とは自然に続いていきますし、途切れていく方は途切れていくもの、です。

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2019年5月 4日 (土)

「仕事と心の流儀」

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「仕事と心の流儀」(丹羽宇一郎著)

著者は、元伊藤忠商事の社長。
タイトルには「仕事」とありますが、仕事と共に、その周辺部分。仕事や読書を通じて謙虚に勉強し、努力し続けないといけない、という話。特に、読書の重要性というのは、繰り返し書かれています。

「何のために働くのか」という話の中にあった「見えざる報酬」の話、大谷翔平選手を例に出されているので伝わりやすい。「見える報酬」のためだけにやれることは、限られています。

本にはお金を惜しまないけど、車や家にはお金を使わない。ハイヤーでもベンツやBMWでもなくて、カローラでいい、という話もアクセントが利いています。

大企業で勤めた人の話なので、「主流にいる人たちは、いまも終身雇用」と書かれています。会社員向けの話でもあるし、社長として上司として、という部分からも書かれているので、いろんな立場の人に役立つ内容です。

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2019年4月29日 (月)

「ホリエモン式飲食店経営」

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まんがでわかる「ホリエモン式飲食店経営」(原作:三戸政和。監修:堀江貴文)。

退職金をつぎ込んで喫茶店を始めたオーナーが、経営コンサルタントの卵(ホリエモンの妹という設定)に「1か月後には潰れる」とダメ出しされて、試行錯誤して喫茶店を運営していく、という話。

「お客さんのため」と思ってやっていること。「良いサービスだ」と思ってやっていることも、採算が合わないことをすると、結局は、サービスの質が悪くなって、自分の首を絞めることになります。

一方、一見「採算が合わない」と思うようなことも、積もり積もって、お店の利益になることもあります。

本の話では、最終的に『100食限定』のカレーライスのセットを始めることになりましたが、どうして『100食限定』で『カレーライス』なのか。店を運営していくのに必要な考え方、飲食店の運営に限りませんが、「理想の店」に近付くために何を考えればいいのか、分かりやすく伝えられている本です。

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2018年10月 8日 (月)

「丸亀製麺はなぜNO.1になれたのか」

301008「丸亀製麺はなぜNO.1になれたのか(小野正誉著)」を読みました。

著者は、丸亀製麺を経営する「トリドールホールディングス」の社長秘書・IR担当。本には、丸亀製麺の「釜揚げうどん(並)」の試食券が付いています。

私自身、直近では、先週の金曜日に丸亀製麺で夕食を食べて、「やっぱり他所とは違う。わざわざ香川にうどんを食べに行く必要はないな」ということを考えていた、丸亀製麺ファン。それと、トリドールホールディングスの株主でもあります。

にも関わらず、「NO.1ってどういうこと?」と、タイトルに惹かれて手に取った本ですが、丸亀製麺は「うどん業界ではダントツの1位を独走中」「売上高でも店舗数でも、うどん業界で日本一」だということです。

この本では、社長を身近に見られている秘書の立場から、社長や会社の考えを伝えられていますが、自画自賛に限らず。組織として、飲食業以外にでも生かせそうな、骨太の方針が貫かれていることに共感しました。

司法書士の世界にも応用できるかも?の部分が、ありそうです。

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