読書・映画の話

2018年6月17日 (日)

「そして父になる」と「万引き家族」

300610昨日、地上波で「そして父になる」が放送されていたのを見た(2回目)流れで、映画「万引き家族」を見てきました。監督と主演のリリー・フランキーが同じ。

「そして父になる」は、赤ちゃんを取り違えられた親子の将来。
生みの親がいいのか、育ての親がいいのか。親の思い子供の思いが描かれていて、最終的な決定権は子供にあった、という展開。

結論はぼやかされていたものの、育ての親が子供の思いに気付けた時、本当の父親になれたのだと解釈しました。

「万引き家族」は、それぞれ、ワケありの家族から離れて、万引きを繰り返しながらも、本当の家族のように寄り添って生きる人たちの姿。社会の裏側が、見事に描かれています。

実の親であっても、「虐待する親元には戻らないで欲しい」と、小さな女の子の姿に感情移入しましたが、「万引き家族」から離れた女の子が最後どうなったのか。こちらも、見る人の思いに結論が委ねられました。

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2018年4月30日 (月)

「一万円選書」を知って

300430本棚からあぶれて、「とりあえず」マッサージチェアの上に積まれた、最近に読んだ本たちですが、

4月23日のNHK『プロフェッショナル」で、「3000人待ちの本屋さん」が取り上げられていました。1万円分で、その人に合った本を選んでくれる「一万円選書」というシステム。

最初は、「他人に本を選んでもらってもな~」という目で見ていましたが、その人の読書歴、境遇、今までの人生経験などをまとめた「カルテ」で見極めて、選んでくれるというのは面白い。

選んでもらえた本は、店主からのメッセージだと受け止められそうだし、自分の足りない部分を補ってもらえる気がします。

私自身、一時と比べると読書量は減っていますが、自分の考え方の少なくとも2~3割は、読書が影響しています。それも、専門書とは違う、司法書士の仕事とは直接関係しない本です。

仕事で扱うベースは法律の専門知識かもしれませんが、もっと奥底にあるもの。いろんな人が書いた本、他人の考え方を自分の中に取り込むことで、モノの見方や考え方が身に付くものですし、人としての基礎的な部分が作られていく気がします。

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2018年3月18日 (日)

「一流の頭脳」

300318「一流の頭脳」(アンダース・ハンセン著)

どんな業界でも、一流で活躍する人には、一流なりの考え方や習慣があります。私自身はそんなことをイメージしているので、思考法の分析本だと思って手に取りましたが、違いました。

著者は精神科医。
脳の機能を上げるにも、ストレスに強くなるにも、うつ病の改善にも、それと認知症の予防にも、創造性を増やすのにも運動。それも有酸素運動で、ランニングが効果的である、ということが、繰り返し書かれていました(同じことを繰り返し書き過ぎて、くどい傾向あり)。

精神疾患と天才の差とか、体力と報酬の問題なんかも、ほるほどな~と。

私も元々は運動の習慣があって、結婚してからもジムに行ったり、ゴルフを習いに行ったりしました。ゴルフの予定が入ると、歩いて通勤したりするので、自然と身体を動かす時間が増えるのですが、最近はめっきりと減りました。

椎間板ヘルニアになった時も、体幹を鍛えて治す、ことで乗り切りましたが、その後もついつい後回し。

しかし、科学的に効果が証明されているのであれば、体調を整えるためにも、これからは意識して身体を動かす時間を作ろう、と。そう思わせてもらえる本です。

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2018年3月11日 (日)

「松坂世代の無名の捕手が、なぜ巨人軍で・・・」

300311「松坂世代の無名の捕手が、なぜ巨人軍で18年間も生き残れたのか(加藤健著)」

著者は、一昨年で巨人軍を退団したキャッチャー。生涯成績で出場試合185、59安打、3本塁打で、野球ファンであっても、知らない人が多いかもしれません。

しかし、18年間、何を考えて野球をしてきたのか。
新人が入って来たり、移籍で同じポジションの選手が入ってきた時に、何を考えたのか。結果として、組織で生き残るために必要なことは何なのか。

帯には「“商品”に徹すれば道は拓ける!」とありますが、社会人として、どこででも生かせる話としてまとめてられています。「無名の捕手」だったとしても、こうやって人に生き方を伝えられて、人に影響を与えられるかもしれないのは、素晴らしいことです。

一昨日、巨人への復帰が発表された上原浩治とは、年齢は違えど同期入団。
上原とのエピソードでは、「その一言に救われた」話が複数あって、さすが上原、と。上原の他、間接的に他の選手の生の姿も伝えられています。

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2018年3月 4日 (日)

「発達障害は最強の武器である」

300304「発達障害は最強の武器である」(成毛眞著)を読みました。

著者は、元日本マイクロソフト社の社長。
自身が「発達障害ではないか」というエピソード、分析と共に、発達障害が仕事で武器になるのではないか、矯正しないほうが幸せに生きられるのではないか、という話でした。

発達障害というか、広い意味での個性。
社会で活躍できるかどうかは、自分の個性を生かせる「環境」や「立場」を見付けられるかどうか次第だと思います。

私も司法書士という職業に出会えていなかったら、今まで勤めた職場で認めてもらえなかったら。そして、今の職場を作れていなかったら、どこで挫折していたか分からないです。

『仕事用』という鎧を被っていると、表からは分かりにくいですが、みんな意外なほど偏りがあって、「普通の人」なんて居ない。自分の個性を認めて、それを笑い話にしたり、武器にしていきて行けるかどうか。

それでも「矯正しながら」という行為は必要だと思いますが、私の場合、他人と一緒に仕事をさせてもらうことで、なくてもいい「こだわり」は整理して来られた気がします。

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2018年2月18日 (日)

「残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方」

300218「残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方」(江上治著)

『5%』という数字の根拠として、日本で「年収1000万円以上」の人が4~5%。「5,000万円~1億円の純金融資産」を有している層も5%なのだそう。

この本では、FPである著者が、統計資料も紹介しながら、「うまく行く」人が何を考え、どんな行動をしているのか。それを元に、どうしていけばいいのかを書かれています。

こういった本、本当は20代の時に読んでおけばよかったのでしょうけど、若い時は何も考えていなかった。私自身は行き当たりばったりで、「人生計画」とはほど遠い道を歩んできました。

それはともかくとして、著者が言われていることはよくわかるし、共感できる話が多かったです。

ところが、成功した人の話は、「後付け」であることも多いので、同じことをしたから成功するというわけではないし、起業することが全てではない。『成功者』として紹介されている人が、この後どうなるかも分からない。そういう部分も、含んでおかないといけないです。

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2017年8月16日 (水)

幸福の「資本」論

20170816「幸福の資本論」(橘玲著)を読みました。

人がどうやったら幸福に生きていけるのか。
「金融資本」「人的資本」「社会資本」という3つの資本に分けて、考えられています。

「人的資本」とは、仕事。
「社会資本」とは、友達などの人づきあい。

3つの資本の中で、自分がどんなバランスの中にいるのかも含めて、分かりやすい話でした。所々に散りばめられている「地方のマイルドヤンキー」という表現がまた、いいアクセントになっています。

「自由」とは何か。
「幸福度」を増やすにはどうすればいいか。

働くことや、時間とお金に対する考え方とか、なるほどな~という話が続きます。

あとがきに、『この本が、「私に似た」あなたの人生になんらかの役に立てば幸いです』とあり、本の切り口や生き方自体も格好いいな、と思えました。自営業、会社員に主婦の人も含めて、多くの人にお勧めの本です。

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2017年7月16日 (日)

「多動力(堀江貴文著)」

20170716「多動力(堀江貴文著)」を読みました。

司法書士の資格者として仕事していると、「これをしてはいけない」「あれはしてはいけない」という制約は多いのですが、そんな世界で生きているので余計に、堀江さんのような極端な考えは、頭の体操になります。

そんな中でも一番共感できた話は、「電話をかけてくる人間とは仕事をするな」(本書の小タイトルのまま)です。

私も電話は好きではなくて、留守中にかかってきた電話の伝言が「また電話します」であったり、かといって、電車の中・車の運転中・打ち合わせ中なんかで、おそらく、外出時間の半分くらいは携帯に出れない環境に居るので、携帯を鳴らされるのも嫌いです。

「今メール送りました」「今ファックスしました」の電話も、実際にある話。

直接話さないといけないこともあるし、顔を見て話さないと伝わらないこともありますが、メールやラインを便利に活用すれば、お互いにストレスなく仕事できるんじゃないかな、と思うシーンも増えています。

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2017年7月 8日 (土)

「宝くじで1億円当たった人の末路」

201706252「宝くじで1億円当たった人の末路(鈴木信行著)」を読みました。

末路本。「宝くじで1億円当たった人の末路」だけでなく、全7章、24つの話から構成されています。

「キラキラネームの人の末路」では、子供の名前を付ける親の心理が解説されています。「教育費貧乏な家庭の末路」も、幼い頃からの塾通いが当然になっている今、タイムリーな話題。

あと、面白かったのは、「電車で『中ほど』まで進まない人の末路」。
「気が利くかどうか」は、幼少期の教育と関係しているんだとか。結構、なるほどな~と思える話が満載です。

読みながら、マーカーをたくさん引いたのは、あとがきの「おわりに」。
この本の裏テーマは、「社会や世間にうまく同調できずに悩んでいる方へのメッセージ」(本書の表現のまま)なのだそう。

周りの目を気にしなくなるのも問題かもしれませんが、同調できないことを自覚して、人と違うことが気にならなくなると、結構それが面白くなるもの、だとも思います。

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2017年6月25日 (日)

「不動産格差」

20170623「不動産格差」(長嶋修著)を読みました。

表紙の帯には『マンションは「駅7分以内」しか買うな!』とあり、大体そんな話が書いてあるのだろうな~と予測して買いましたが、「駅徒歩7分」のことに直接触れられていたのは一部分。

人口が減るのが見えている中、駅からの距離のことだけでなく、災害の可能性とか、手入れができているかどうか。マンションであれば、管理組合が機能しているかどうかなど、いろいろな要素がからみあうことで、不動産の市場が『三極化』してくる、という話です。

不動産が資産になるとは限らない、ということは、司法書士の業務の中でも感じています。

不動産があるがために相続放棄を考えられるとか、無償であっても引き取り手が見付からないとか、建物を取り壊すにも費用がかかります。税金や解体費用のことを考えると、マイナスの負債になる可能性があるのが不動産です。

私自身、駅近で生活するのが便利だと考えている人間なので、郊外よりも駅近く。同じ駅近であれば、快速や急行の停車駅の近くに人が集まってこようとするのは、必然なのではないかと思っています。

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