読書・映画の話

2017年8月16日 (水)

幸福の「資本」論

20170816「幸福の資本論」(橘玲著)を読みました。

人がどうやったら幸福に生きていけるのか。
「金融資本」「人的資本」「社会資本」という3つの資本に分けて、考えられています。

「人的資本」とは、仕事。
「社会資本」とは、友達などの人づきあい。

3つの資本の中で、自分がどんなバランスの中にいるのかも含めて、分かりやすい話でした。所々に散りばめられている「地方のマイルドヤンキー」という表現がまた、いいアクセントになっています。

「自由」とは何か。
「幸福度」を増やすにはどうすればいいか。

働くことや、時間とお金に対する考え方とか、なるほどな~という話が続きます。

あとがきに、『この本が、「私に似た」あなたの人生になんらかの役に立てば幸いです』とあり、本の切り口や生き方自体も格好いいな、と思えました。自営業、会社員に主婦の人も含めて、多くの人にお勧めの本です。

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2017年7月16日 (日)

「多動力(堀江貴文著)」

20170716「多動力(堀江貴文著)」を読みました。

司法書士の資格者として仕事していると、「これをしてはいけない」「あれはしてはいけない」という制約は多いのですが、そんな世界で生きているので余計に、堀江さんのような極端な考えは、頭の体操になります。

そんな中でも一番共感できた話は、「電話をかけてくる人間とは仕事をするな」(本書の小タイトルのまま)です。

私も電話は好きではなくて、留守中にかかってきた電話の伝言が「また電話します」であったり、かといって、電車の中・車の運転中・打ち合わせ中なんかで、おそらく、外出時間の半分くらいは携帯に出れない環境に居るので、携帯を鳴らされるのも嫌いです。

「今メール送りました」「今ファックスしました」の電話も、実際にある話。

直接話さないといけないこともあるし、顔を見て話さないと伝わらないこともありますが、メールやラインを便利に活用すれば、お互いにストレスなく仕事できるんじゃないかな、と思うシーンも増えています。

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2017年7月 8日 (土)

「宝くじで1億円当たった人の末路」

201706252「宝くじで1億円当たった人の末路(鈴木信行著)」を読みました。

末路本。「宝くじで1億円当たった人の末路」だけでなく、全7章、24つの話から構成されています。

「キラキラネームの人の末路」では、子供の名前を付ける親の心理が解説されています。「教育費貧乏な家庭の末路」も、幼い頃からの塾通いが当然になっている今、タイムリーな話題。

あと、面白かったのは、「電車で『中ほど』まで進まない人の末路」。
「気が利くかどうか」は、幼少期の教育と関係しているんだとか。結構、なるほどな~と思える話が満載です。

読みながら、マーカーをたくさん引いたのは、あとがきの「おわりに」。
この本の裏テーマは、「社会や世間にうまく同調できずに悩んでいる方へのメッセージ」(本書の表現のまま)なのだそう。

周りの目を気にしなくなるのも問題かもしれませんが、同調できないことを自覚して、人と違うことが気にならなくなると、結構それが面白くなるもの、だとも思います。

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2017年6月25日 (日)

「不動産格差」

20170623「不動産格差」(長嶋修著)を読みました。

表紙の帯には『マンションは「駅7分以内」しか買うな!』とあり、大体そんな話が書いてあるのだろうな~と予測して買いましたが、「駅徒歩7分」のことに直接触れられていたのは一部分。

人口が減るのが見えている中、駅からの距離のことだけでなく、災害の可能性とか、手入れができているかどうか。マンションであれば、管理組合が機能しているかどうかなど、いろいろな要素がからみあうことで、不動産の市場が『三極化』してくる、という話です。

不動産が資産になるとは限らない、ということは、司法書士の業務の中でも感じています。

不動産があるがために相続放棄を考えられるとか、無償であっても引き取り手が見付からないとか、建物を取り壊すにも費用がかかります。税金や解体費用のことを考えると、マイナスの負債になる可能性があるのが不動産です。

私自身、駅近で生活するのが便利だと考えている人間なので、郊外よりも駅近く。同じ駅近であれば、快速や急行の停車駅の近くに人が集まってこようとするのは、必然なのではないかと思っています。

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2017年2月25日 (土)

「外科医の腕は何で決まるのか」

Dsc_6521「外科医の腕は何で決まるのか」(羽島隆著)

被後見人さんが入院されることによって、必然的に医師と接することが多くなっています。これから、転院先選びを進めないといけない案件もあります。

そんな中、日曜21時から放送されているドラマ「A LIFE」も見ていますが、ドラマで描かれている医師の世界と、この本に書かれていることと、かぶる部分もあるなーと思って、読み進めていました。

「臨機応変に対応できる引き出しをたくさん持っていること」
「事前の準備を怠らないこと」
「五感が鋭いこと」 など

残念ながら、医師によって技量に違いがあることは、認識しないといけないようです。

医療の世界は特殊であり、一般の人間からすると全くの別世界ですが、プロとして求められている基本的なことは、司法書士にも共通する部分があるのではないか、というところに行き着きます。


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2017年1月 8日 (日)

「病気の9割は歩くだけで治る!」

Dsc_6208「病気の9割は歩くだけで治る!(長尾和宏著)」

まえがきで、『「9割治るというエビデンス(根拠)を示せ」と言われれば、示すことはできないので、「大げさだ」と言われても仕方ないのですが』と書かれていますが、それを前提として、

私自身、去年に患った「椎間板ヘルニア」を治すには体幹を鍛えること、腹圧を上げること。そのためには、歩くことが一番だと感じたので、大げさなことが書かれているとは思いませんでした。認知症予防やうつ病の改善。風邪を引いた時の対処法なんかも書かれています。

表紙の帯には『医者に払う金があるなら靴に使え!』とあります。

私も腰が痛い中、仕事用の革靴で歩くのがつらかったのですが、ビジネスシューズを買って、随分と楽になりました。値段は4倍くらいしましたが、それなりの価値があることも体験済です。

とはいえ、「歩くだけで」と言うのは簡単でも、継続するのが難しいのも現実。病気になってから、ではなくて、病気の予防のために歩くことを心掛けたいです。

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2016年5月 8日 (日)

「遊びで得たものを仕事に生かす人」

Dsc_5020「師弟(野村克也・宮本慎也著)」

師:野村監督と、教え子:宮本慎也。
両者の原稿を交互に組み込まれる構成になっていることで、野村監督の教え・哲学が、より伝わりやすくなっています。

「どうせ野球の本やろ?」という奥様の冷たい視線は大間違い。

野村監督は、「遊び上手な人とは、仕事モードと遊びモードの時間を使い分け、かつ遊びで得たものを仕事に生かす人のことである」(本書から引用)と書かれていますが、本当にその通り。

自分の好きな世界から、仕事に生かせる考えを取り込んで、人生を豊かにする。
それができたら、こんなに面白いことはないです。

プロ野球の選手。成績や年俸は選手によって大きな差があって、違いが見えやすい世界ですが、みんなが同じように練習して、同じように勉強しているわけではないこと。野球選手に限らず、医者でも司法書士でも、どんなプロで同じことだと思いますが、私自身、最近よく見えるようになってきたことです。

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2016年5月 1日 (日)

司法書士の専門書がない本棚

Dsc_5022自宅の本棚。
前後2列に立てられて、奥の本が見えない上、本の上部の隙間には、寝かせた状態でも押し込まれています。

あぶれた本もあちこちにあるので、処分も含めた整理をすることに。

大量の本も、読み始めたのは、事務所を開業した後。
開業2年目から5年目くらいの間には、特にたくさん本を読んでいました。

今まで知らなかったことが見え始めてきて、本を読むことで、自分の知らないことを知れることが、面白くなったのだと思います。

「多重債務問題の根本の原因は高金利」という、業界の論調に疑問を持って、お金に関する本もたくさん読みました。FPの資格を取ったのも、同時期です。

「本棚を見ると、その人の頭の中がわかる」と言われます。自宅には司法書士の専門書は1冊もありませんが、ここにある本達がなければ、仕事はやっていけなかったと思います。

ところで、古い本を見ていると、書かれた時は「成功者」であったのに、その後に転落してしまった人もちらちら、です。

本当に大事なことは時代が変わっても変わらないので、何を信用して、何を自分に取り込んでいくか。本を読むときは、そんな感覚も問われています。

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2016年3月13日 (日)

「112日間のママ」

Dsc_4754「112日間のママ」(清水健著)

著者は、読売テレビのアナウンサー。

妊娠直後に奥さんの乳がんが発覚。出産後、わずか112日で亡くなられるまでの闘病と出産。闘病と子育ての記録。看板番組を背負うキャスターとして、夫として、父親としての思いが詰め込まれた本です。

結末を知っているので、表紙を見ているだけで、冒頭の出会いのシーンを読むだけで泣けてきます。

大変な状況にある奥さんに、

「大丈夫か?」と聞きながら、大丈夫でないのは自分だった。
「守る」と言いながら、守られているのは自分だった。

清水アナウンサーの弱さ。清水アナウンサーのというよりも、男の弱さが正直に語られていて、そこがまた心を揺さぶられるところ。

しかし、大変な時に大変だと言えて、しんどい時にしんどいと言えるのが家族。奥さんが病気だからと気を遣って、感情を殺さないといけないとなると、共倒れになります。清水アナウンサーも強さも伝わります。

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2016年1月17日 (日)

『ベテラン弁護士の「争わない生き方」が道を拓く』

Dsc_4574『ベテラン弁護士の「争わない生き方」が道を拓く』(西中務著)

司法書士も、今でこそ、簡易裁判所の訴訟代理権を得て、制限のある中でも裁判をしたり示談交渉ができるようになりました。しかし、元々の専門領域だった登記の世界は、対立関係を前提としない「双方代理」の世界。

私自身、人と争うのは好きではありません。

そんな前提で読み始めた本ですが、法律の世界における考え方、生き方に限らず。むしろ、法律よりも大切なこと、「運」「天」「徳」という言葉が、あちこちに出てきます。

人として、道徳的な部分、倫理的な部分から、間違えを起こす経営者や依頼者の考え方についても。本当にそうだなーと、私自身反省する部分もあります。

法律を扱う人間こそ、まずは、こういった話を勉強すべしなのかもしれません。

「あ~いい話だった」と満足して本を閉じた後、何気に著者の名前を検索したところ、拝見した記憶のある事務所名。訴訟をした時の記憶がよみがえってくると、「仕事は仕事なのだ」ということで、納得させることにします。

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