司法書士の日常

2019年10月21日 (月)

「知らないということを知らない」

20170725_20191021210001午前中は、事務仕事。机の上にある書類を、粛々と片付けていきます。

午後からは、被後見人さんの相続手続きが終わったので、入金された預金を利用して、施設代の滞納分の清算。

別件で、被後見人さんの施設で解約の手続き。役所で、住所移転の手続き。病院に行って、入院代の清算。

住所移転を扱う窓口の対応は本当にひどかった。「派遣会社にアウトソーシングされている役所は仕事ができる」という私の仮説は、崩れました。役所に限ったことではなく、私自身も同じことなのですが、仕事をしている中で恐いのは、「知らないことを知らない」ということ、なのだと思います。

そして、東京法務局には、被後見人さんの住所変更の登記の申請。

元々詰まっていた予定がさらに詰まって、今週の予定は、もう満杯状態です。

|

2019年10月18日 (金)

見えていなくても仕事をする

011018

午前中は、被後見人さんの通院に付き添い。昨日とはまた違う被後見人さんについて、入院の調整に入りました。

施設に往診に来てくれているドクターが、私の知らない所で根回しして下さっていて、何かとスムーズに進みました。第一印象からそうだったのですが、何と仕事のできるドクターなんだ、と感動。

見えているところは、ちゃんとします。しかし、見えないところでも仕事ができているかどうかは、プロとしてのひとつの条件。そういう部分を評価するのも、プロの視点。

「もっと一緒に仕事をさせて下さい」と司法書士が言っても仕方がありませんが、どんな分野であれ、そう思える人と仕事をしたいものです。

午後からは、また別の被後見人さんの施設。施設から病院にお連れして、診察室にも同席。買い物に付き合って、施設に送り届けます。

そんなことで、ほぼ一日外出でしたが、わずかな時間に相続登記の申請。会社さんの本店移転登記の申請。電話でのやり取りもいろいろあって、机の上には、書類が山積みになっています。

|

2019年10月17日 (木)

被後見人さん転院の手続き

011017

午前中は、事務所で打ち合わせ。お約束より1時間半早く着かれたとのことでしたが、先にお電話をいただいたのでご対応。

午後からは、被後見人さんの転院の手続き。
「対病院」とのやりとり、いろいろと経験してきましたが、後見人としては一番ありがたいシステム。「保証人」の欄も、私が指摘する前に「成年後見人と訂正して下さい」と言って下さいました。

「後見人の扱いに慣れておられますね?」と相談員さんに聞いてみましたが、「入院の手続きだけして、後は一切来ない後見人もいる」ということなので、「後見人に医療同意権がない」というのは、そういうことではないのにね、と思います。

「入院代の支払いは振り込みでも構わない」ということでしたが、月1回は面会に来る習慣付けをするためにも、窓口でお支払いすることにしました。

|

2019年10月16日 (水)

一日行政相談所の相談担当

011016

今日は、司法書士会からの派遣で「一日合同行政相談所」の相談担当。
久しぶりにスーツを着ました。ネクタイまでしたのは、少なくとも今年の夏になる前、以来です。

隣接の専門職と、登記官も含めて、いろいろな役所の窓口の方もおられたので、司法書士が担当するのは相続による名義変更がメイン。2時間で7名の方、待ち時間なしでお話し続けて喉が痛いくらいです。

本来であれば、相談事というのは「司法書士が聞く(聴く)」ことが先でないといけない。

司法書士が一方的に話をして、その内容に酔ってしまう(自己満足する)といけないのですが、限られた時間、必要なことをお伝えしようとすると、どうしても早口に。こちらが伝えたいことを伝えること、がメインになってしまいます。

しかし、これだけ相談者を集められる行政の力、驚くほどの相談者の数で、びっくりでした。

|

2019年10月15日 (火)

後見業務から相続手続きがよく見える

Dsc_ousetu午前中は、相続の打ち合わせ。境界・分筆・地目変更のことについて、土地家屋調査士さんも交えて検証。お客様5名は、当事務所としては限界の人数です。

役員変更登記のご依頼。会社さんの登記のご依頼をホームページからいただく、というのは珍しいですが、上場会社さんからオファーをいただいたのも、ホームページからでした。

午後からは、任意後見契約中のお客様訪問。お寺の住職さんと時間を合わせてもらい、今後のこと。生前の契約のことや葬儀後の段取りのことを打ち合わせさせてもらいました。

被後見人さんの葬儀~納骨も複数経験させてもらって、やっと段取りが見えてきた分野です。

不思議なもので、後見業務を通して、相続の手続きが見えてきた、というのもあります。後見人として、相続の当事者(相続人の法定代理人)になることもあります。また、被後見人さんが亡くなられた後、引き続き、遺産承継の手続きをお受けすることもありますが、そうすると、役所からの郵便物が「とりあえず元後見人」の所に届きます。

こうやって返金(=財産になる)されたり、徴収(=負債になる)されたりするんだなと、表面的な相続手続きしかしていないと見えない部分が、よく見えてきます。

|

2019年10月11日 (金)

お客様をご紹介した後の立ち位置

011011

税理士さんに来てもらって、もろもろの打ち合わせ。1度来ていだたくと、2件3件とまとめてお願いする、というのが最近の傾向です。

周りの専門家のお力を借りて、お客様の課題・問題を解決していくのは、私が好きなスタイル。私が間に入ってごちゃごちゃするのではなく、お客様をご紹介して、意思疎通は直接やっていただく。費用の授受も直接やっていただく。私は、必要が生じた時にフォローさせてもらう、という立ち位置です。

よく「提携司法書士が」「提携税理士が」と書かれているのを見ますが、「提携」したらいけないことになっているはず。誤解を招く表記は使いません。

午後からは、被後見人さん宅。
金融機関に提出する相続届に、私は被後見人さんの代理人として署名捺印。ご家族にも印鑑をもらいますが、こういう時に「法定相続分」という法律での決まりがある意味を実感します。

夜は、スーパーに寄ってから帰宅。パンコーナーは、ほぼ空になっていました。

|

2019年10月 9日 (水)

行政書士会の倫理研修

011009 今日は、被保佐人さん宅訪問。わずか1時間でしたが事務所に戻って、郵便物の整理。時効援用の内容証明郵便の送信など。

午後からは、行政書士会の倫理研修。5年に一度の義務研修ということで、参加してきました。

司法書士と行政書士。私自身、両方で登録しているから分かることですが、司法書士会でやろうとされている倫理の教育が「100」だとしたら、行政書士会は「5」に満たないくらいです。そういう部分の弊害は、間違いなく存在します。

ところで、近畿大学の教授が話して下さった、「ハラスメント(セクハラとパワハラ)について」の話はとても面白くて、会場が別世界になりました。

仲のいいA課長が女性社員の肩を揉んでもセクハラにならないが、付き合いが薄いB課長が同じことをやるとセクハラになる。

職場での関係性も大事ですが、お客様との関係性はもっと大事で、業務以外のストレスがあるとするならば、「関係性の薄い」部分で生じていること、を感じます。

|

2019年10月 8日 (火)

信用情報の取り扱いはデリケート

Panfu-saimuseiri今日は、予定がひとつキャンセルになって、打ち合わせ1件、新規のご相談1件。あとは、事務仕事でした。

事務所のパンフレットを作った時には、メニューに入ってなかった手続き。いつの間にか、債務整理の中で、一番多いご依頼となったのが「消滅時効の援用」です。何があった、というわけではないのですが、ふと思いついて、ホームページの「消滅時効の援用」のページに文章を付け加えました。

◎「確実に時効が成立している」という結果に対する責任を、司法書士が負うことはできません。

◎「信用情報から消して欲しい」というご依頼には、お応えできません。

消滅時効をめぐる信用情報の関する話はとてもデリケートで、特にCICに関しては、時効になったとしても5年間情報が残る、ことを原則とされているようなので、「消滅時効の援用で、信用情報がきれいになります」と言ってしまうと、大変なことになります。

時効の効力は起算日に遡るわけなので、「遡った日付で登録して下さい」という希望は、内容証明に入れるようにしていますが、業者側で「違う方法で」と決まっていれば、その方針をひっくり返すことができません。

◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所メインサイト「消滅時効の援用」

|

2019年10月 7日 (月)

遺言書の作成を専門家に相談する意味

Panfu-kousei今日は、結果的には11時半、13時半、14時半、16時と来客。元々予定が詰まっていた中、月曜日特有の現象。いろいろと電話も続きました。

事務仕事では、相続登記の申請、抵当権設定登記の見積書の作成、消滅時効援用の内容証明郵便の作成。

遺言公正証書に基づく相続登記のご依頼は、ご自身で直接公証役場に行かれて作成されたようで、「このままでは相続登記ができないです」というのが結論となりそう。

公証人も、登記の実務をご存じとは限らないので、以前にも「条件付き」の遺言に対して、「相続人全員の上申書を付けて下さい」と言われ、「!?」となったこともあります。「予備的」な条項がなくて、使えなくなった遺言書もありました。

予備的な条項、「あえて入れなかった」ということであれば仕方がないですが、「そういう方法がある」ということをご存じなかった、というのであれば、残念な結果です。

公正証書遺言は、直接公証役場に行けば公証人が作成してくれますが、余分な費用のように思えても、専門家に支払う対価は、遺言書の効力を考えると、高くはない、です。

|

2019年10月 4日 (金)

司法書士をどうやって探せばいいか

Denwa2

今日は、司法書士会から割り当てられた電話相談の担当。専用のダイヤルに掛けて来られた電話は、私の事務所に転送されて、私が事務所でご対応するというシステムです。

潜在的に存在することが分かったのは、「司法書士をどうやって探せばいいか分からない」という問題。

これだけネットが発達して、情報が氾濫している中でも、そういうニーズが存在するというのは、新たな発見でした。

司法書士会やリーガルサポートでは、司法書士の紹介依頼に応えられるシステムを作られていますが、今回も含めて、基本的には「直接受託」を禁止されている相談会が多くて、お話しをしてみて、「感じが合いますね」とお互いが感じたとしても、「あなたにお願いしたい」をお受けできないシステムになっています。

これは個人的な感覚ですが、一方的に紹介してもらうという方法は、紹介された司法書士がどんな人か分からないわけなので、私であれば不安で仕方がありません。大事なことを託す司法書士は、ぜひご自分で選んでいただきたいな、という思いを抱えつつ、お話しを聞いておりました。

|

より以前の記事一覧