「住宅ローン完済時年齢上昇」の記事
今日の日経新聞一面は、「住宅ローン完済年齢上昇」の記事。「平均73歳、年金生活不安定に」と続きます。
司法書士業務で見聞きする中では、個人再生をされる方は、だいたいそのような年齢で組んでおられます。なので、目先の個人再生での返済をするために、「住宅ローンの返済期間を延ばして、毎月の負担を減らす」という選択ができない。
また、「返済が厳しいので、借り換えができないか」というご相談の中では、「借り換え契約時の年齢で不可」ということも少なくないです。
不動産を売る側は、売るのが仕事。住宅ローンが付けばそれでOK。
金融機関の審査は、過去の収入を元に返済負担率を計算します。なので、老後どころか、買った後1年後に返済していけるどうか、というのも、審査の対象ではありません。
それと、これは私の実体験ですが、まずは審査が通りやすいとされる「フラット35」で事前審査を通しておく。売る側としたら、ローンがNGなら話にならないわけで、顧客として確保した後で、本命の銀行に申し込む。違う業者さんなのに、全く同じ進め方をされたので、へ~、こんなやり方をするんだな、というのは、勉強になりました。
| 固定リンク
「お金の話」カテゴリの記事
•「NISA」や「iDeCo」に投資信託など(2021.03.27)•不動産の価格にコロナは関係なし?(2021.03.14)
•「ヴェリテ三国ヶ丘」(2020.10.24)
•「住宅ローン完済時年齢上昇」の記事(2020.10.05)
•老後のお金を自分の思うように使えるか(2020.09.13)