大きくするより小さくするのが難しい
このブログのサブタイトルは、『堺市にある小さな司法書士事務所の舞台裏』。周りの建物と比べると、一番小さいのがウチの事務所です。
私には、「事務所を大きくしたい」という気持ちがありません。司法書士法人にしたいとか、都会に出たいとか、そんな気持ちが一切ない。
過去を振り返ると、フルタイム勤務5人が最大規模。私の能力ではそれ以上は無理だし、人件費の負担、家賃の負担を重荷に感じた時の感覚。言葉にできないような「恐い」という感覚は、忘れることはありません。
事業を大きくするのは簡単。小さくするのは、その何倍も難しいんです。
昨今のコロナの問題からも、特に報道されているのが飲食店の維持費。「大きくすると大変」というのが教訓として伝わってきます。上場会社でもそうです。急拡大させたはいいけど、株価が急降下…という会社、名の知れたお店があります。
良い時はいいです。銀行もお金を貸してくれて、借金して規模を広めて、人もたくさん雇用して、そして今回のような問題が起きたらどうなるのか。経営者は「良い時にどう過ごしていたか」が問われる立場なのだと思います。今も含めて。
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