半沢本3冊目「ロスジェネの逆襲」
あの「半沢直樹」シリーズの3冊目。
ドラマでは中途半端に終わった後の話。東京セントラル証券への出向に出された後の出来事です。
時期の設定は平成16年。「敵対的買収」とか「ホワイトナイト」とか、「買収の本来の目的がその子会社であった」話など、ライブドアとフジテレビの騒動を思い出させてくれます。
「仕返し」の構図が、「会社対会社」に大きくなりましたが、最後はスッキリとした終わり方。半沢はやっぱり実力者だったようです。
半沢の発言で、こんなフレーズがありました。
「サラリーマンは--いや、サラリーマンだけじゃなくて全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレたちが追求すべきは看板じゃなく、中身だ」(以上引用)
「必要とされる場所で活躍するのが幸せ」というのは、私も本当にそう思います。
司法書士の業界でもそうですが、分かりやすいプロ野球の世界なんかでも、「一度獲った選手を、最後まで面倒を見ないのは冷たい」と言う人もいますが、FAや移籍で自分を必要とする場所に身を移すことは、お互いにとってプラスのことです。
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