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2011年1月10日 (月)

「弱者が強者を駆逐する時代」

「弱者が強者を駆逐する時代」(曽野綾子著)

曽野さんの本のことを書くのは、2冊目だと思います。
私が適当にサブタイトルを付けるとしたら、アフリカをはじめ「途上国の生活をよく知る著者から見た日本の矛盾」という感じでしょうか。

その世界の中だけで物事を考えていると、きっと本当の姿には気付けないのでしょう。そのことが、よくわかります。

「まえがき」には、「大説は、よほど自信がないと世間を誤る。作家は一個人に徹するべきであって、複数の人々を代表するという視点を持ってはならない」(以上引用)とありました。

これは、我々にも当てはまることかもしれませんね。
私は元々、「個々の依頼者の利益が、全体の利益になるとは限らない」と思って仕事をしています。

『理想と現実を混同するのが、日本人の精神的姿勢になった。或いは人に頼り、自分には力がないのに、他人と同じことを要求するのが人権だということになった』等、なるほどなと思える話が多々ありました。

今の政治の流れについて「なんかおかしいぞ」と思っている方も、「自分たちが世の中を変える」と思っている方も、一度手に取っていただきたい本です。

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