「〈貧乏〉のススメ」
「〈貧乏〉のススメ」(齋藤孝著)は、誤解を招きそうなタイトルですが、共感できることがたくさん書いてあります。
『自分のアイデンティティを苦しかったときにおくと、成功しても気をゆるめない』とありましたが、著者によると、貧乏な経験がないことは、不運なのだそうです。
苦しい体験があるかどうか。その体験を生かした生き方ができるかで人生が決まる、といったことが書かれています。
『「仕事がなくなるのがこわい」という感覚をもつ』『明日はわが身と心得る』というタイトルが付けられた部分がありましたが、私の中にはいつもある感覚。
でも、それでいいみたいです。
『プライドがない人から雇われる』は、私にも当てはまることが書かれていますが、『会社員にもオファー感覚が必要』『リストラされる人、されない人のちがい』という部分なんかは、会社員の方にもぜひ読んでいただきたいです。
| 固定リンク
「読書・映画の話」カテゴリの記事
•急成長できなくても大きくなれなくてもいい(2021.02.21)•ドラマ「知ってるワイフ」(韓国版)(2021.02.07)
•ドラマ「知ってるワイフ」(2021.01.31)
•「新型コロナからいのちを守れ!」(西浦博著)(2021.01.09)
•『鍵泥棒のメソッド』と『半沢直樹』(2020.09.20)