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2010年12月18日 (土)

「シブサワ・レター」から

税制改正の内容については、批判的な視点で書いている記事も多い気がします。
どこがどうおかしいのか、12月8日付、コモンズ投信の「シブサワ・レター」の見方が正しいように思います。長くなりますが、引用させてもらいます。

(以下引用です)
『民主主義における政策とは、国民の代表として国家運営を委ねられている政府・政党の基本的方針であり、「成長」と「格差是正」という二つの磁極の引き合いによって形成されます。
成長時代には「格差是正」、低迷時代には「成長」という政策の選択が理想的ですが、現在の低迷時代では「格差を是正すべし」という声が大きくなる傾向が目立ちます。
高度成長時代であれば護送船団的な考えは大きな問題を起こしませんが、海外諸国と競い合う必要がある経済低迷時代に最も速度が遅い船に合わせて航行すれば、更に不利な状態に陥ってしまいます。

昨年、国民が政権交代を支持したのは、50年以上続いた一党長期政権にこびりついたしがらみを脱ぎ捨て、政治体制の新陳代謝の実現を望んでいたからです。
「競う」ことが、日本の新しい時代を拓く「励み」になる期待です。
ただ、最近の日本の政治・政府は反対方向に舵を切っています。
たとえば、給与所得控除の上限設定や相続税の基礎控除圧縮という増税は、「格差是正」を大義名分に国会審議を素通りする様子ですが、これは「競う」ことの「励み」はおろか「懲罰」的であり、虚しく近眼的な税制です。』(以上引用終わり)

「格差是正」の言葉が、いつでも正しいとは限らないということですね。
国民の負担が今後増えていくのは分かっていることですが、それならそうと、はっきりと言えばいいのに、言わない(言えない)から、なおさら気付きにくくなります。

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