トレードと終身雇用制
昨日のブログを書いている最中に思い出した本。
『野村の「監督ミーティング」』(橋上秀樹著=前楽天ヘッドコーチ)から引用します。
『日本ではいまだにトレードをネガティブにとらえる傾向が強い。若手はもちろんのこと、ベテランやチームの功労者を移籍させようものなら、「選手を大事にしない」だの、「冷酷」だのと、マスコミに叩かれてしまう。トレードの活発なアメリカと違って、日本ではまだまだこの点が未熟なのかもしれないが、日本の社会全体がいまだに終身雇用制の考えが根深いせいもあるのだろう』(以上引用です)
このくだりを読むまで、終身雇用制とのつながりを考えれていませんでしたので、なるほど・・・と。
アメリカほどドライになるのもどうかと思いますし、労働基準法があるために、一般の会社では考えにくいことだと思いますが、野球の世界に限らず、より自分を必要としてくれる職場が他にあるとしたら、自分にとってもチャンスなのだと思います。
私も、2か所の事務所で勤めさせてもらっていますが、今となっては、そのことが大きな財産になっています。
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