住宅ローン金利と投資の利回り
昨日の日経夕刊には、「家計版バランスシートを作ろう」の記事。
企業と同じように貸借対照表を作り、資産と負債を計算して、家計の無駄と将来の資産運用を考えましょう、という内容です。
貸借対照表を作ってみるのはいい方法だと思いますが、気になったのは以下の部分。
『債務超過の人は投資すべきではないとの意見もあるが、「現在、住宅ローンの金利は過去最低水準。非常に安い金利で資金調達できたと考え、返済よりもそれを上回る利回りでの運用を目指すのも一つの方法」だ』(以上引用)
私も同じように考えていたこともありますが、それは株式なり、投資信託なりに投資をして、プラスになることが前提の話。マイナスを経験すると、理屈上の話に過ぎないことが分かります。
「楽しむ」ことを含めた投資で、損をしてもいいのならOKだと思いますが、債務超過なのであれば、まずは堅実に繰上げ返済の準備をするほうが結果として有利であった、ということもあるような気もします(この先の社会情勢によって、分からないですが…)。
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