元利均等と元金均等
住宅ローンの返済方法には、毎月の返済額が一定になる方法(元利均等)と、一定の元金に利息を加算して返済する方法(元金均等)があります。
先日書いた例で、2,500万円を元利均等、35年、利率3%で返済する場合の総返済額は4,040万円でした。
一方、同じ条件で元金均等にした場合、総返済額は3,815円となり、元利均等の場合に比べて225万円も少なくなります。
ならば圧倒的に有利なので、私の場合は「元金均等で」と希望して組みましたが、元金均等で組んでいる人は圧倒的に少ないのが現実のようです(元々、元金均等を扱っていない金融機関もあります)。
元金均等のデメリットとして、契約当初の毎月返済額が元利均等の場合約96,000円に対し、元金均等の場合約122,000円となり、当初の負担が大きくなることがありますが、15年を経過する頃に返済額の大小は逆転します。
年齢と共に給料が上がる、という時代ではなくなったことも踏まえて、後々が楽になる元金均等返済は、もっと利用されてもいい方法だと思います。
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