おまとめローンは危険
今朝の新聞に、ある銀行のおまとめローンの広告が載っていました。
「銀行にまとめるとラクダ」という言葉と共にラクダの絵が描いてありますが、借金で困っている人から見ると、救いの神に見えるのでしょうし、実情を知らなければ、私も「便利なローンがあるんだな」と思うかもしれません。
300万円を年9%の金利でまとめる例(不動産担保)で、総返済額が104万円軽減されると書かれていますが、毎月の返済額は74,655円。収入から生活費を除いて、月に8万円貯蓄できる状態でなければ払っていけないわけですが、果たしてどれだけの割合の人が自力で完済できるでしょうか。
アイフルの問題で、「借金を返せなければ、自己破産か競売かと迫られた」という話がありましたが、不動産担保ローンというのは、そもそもそういう契約なんですね。
決算発表を見て、銀行が儲けすぎだという批判が出ていますが、銀行が何をしているのか、何を考えているのか、中身を見て判断していく必要があるでしょう。
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