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2006年4月 5日 (水)

免責不許可事由と裁量免責

私が書類を作った破産事件で、はじめて免責不許可が出てしまいました。
それにはそれなりの理由があるのですが、今まで漠然と解釈していた「免責不許可事由」(破産法252条)と裁量免責について、判例にも目を通して、深く考えるきっかけになりました。

昨日は、「簡単に破産が認められると聞いて来たんですけど」と言われましたので、「いえ、そんなことはありませんよ」と。免責が下りている割合として、98%程度という数字を聞いたことがありますが、それも全てがすんなりと通ったわけでもなく、管財人がついて生活状況を調査されたり、一定金額の積立をして按分弁済を指示されたり、裁判所によってやり方は違うようですが、それをクリアしてはじめて、という事案も含まれています。

毎日、家計簿を付けて、レシートまで提出するよう指示されている事案もありますが、免責の条件として、それぐらいの課題を課してもいいんじゃないかとも思ったりします。管理しなければならない我々が大変ですけど。

いずれにしても、借金が払えなくなった事情は過去のことと考えるとしても、裁判所や味方になるはずの我々に対して、背を向けることはないように願いたいです。

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