住宅ローンの金利
個人再生で住宅資金特別条項を定めるにあたり、住宅ローン債権者に事情を説明して、「限界まで配慮していただく内容で」とお願いしていたのですが、出てきた金額が月8万円。「もうちょっと、何とかして下さいよ」と連絡する前に電卓を叩いたのですが、月8万円支払っても元金返済額はわずかに月2,600円程度・・・。
「利息だけなら、もう少し少なくなるはず」という、私の思い込みが間違いの元でした。
住宅ローンの残額が2,000万円で、年4.5%で借りていると、年間の利息は90万円。分割にしてもらっている売買代金に加えて、年間90万円もの分割手数料を払わなければならないわけですから、とんでもない買い物です。
もちろん、元金は年々減りますから、それに対する利息も減っていくわけですが、消費者金融から300万円を年29.2%で借りいていても、年間の利息は876,000円です。表面上の利率ではなく、利息の支払金額で計算してみると、住宅ローンの恐ろしさに気付きます。
当然、借入する金額を増やせば増やすほど、負担は重くなります。
また、金利が多少上がっても、借入する金額を減らせば、負担は軽くなります。なので、「金利が上がる前に」と、無理に急いで買おうと考えておられる人には、冷静に考えていただきたいです。
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