安易な選択
開業前、自分の中で決めていたささやかな方針が一つ。
「金融機関や不動産業者の仕事はしない」ということです。
今となってみれば、どうでもいい話なのですが、余計な労力を使わなくて正解でした。もちろん、やりたいと思って営業をしても仕事を取れるものではありませんが、今でも頭を下げてまわる人がおられるのも現実のようです。
でも、私も仕事がなかったですから、謄本取りではありませんが、それに近い仕事もしていました。「もう断って下さい」と紹介者に言っても、「うちの仕事をさせてもらえるだけありがたいと思え、と言われてる」とか言われて、それでも反抗できない自分・・・。「そのうちいい仕事もくれるから」って、そんな甘い話があるわけないのに。過去の話ですが、そんなことを久しぶりに思い出してしまいました。
税理士さんから、「うちの下請でやってくれ」みたいな話を持ちかけられたこともありました。貸金業者から、「代理権が取れたら、うちの仕事してくれ」と言われたこともありました。でも、安易な選択をしなくてよかったなぁと、今つくづく感じています。
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