事業者と借金
個人事業者の人から債務整理の相談を受ける度に、「またか・・・」という気持ちになります。といっても、借り手側の問題ではなくて、国民生活金融公庫からと、保証協会の保証付で借りている金額が大き過ぎるのです。しかも、たいていが保証人を付けられて、身動きが取れないようにされています。公的な金融機関が、いつまでもこんな貸し方をしていていいのかなぁと思うのです。
「商売するなら借金するのが当たり前」という風潮があるかもしれませんが、事業資金を借りるということは、将来の利益を先取りされるということ。業績が順調で利益が50万円出ても、返済が20万円あれば、手取は30万円です。そこから税金や社会保険料を支払うと一家4人では生活費していけませんし、利益が30万円、20万円に落ちれば、赤字になる前に破綻です。
もちろん、返せなくなった者が悪いのですが、「事業資金として貸したお金が、サラ金の返済に消える」ということがないように、融資の審査は厳しくあるべき。
無借金経営を目指す気もなく、元金が減ったら追加融資を受ける・・・というのもよくある話ですが、それを繰り返している限り一生借金漬け。そのうち「銀行が貸し渋るから潰れる」といった、責任転嫁をさせる話にもなってしまうのです。
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