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2005年3月

2005年3月31日 (木)

値段のとらえ方

毎月のように仕事をさせてもらっているお客さん(会社)から、「ちゃんと請求して下さいよ。安くされると、こっちが気を遣うんです。」と言われました。「安くして」と露骨に値切ろうとする人もいるわけですから、大変ありがたい言葉です。遠慮しているつもりはないのですが、年間のトータルで計算すると結構な報酬をいただいていますから、毎回の金額は安くても構わないという気持ちになります。

バリ島に行っていた事務員が帰ってきましたが、同じインドネシアでの出来事なのに、スマトラ沖地震のことは日本に帰るまで知らなかったとのこと。情報が瞬く間に広がる日本は、つくづく便利な国だと思いました。

富田林まで車を走らせていると、すっかりと春の日差しになったことを感じます。年度末の大安なのに、田舎の法務局は静かでした。オンライン化を進めているのに、利用者の少ない(なくなると地元の人は困るでしょうけど)法務局はそのまま残すんでしょうか・・・。

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2005年3月30日 (水)

働くということ

私が、18歳の時にはじめてアルバイトをさせてもらった会社。
残業の前には毎日カツ丼ときつねうどん(一食に両方)を食べさせてくれる程羽振りがよかったのですが、破産していたことを今日知りました。1993年がピークだったとインターネットに出ていますので、ちょうど私がいた時とかぶります。残念です。

大学の夏休みには、最高で月24万円を稼がせてくれました。
時給900円でしたので、今計算してみてもかなりの長時間労働(しかも、クーラーのない倉庫での荷造り作業)をしていたはずですが、「働けば働くだけお金をもらえる」という、ごく当たり前のことを教えてもらえた場所でした。

今日も遅くまで残業してくれたおかげで、構成員1人を欠いた状態での月末を、何とか乗り切れそうです。ありがたいことに、この3日間も、毎日1件ずつの仕事が入りました。「やっぱり3人いなきゃ事務所が成り立たない(=多分私が倒れる)」ということが分かったと共に、私がそのバイト先で経験した「頑張れば給料が上がる」ということが、当たり前のように実現できる事務所でありたいと思います。

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2005年3月29日 (火)

過剰融資の一つ

やっと明日の取引の準備ができました。
「これが普通の司法書士事務所の風景なのかも」と事務員と話しつつ、抹消登記でこんなに苦しんだのははじめてです。

15の物件に、合計122個もの担保がついています。おまけに、今時珍しいブック庁の登記簿相手ですから、大変でした。どう見ても担保価値がない不動産のように思えますが、バブルの頃はあるように見えたんでしょうか・・・。

今朝の読売新聞に、「東大阪市の外郭団体が地元の中小企業に貸した7億910万円のうち、回収できたのは1500万円だけ」といった記事が載っていました。回収不能額は2億3500万円だそうです。一時、「貸し渋り」という言葉がはやりました。でも、「銀行がお金を貸してくれないから倒産する」なんて、私なら恥ずかしくて言えません。将来に向けての投資としての借入でなく、赤字に陥っている原因を解決しないまま運転資金にお金をつぎ込んでも、いずれ破綻するのは当然と言えば当然だからです。

来年の商法改正によって、最低資本金の制限が完全になくなります。
結果として、余計に借り入れに依存する会社が増えるだろうと思います。

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2005年3月28日 (月)

経営するということ

今日から1人の事務員が有給休暇のため、3日間は2人体制です。
新しい仕事が入ることを願うよりも、ついつい「とりあえず無事に乗り切れれば」というマイナス思考に陥ってしまいます。よくないことです。

昨日は、弁護士の若松敏幸先生が書かれた「新・法律事務所経営体験記Ⅰ」(リトル・タイガー出版)を読みました。共感できる部分が多く、とても勉強になりました。以下、一部分の引用です。

「まず弁護士が一所懸命に仕事をして、あふれんばかりの顧客をつかんで事務所経営を安定化させ、そして職員の充実をはかる」
「ではなぜ、収入を増加し、収入を安定させるのか。これは、一つには、事務所のスタッフを充実させて、再生産を充実させるためでしょう。つまり、法律事務所の法サービスの提供を充実するということ、それがまた、顧客を安定的に増やすことにつながるわけです。」(引用終わり)

経営者である司法書士が資金繰りに苦しいんでいたら、スタッフにも何らかの悪影響を与えるでしょう。スタッフに伝染した悪い因子は、最終的には顧客に迷惑を及ぼします。我々は、経営者としてもプロになれるよう努力しなければならないのだと、改めて感じました。

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2005年3月26日 (土)

パチンコ

今日は、朝からスーパー銭湯に寄って出勤。
私にとっては、安上がりで贅沢な娯楽の時間です。

銭湯を出たのが10時前だったのですが、銭湯の前にある大きなパチンコ屋には長蛇の列が。「一体、何時から並んでいたの?」と聞きたくなる程の人数。そこまでして、パチンコしたいんですよね。好きな人にとっては。

私も、若い時(かなり前)、毎日のようにパチンコに通っていた時期がありました。だから、面白さも知っていますし、パチンコをすること自体が悪いとは思いません。でも、今思うと、もったいない時間の使い方をしていたなぁと思います。その時間とお金を、本を読んだり友達とご飯を食べに行くことに使っていれば、ちょっとは人間として成長できていたんじやないか、と。

それと、パチンコをしていた時は、経営者側の視点で物事を考えるということがありませんでした。釘の角度一つで利益を調節できるのですから、基本的にパチンコ屋が儲かるようにできているわけです。考えてみたら当たり前のことですが、いくら通いつめても勝ち続けることができるのはごく一部の人でしょう。

お金も大事ですが、時間も大事。
お金を使うなら、自分のためになる使い方をしたいものです。

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2005年3月25日 (金)

車の存在

今日、看板広告の営業の方が、飛び込みで来ました。
いつもは話も聞かずに追い返すところですが、面白そうでしたので、乗ってしまいました。

駅前でよく見掛ける、付近案内図と小さな広告がセットになった電光の看板ですが、方向が分からずに駅から電話を掛けてくる人もいることを思うと、便利かなぁと。広告料は年間42,000円ですから、安いかもしれません。

今日も債務整理の相談がありましたが、「車を取られないように、家族の名義に変えてきました」と言われました。「車の残債だけ一括で払ってきました」というケースもありましたが、名義を変えれば大丈夫というわけではありません。故意に名義を変えるのは財産隠しに他なりませんし、破産の場合は免責不許可事由にも該当します。「そんなこと知らなかった・・・」と言っても裁判所には通じませんので、気を付けて欲しいです。

車に愛着があるのはわかりますが、客観的に考えれば、借金をする前に、まずは車を手放して生活費を節約すべきでしょう。私も、大学時代のことですが、司法書士の受験勉強を始める時に、自分の車を売ってしまいました。毎日のように乗っていましたので、なくなったら困るわけですが、車を乗りまわすことよりも、もっと大事なことがあると考えての決断でした。

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2005年3月24日 (木)

やる気があれば

大きな取引の仕事がやってきました。
しかも、抵当権の登記済証がないので、普通に抹消登記をすることができません。
「本人確認情報を使いたい」と抵当権者に打診しましたが、「支配人が会うことはないし、担当者に委任状(業務権限証明書)を出すつもりもない」と言われたので、事前通知制度でやることに。ところが、念のためと思って「この場合、抵当権者の印鑑証明はいりますか?」と法務局に聞いたところ、「いる」という法務局と、「いらなくなった」という法務局があります。質問すると、どこも丁寧に対応してくれますが、そんな大事なことで食い違われると、恐くて登記を出せない・・・。

昨日は、司法書士仲間と食事をしてきました。
独立すべきかどうか悩んでいる様子を見て、「早く出たほうがいいよ」といい加減なアドバイスをしてしまいましたが、私も「何とかなるよ」という先輩の一言で決断して、今のところ何とかなっているんですから、大丈夫です。私自身独立するまでは、債務整理関係の仕事をしたことは1回もなかったですし、やることになるとも思ってなかったんですから。やる気があれば、何でもできる。

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2005年3月23日 (水)

会社は誰のもの?

フジテレビの株価は、今日も下降線をたどりました。

株主の利益、企業価値を毀損する買収に備えるといった目的で、500億円の新株発行登録を決めたフジテレビ。ライブドアがフジテレビの買収にかかるという噂から、一旦は急上昇した株価でしたが、防御策を発表したことで自分の会社の株価が下げてしまうのですから、皮肉です。

「株主の利益」「企業価値」って、一体何なんでしょうか。

私の事務所は、従業員が一生懸命働いてくれているからこそ成り立っているわけですが、私のものです。でも、オーナーさんが上にいれば、私は場所を借りて働かせてもらっているだけで、私のものではないと思います。非上場の組織と、上場会社を同じレベルで考えることはできませんが、「会社は誰のもの?」という議論からも、いろんなことを考えさせてくれます。

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2005年3月22日 (火)

裁判官の質問

今日、不動産登記のソフトをバージンアップしてもらいました。
ついでに、改正法の情報もいろいろと聞きましたが、同じ内容の申請書を出しても法務局によって言われることが違うらしく、まだ混乱状態が続いているようです。作業をしてもらっている途中にも、あちこちの司法書士から問い合わせの電話に対応しておられ、ソフトの業者さんも大変だと思いました。

今日の大阪地裁の免責審尋では、人数が少なかったために、裁判官の質問に全員が当てられました。なぜか私までドキドキしてしまいます。私の依頼者には、「免責が下りた後、またお金を借りれると思いますか」という質問でしたが、「借りれないと思います」という返答に対し、「いや、実は貸す業者がいるんですよ」という裁判官の話が続きました。

「もう絶対に借りれない」という意識で徹底してもらうべきか、借りれないと思い込んでいる人に「貸す業者もいるから」という知識も持ってもらうべきか、難しいところです。今は取り立ての電話に恐い思いをして、「もう絶対に借りません」と言っていても、また同じ失敗を繰り返してしまう人がいるのが現実ですから。

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2005年3月20日 (日)

違法建築の家

昨日は、お客さんの家に出張で相談に。
「犬がいますけど大丈夫ですか」と言われていましたが、てっきり鎖でつながれているものだと思っていました。ところが、大きな犬が家の中を自由気ままにウロウロしています。「どうぞ」と言われて、ためらいながら畳の上に座ろうとしたら、その横の畳で犬はおしっこを・・・。そんなのあり?

外から見たら、長屋形式で10軒程つながっているように見えたのですが、登記簿を見せてもらうと、一戸建てのタイプです(一棟の建物、専有部分の建物の表示がない)。そんなはずはないのにと思いつつ、帰り際によく見てみると、それぞれの家と家の間に、腕が入るか入らないか位の隙間だけが開いています。当然、人の行き来もできません。将来、建て替えることも不可能でしょう。分譲元の会社はすでに倒産しているそうですが、こんな違法建築の家を売るくらいですから当然かも。

ある不動産屋さんは、「今は、まともな広告を打っていても売れない」と言っていました。
広告に何か落とし穴がないかどうか、中古物件の場合は特に慎重に検討するほうがいいでしょう。

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2005年3月18日 (金)

免責決定書

今日、裁判所から免責決定書が届きました。
免責の理由が、26行にもわたって書かれています。こんな決定書を見たのは、はじめてです。

審尋の際に「浪費が著しい」と、15万円を積み立てて債権者に配当することを指示されていたのですが、積立もせずに、按分弁済の期限を守れませんでした。しかも、個人の債権者から、「騙してお金を借りたから許せない」と、異議が出ました。切実な意見でした。裁判所からは、「このままでは免責を下ろせません」とはっきりと言われましたが、按分弁済のお金を追加したことと、裁判所に反省文を出し、債権者に謝罪文を送ることで、申立から10ヶ月が経ってやっと免責が下りました。

免責不許可事由にあたる事実があるとしても、過去にしてしまったことは仕方がありません。でも、裁判所の指示通り按分弁済をしていたとしたら(給料の額を見れば、できるかどうかはわかりますから)、ここまで決定が長引くことはなかったでしょう。

大事なのは、「今、本当に解決をすべき気持ちがあるかどうか」です。
法律の力を借りて救済を受ける以上、債務者本人には誠実な対応をしてもらえることをいつも願っています。

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2005年3月17日 (木)

簡易保険

天気が悪いと、腰も痛い。
仕事が落ち着いているので、昨日一昨日と7時前に事務所を閉めて、家でのんびりしていました。ソファーに座ってテレビを見ていると、気持ちよく居眠りしてしまいます。勤めていた時は当たり前のようにあった余暇の時間を、久しぶりに思い出したような感じでした。最近は、事務所を出てから眠るまでに2時間もない、というのも珍しくない生活。その間にご飯を食べて風呂に入るのですから、体にはよくないはずです。

今日は、郵便局の人に来てもらい、カンポの説明を聞きました。
「入院給付金1日15,000円」とパンフにはありましたので、一つの選択肢かなと思ったのですが、「死亡保険金1000万円のタイプではじめて15,000円が出る」とのこと。「生命保険は100万円でいいから」と言ったのですが、「それなら1日1,500円になる」ということでガッカリでした。そんなこと、パンフを見てもわからない。しかも、貯蓄性が高いと思っていたのですが、思っていた以上の金額が掛け捨て部分として飛んでいくようです。

財政が危ないとも言われているカンポ。「民営化になっても保障は変わりませんか?」とも聞いたのですが、「民営化になるまでに契約した分については、国の保証で大丈夫らしい」とのことでした。

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2005年3月16日 (水)

株価の反応

大幅に値が下がっていたので、昨日の夕方228,000円でフジテレビの株を買ったところ、「フジテレビ増配決定」のニュースが。これは楽しみなことになりそうだと思って、今朝は9時前から売りに出していたのですが、どんどん株価がつり上がっていきます。結局、値幅制限の上限270,000円で売れましたが、株価ってここまで正直に反応するものだとは思っていませんでした。

今日の東京地裁の決定を受けて、明日はどうなるでしょうか。
そう考えると、自然とニュースに興味を持てるようになります。

昨日は、早目に事務所を閉めて、23社の商品を扱っている保険屋さんに行ってみました。ここなら中立の立場でアドバイスしてくれるだろうと。ところが、「生命保険はいらない」って言っているのに生命保険付きの見積りを出されたり、「節約したいから来た」と言っているのに、高い保険を平気で勧めてくるんですね。やっぱり、保険屋に頼らずに、自分で勉強しないとダメなようです。

今日、FP講座の教材が届きました。自分自身を鍛えると共に、顧客に対してより良い情報を提供できるようにしたいです。

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2005年3月15日 (火)

平穏な日

1件新規の相談がありましたが、エアポケットに入ったような一日でした。
平穏。静かです。ところが、この反動が月末にやってくるんですね。特に、今月末は、開業時からいてくれている事務員が旅行のため不在です。恐ろしい事態になりそうな予感がしています。

申請済の登記2件は法務局に行ってますし、準備中の2件は書類待ち。破産と再生も、今月中に出せそうな4件が書類待ち。しばらく眠っていた和解未成立の任意整理も、事務員から「どういたしましょう?」という探りの連絡を入れさせて、解決しました。

任意整理の交渉は、基本的にFAXを使ってやり取りしていますが、電話での応対も事務員に任せられるようになりました。最初の頃は、債権者側も全部「司法書士お願いします」という姿勢でしたが、少し変わってきたように思います。ただし、こちらから電話をする時は必ず私が後で聞いていて、意思決定の際には一旦電話を保留にしてでも、私がOKを出すようにしています。また、私の留守中に電話が入った件については、勝手に話をまとめないように徹底しています。当然のことですけど、いくら仕事が増えても、粗雑にしてはなりませんから。

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2005年3月14日 (月)

医療保険の無駄

昨日から、自分の医療保険を再度見直そうと思い、勉強しているのですが、調べれば調べるほど、わからなくなります。私の場合、月額6000円程度の保険ですから、掛け続けてもどうってことはないのですが、入院1日につき5000円しか支給されない保険のために、トータルでいくら払うことになるのかと考えると、どうも無駄遣いしているような気がしてなりません。

ひとつ言えることは、保険会社も商売ですから、どんな保険であっても、保険会社が損をしないように作られているというのが大前提。保険会社に勤める人や代理店は、その商品を売るために働いているのであって、保険の専門家ではないということでしょうか。多重債務の相談者の中で、保険の外交員をしている人も結構おられますが、少なくとも資産運用に関するプロではないということは言えそうです。

自由業で生活している人間は、病気で倒れると即減収につながります。
少々減収になってもびくともしない組織を作っていくつもりですが、安心は買っておいたほうがいいのも事実。でも、誰かに利益を吸い取られているというのは、どうも気持ちが悪いのです。

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2005年3月13日 (日)

分割払いの広告

最近、無料で配布されている地域の瓦版みたいな新聞にも、「債務整理」という広告が載るようになりました。でも、そういった広告には、たいてい他の情報を差し置いて、「分割払い可能」といった文言が強調されています。お金がない人に救いの手を差し伸べるという意味では全然悪いことではないと思いますが、プロとしてあるべき姿なのでしょうか。

仲間の司法書士とも話をしていたことですが、極端な話「医療費の分割払いOK」「健康保険未加入者歓迎」という広告を出している医者に対して、難しい手術を頼もうとは思えませんよね。そこまでして患者を増やしたいのか、と。車を売りたいディーラーが「ローンでどうですか」と勧めたり、マンションを売りたい不動産屋が「頭金不要です」と広告できるのは、バックに金融機関や信販会社がついているからで、自分たちが負担をかぶるのなら、そんな煽り方をしません。食べる物に困っている人が多いということで、レストランが「ツケの支払いOK」という広告を出したら、いずれ倒産するでしょう。

依頼者の事情を踏まえて、相談の上分割払いに応じることがあっても、司法書士側から「分割でもいい」と煽るのはどうなのか。その事務所の勝手だと言われるとそのとおりですが、どうも、自分たちの首を絞められているような気がしてなりません。

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2005年3月12日 (土)

話し合いから逃げる意味

ライブドア側の仮処分の申請が認められました。
いろいろな意見があると思いますが、客観的に考えてみれば、ごく当然の結果でしょう。裁判官が政治的な判断をしなくて何よりです。

今まで矢面に立って、強気の言葉を発していたフジテレビの会長は、「うちは第三者」と言いたげなコメントを出していました。ライブドアVSフジテレビだったはずですが、いざとなれば、ニッポン放送がどうなったとしても、我が身を守る行動に走るでしょう。一番マズイのは、フジテレビの面子を傷つけられることですから。

事の真偽はわかりませんが、ライブドア側が話し合いを求めているのに、ニッポン放送側は会うつもりがないと言います。私の日々の経験から考えるに、話し合いから逃げるということは、話し合うと何か都合の悪いことがあるということでしょう。本人たちが話し合いをすると感情的になるというのなら、代理人弁護士が間に入ればいいことです。

「裁判でもしないと、腹の虫が収まらない」という依頼者もおりますが、自分に有利な結果になると考えれば、誰しも話し合いによる早期解決の可能性を探ると思うのです。社員が大事、株主が大事と思うのであれば、裁判のために時間と大金をつぎ込んでいる場合ではないはずです。

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2005年3月11日 (金)

環境の変化

行政書士の先生に「登記申請書のひな形が欲しい」と言われたので、登記総覧をFAXしてあげていたのですが、「補正に引っかかってしまった・・・」と電話がありました。「契約書をコピーして付け直してくれ」「印鑑証明書の原本還付ができない」と法務局が言っている、と。不動産登記法の改正はご存知だと思っていたのですが、旧法の形のままで出してしまった様子。ちょっと不親切だったようです。

別の先生からは、「売買の移転費用いくら?」と聞かれたので答えたのですが、「そんなんでいいの?」と言われました。裁判所関係の仕事の手間を考えると、登記の手数料はもらいにくくなりました。

久しぶり(ほとんどが書面審尋で通過していますので)に堺支部で債務者審尋に同席。問題点を指摘された後、「先生から本人の生活状況を見て、何か問題はありませんか?」と振られたのであせりましたが、問題があっても「実は・・・」とは言えませんよね(今回の債務者は問題なしですが)。最後に、「先生から、もう借金をしないようによく言っておいて下さい」と裁判官から言われましたが、審尋室に入れなかった時代から考えると、随分と変わったものです。

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2005年3月10日 (木)

当時の思い出

他の先生の事務所で打ち合わせをしている途中で、お客さんから携帯に電話が鳴りました。それを期に「じゃあ失礼します」と言って出てきたのですが、話が長い。そのまま電車に乗るわけにはいかず、話をしながら帰る方向に向かって適当に歩いていると、2駅分も歩いてしまいました。たどり着いたのは大阪環状線の大正駅。大阪ドームの最寄駅です。

7年半前、私が補助者として、社会人生活を始めた場所。来るのは久しぶりです。
信用金庫が病院に変わっていて、周りの家も随分古くなった感じでしたが、事務所が入っていたビルと、近所の定食屋や喫茶店は昔のままでした。懐かしい。

暑い夏の日。求人広告を見て、何件履歴書を送っても面接すらしてもらえず、あの時先生に拾ってもらえなかったら、今の私は存在しなかった。とにかく何も知らない人間でしたから、先生にとっても賭けに近い採用だったはずです。勤務初日は緊張のあまり電車の中で足が震え、2日前から眠れなかったものです。当時のことを思い出すと、泣けてきそうでした。

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2005年3月 9日 (水)

警官の姿

朝の7時45分に、事務所のドアをノックする音。
開けてみると、制服を着た警官の姿が。何が起こったのか、すぐには把握できませんでした。

毎日、無意識に1階の警備を解除してから、3階で部屋の鍵を開けるのですが、時々警備の解除を忘れてしまうのです。それでも、いつもは警報音に気付き、警備会社に電話を入れて解決するのですが、今回は警報音にも気付きませんでした。おかげで、お巡りさんに身分確認された上、少し遅れて来られた警備会社の人にも注意されることになりました。ご迷惑なことをしてしまいました。でも、いざという時すぐに駆けつけてもらえるのはありがたいです。

今日は、宅建業者に勤めているお客さんと雑談していました。
話の流れで「何でみんな家を買いたがるんでしょう?」という話になったのですが、「僕も売っていながらそう思います」と言っておられました。「買ってしまうと身動き取れないのに」と。公務員や大手の企業に勤めていながら借金があり、ローンが通らないケースも多いそうです。それでも売る側としたら、「無理して買うのは止めなさい」とは言いませんから、強引にでもローンを通す方法を考えます。結局、途中でパンクする人が余計に増えてしまうのでしょう。

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2005年3月 8日 (火)

弱肉強食

今朝の読売新聞の社説を見て思ったことです。
「弱肉強食に歯止めが必要だ」というキャッチフレーズを付けて、企業買収に関する法律の抜け道を防がなければならないということを書かれています。しかし、誰のことを「弱者」と定義したいのかが、はっきりとは書かれていません。

買収される企業が「弱肉」なのでしょうか。
でも、法律のルール内で自由競争をしているわけですから、食われる側を保護すべきだとは限りません。知恵比べに勝った者が上に行くのは、おかしなことではないですよね。

「弱肉強食」というのは、これからの日本を表現する言葉だと思います。
「貧富の差が開く」ということはよく言われていますが、国民に金銭的な負担を押し付けるレールが、政府によってすでに引かれています。現実に目をつぶって、「それがいけない」といくら言ってみても、仕方がないと思うのです。

ですから、「弱肉」とされてしまわないように、各自が食われないための工夫と努力をする必要があるのではないでしょうか。貧乏にされてしまった時に助けを求めても、政府は助けてはくれないのですから。

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2005年3月 7日 (月)

株式を買えた日

新不動産登記法施行日の今日、早速相続登記の仕事がきました。
遺産分割協議書と委任状を作ることに変化はありませんが、何をどう綴じればいいのか、原本還付できるものとできないもの、申請書の内容も多少変える必要がありますので、しばらくは試行錯誤の状態が続きそうです。今まで無意識にしていたことができなくなる、当たり前のことが当たり前でなくなってしまったのですから、少し苦痛かもしれません。

今日、やっと証券会社の口座ができて、株を買えるようになりました。
細かいことは勉強できていませんので、とりあえずライブドアの株を買おうと決めていたのですが、347円で買った後、あっという間に300円まで落ちてしまったので、会社に何かがあったんじゃないかと驚きました。あと100株買い足そうと思い、指値を打ち込んでは注文しようと思うのですが、今度は急上昇する株価に作業が追いつかず、捕まえた時には324円に。

細かい理論を理解できるまで、遊び感覚でやれる範囲のお金しか使わないつもりですが、すべては自分の仕事に生かすのが目的です。何事もやってみなければわかりませんし、知っているか知らないかで、どこかで差が生まれる時が来るでしょうから。

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2005年3月 6日 (日)

2冊の本から学べること

先日、「行政書士の花道」という本について紹介したところ、筆者である澤田尚美先生がコメントを付けて下さいました。でも、お世辞抜きでお勧めの本です。

昨日は、現役の司法書士が書いた本を買って、すぐに読んでしまいました。
本の題名を書くのは差し控えますが、開業後いかに仕事がなくて苦労したか、ということが延々と書かれています。ところが、そこに書かれている考え方は矛盾だらけ。言い訳だらけ。本を売るために、ふざけて書いてるの?と思えたりもする内容です。開業後1年も経たないうちに事務所の引越しを決めて、生活のためにアルバイトを始めたというのも、この先生の考え方が招いた結果でしょう。

免許がなければ参入できないわけですから、我々士業の世界はずいぶんと恵まれた環境にあります。その中での競争なんて、所詮狭い世界でのことにすぎません。士業で生きれない人は、多分どんな事業をしてもダメになるでしょう。年齢もキャリアも関係なく、自分の好きなように仕事ができるわけですから、こんなに魅力のある業界はないと思うのですが。

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2005年3月 5日 (土)

意識の持ち方

受験勉強をするにあたり、事務員に話をしたことがあります。
「頭がいいから合格する、頭が悪いから落ちる」という考えは間違いだよ、と。人間には能力の差というものが存在するのかもしれませんが、意識の持ち方と努力を積み重ねることで、ある程度は変われると思うのです。

司法書士試験も難関試験の一つですが、勉強を始める時に「きちんと勉強すれば受かる試験」だと聞きました。実際、その通りでした。でも、何年勉強しても受からない人がいる理由は、多分、その「きちんとした勉強」の方法に気付けないからだと思います。多くの受験生の人と一緒に仕事をしてきましたが、合格までたどり着いたのは一人(彼は相当な努力をしたはず)だけです。傍から見ていると、みんな「絶対に合格する」という気持ちを持って、勉強しているようには思えませんでした。

自分の事務所を持つようになって気付いたことですが、商売も全く同じことだと思います。「どうすれば利益を残せるか」を考えるのは、「どうすれば合格できるのか」を考えることと同じこと。「試験が難しいから」「記憶力が悪いから」と言い訳する受験生は、何も考えずに「不景気だから・・・」と言い訳して逃げている経営者と同じことだと思います。

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2005年3月 4日 (金)

お札の厚み

今日、過払いの精算金122万円を、依頼者に手渡してきました。
口座に振り込めばいい話ですが、書類を返すついでもありましたし、お札の厚みを感じてもらおうという狙いがありました。帯のついた100万円を手に、「こんなのはじめて見ました」と目に涙を浮かべてくれた姿を見て、戦って良かったと思いました。でも、大事に使って下さいね。

早稲田セミナーにFPの講座の申し込みに行くと、パソコンを叩いた受付の人が「以前、司法書士の講座を受けておられましたよね?」と。個人情報って、どこで管理されているかわからないから、恐いです。昨日行った接骨院でも、「住所変わられました?」と。少なくとも12年間は来てないですから、「初めてです」と言って保険証を出したのですが、まさか記録が残っていたとは。

ちなみに、接骨院は腰痛のためです。疲れがたまると腰がだるくなるのですが、とうとう痛みが走るようになりました。針を打ってもらい、少しは楽になりましたが、ここ最近ずっと仕事に追われ続けています。狭い事務所の中で3人が動き回っていると、体に感じるストレスも相当なものなのだと思います。

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2005年3月 3日 (木)

受験生になる

今日は、堺東の相談センターの当番でした。
相談者は3人と少なかったですが、その分時間を気にせず、一人の相談者に多くの時間を割かせてもらうことができます。センターに出向くこと自体、仕事の時間を取られるのはもったいないなぁ、と思うこともありますが、他の先生と情報交換できる貴重な時間です。今日も「3月7日以降どうなるんだろう?」という話をしていましたが、一番大変なのは法務局の職員のような気がします。

今日、事務所の3人でFPの試験を受けることに決めました。
AFPを取るためには、「指定の研修を受講」という理不尽な条件がありますので、早稲田セミナーで受験生をはじめます。仕事に振り回される毎日に、「勉強する時間がない」からどうしようかと迷っていたのですが、考えているうちに自分に対する言い訳のような気がしてきました。働きながら、司法書士試験に合格する人もいるんですから・・・。もう一つ上の1級、CFPまで手が届くかどうかわかりませんが、知っていて損のない知識が得られそうです。

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2005年3月 2日 (水)

対等な関係

私が仕事をさせてもらっている中で、一番規模の大きな会社に寄って登記申請。
「忙しいのに、すいませんな」という担当者の言葉がありがたい。当初は他の先生に頼んでおられたので、「いいんですか?」と私も気を遣っていたのですが、「頼んでやってる」「使ってやってる」という態度を取られることはありません。気持ちよく仕事をさせてもらうためには、こちらから「仕事を下さい」と頭を下げないこと、でしょうか。

反対に、私達も「やってあげてる」と思ってはならないでしょう。対価をもらっているわけですから、どんな仕事であっても、お互いの関係は対等であるはずなのです。事業主と従業員の関係も同じです。従業員を奴隷のように思っている人もいますが、大きな間違いです。

法務局の受付で書類を綴じていると、目の前で大きな声で話をしている人がいました。携帯電話から、事件番号と会社名を言って、裁判所に問い合わせをしている雰囲気でしたが、どこで誰に聞かれているかわかりませんよね。私自身気を付けているつもりですが、個人情報保護法の本を読んでみると、我々の執務のあり方にも、改善の余地があるのではないかと思っています。

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2005年3月 1日 (火)

困った話

ある消費者金融から、「個人再生事件について、債権の届出が漏れていたので、別途支払って欲しい」との電話。本人が債務者になっている分は、すでに手続内で返済を開始しているのですが、もう一口保証人になっていた分があるとのことです。法律上は、届出がなかった債権は、弁済期間経過後に同様の割合でカットした金額を支払えばいいはずですが、大手の業者ではないので法律論が通じず、困った話です。

ここ1年の間に、700万円近い負債を作ってしまった、という相談もありました。先日も同様な相談がありましたが、やはり受けることはできません。

極端な話、最初から踏み倒すつもりで毎月50万円借りて、全部海外旅行で消費したとしましょう。借金は600万円に膨らんで、返済不能です。財産も何もない。でも、破産のような免責不許可事由がないからといって、個人再生なら通るとすると、計画的に好きなだけ借りて、使ってしまえばいいという話になります。それでも、貸す側が悪いのか。

裁判所がどう判断するのかはわかりませんが、「受けてくれる先生を探して下さい」と言うしかありませんでした。

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