家族と家族の借金の問題
今年に入って、借金にからんだ自殺や行方不明に関する相談が相次ぎました。
それぞれの事情があってのことだと思うのですが、残されたご家族の気持ちを思うと心が痛みます。
借金に困っても法律が救ってくれるのですから、その手前で踏みとどまって欲しかったと思うのですが、実際に法的手段を取ることに踏み込めない。また、家族にばれてしまうのが怖い、家族に相談できない、といったいろんな事情があるのだと思います。
「家族に相談できない」理由として、過去に家族の援助で一括返済してもらったことも含まれているでしょう。それも、2回尻拭いをしてもらって、今回が3回目という方も珍しくありません。また、今までの不義理な行動に愛想をつかされ、もう手続費用の援助すらしてもらえないという方もおられます。
助けを求められた家族としては、「かわいそうだ」「カードが使えなくなったら困るだろう」という変な思いやりの気持ちを捨て、すぐに弁護士か司法書士に相談するよう勧めてあげて欲しいです。返済を助けても、また同じことを繰り返す人が多いのが現実ですし、結局被害を蒙るのは周りのご家族。
それと、借金を背負ってしまったご本人さんは、何よりも家族を巻き込まずに解決することを考えて欲しいです。
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