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2004年11月

2004年11月30日 (火)

気付いたら貧乏人

今日の読売新聞の一面に、「揺らぐ総中流意識」という記事が載っていました。
自分の生活レベルを「中の下」「下」と考える人が増えたという内容ですが、それでも中流意識を持っている人が9割を超えている、という不思議な調査結果が報告されています。

所得税や住民税の定率減税廃止が間近のようです。
最大で年間29万円の負担が増えますので、私自身にとっても大ダメージです。今後、社会保険料も上がりますし、消費税も上がります。「景気回復の兆し」とか「失業率の改善」とか、表向き希望を持たせるようなニュースも流れていますが、我々一般の国民にはおそらく関係のない話でしょう。

自分が「中」だと思っていても、実は「下」にいるかもしれません。
貯蓄する意識を持たず、入った給料をひと月で全部使ってしまう人を見ていると、どうも生活レベルの設定が間違っているような気がしてなりません。「気付いたら貧乏人」ということにならないよう、誰もが金銭感覚を磨いていく必要があるでしよう。

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2004年11月29日 (月)

老化のはじまり?

ご無沙汰している行政書士の先生から、はじめてお仕事の紹介をいただきました。
「間違いない人がいるから、とお客さんには言ってあるので」と、お世辞でもそう言ってもらえると大変うれしく思います。

ふと、5年前に行った行政書士の支部旅行を思い出しました。
誰も知っている先生がいない中、支部長に半ば強引に誘っていただき、「とんでもない所に来てしまった・・・」と思ったものですが、いくら自分の免許を使って仕事をしていても、給料をもらっているうちは半人前。雇われでいる間なら、きっと仕事を言って下さることはなかっただろうと思います。

今日は、異常な程に電話が鳴り続けました。
「FAX番号は?」と聞かれて、「072-254・・・」と詰まってしまう自分に、「もう老化がはじまったのか・・・」と情けなくなります。今と同じスピードで仕事ができるのは、何歳位までなんでしょう?

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2004年11月28日 (日)

合理的な経営

先週の日曜日から風邪を引き、1週間無理を続けてきましたが、昨日はついにダウン。今日は日曜出勤です。

開業後2年間は、曜日に関係なく一日中働いてきましたが、3人体制になってからやっと日曜日だけ休めるようになりました。「休みもなく働くだけ仕事がある」ということがいいことだと思っていましたが、今にして思うとどうやら勘違いをしていたように思います。

今と2年前とを比べると、毎月の売上レベルは2倍3倍に伸びていますが、労働時間は圧倒的に減っている。ということは、いかに自分が未熟で、時間の使い方が下手で、従業員の使い方が下手だったかを、証明してしまったような感じです。「人件費の節約のため」と思って、限界を超えているはずなのに2人で頑張っていましたが、何と下手くそな経営をしていたのだろうと思います。

体を壊したら何もなりませんので、無理のないよう仕事量を調節しつつ、もちろん利益は追求する。合理的な経営を進めるためには、二人の事務員に頑張ってもらえる環境を作ることが大切です。

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2004年11月26日 (金)

本人訴訟について

今日は、地方裁判所で証人尋問と当事者尋問。
「弁護士さんに頼むべきか・・」と当初依頼者は弱気になっていましたが、何度も何度も打ち合わせをして、最後まで本人がやり遂げました。判決はまだ先ですが、きっといい結果が出ると信じています。

弁護士さんにお願いすると全部を任せることができますので、依頼者にとっては安心です。しかし、生の事実を知っている本人の存在は一番の証拠ですし、難しい法律論で戦うような事件でなければ、むしろ本人が直接裁判官に事情を訴えかけるほうがいいのではないかと考えています。たまたま、私が勉強家の依頼者に恵まれているだけなのかもしれませんが、「本人訴訟は不利だ」と感じたことはないですから。

今後、簡易裁判所の事件では、代理人として訴訟をすることも増えてくるでしょう。
しかし、代理人にはなれない地方裁判所の事件についても、一人でも多くの人に「司法書士に書類作成を頼んでよかった」「裁判って難しくないんですね」と言ってもらえるよう、工夫を重ねていこうと考えています。

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2004年11月25日 (木)

お金と人間性

顧問先の会社と、その売掛金の回収に悩み続けています。
払えないなら「払えない」と言ってもらえれば対処の仕方も変えるのですが、「払う払う」と言っておいて、期日が近づくと電話も無視する。また、新しい約束をしては逃げる。それの繰り返しです。世の中、このような人は結構多いように思います。

先日、自己破産の相談者が「保証人付の債務がある。保証人には一括で請求が掛かるのだろうか。迷惑は掛けたくない。」と言いますので、「保証人に請求が掛かる前に、分割を認めてくれるのかどうか、債権者の所に行って相談してみれば」と勧めました。結果的に分割を認めてもらえましたが、「珍しい人ですね。破産することを正直に伝えに来るのは」と言ってもらえたそうです。でも、他人に迷惑を掛けるわけですから、それ位の誠意を示すのは、当然のことだと思います。

何らかの事情があって、お金のことで周りに迷惑を掛けることになっても、その後始末ができるかどうかで、人間性が判断できます。いざとなれば逃げる人間は、誰からも相手にしてもらえなくなるでしょう。

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2004年11月24日 (水)

次、誰に頼むのか

午前中は、不動産の売買取引。
すでに競売が掛かっているという前提もあり、債権者側は全額返済を待たずに抹消書類を発行してくれましたが、債権者の中の一人が「体に気をつけて下さいよ」と、売主(債務者に)声を掛けて帰られました。返済に苦労してきたことを、よくわかっておられるのでしょう。債権を回収するという立場を横に置いて、一人の人としてのやさしさを感じた場面でした。

夕方は、以前に他の先生の紹介で仕事をさせてもらったお客さんと、久しぶりの再会。新しい仕事を運んできてくれました。気を遣って「その先生を通したほうがいいですか?」と聞かれましたが、私は「その必要はないですよ」と答えました。その後に、「そのほうが助かる・・・」と言われた意味も理解できましたが、ただ単に新しい仕事を紹介してもらう以上にうれしさを感じました。

お客さんを奪うつもりは全くありません。
よく売買取引でも、所有者側と銀行側の司法書士が仕事の取り合いをすることがありますが、私は大嫌いです。

次、誰に頼むのか。今回私に直接連絡をしてきてくれたお客さんの気持ちは、一番正直だと感じています。

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2004年11月23日 (火)

他人の意見

「これ、どう思う?」
と、私はよく2人の事務員に尋ねます。わからないことを聞くというよりも、他の人がどう思うか、その考え方を知りたいと思うのです。2人共、一般企業に勤めた経験があります。学生から試験に合格して、そのまま司法書士の業界に入った私に比べ、明らかに勝っている経験です。

また、私たちが心をつかまないといけないのは、司法書士の業界の外にいる人です。
司法書士の固い頭ではなく、より一般の人に近い感性を持っているはずの2人の頭脳を生かさない手はありません。もちろん、反対されても私が強引に押し進めてしまうこともありますが、何だかんだと意見を言ってもらうと、なかなか面白いものです。

開業してから、本当にたくさんの人を見てきました。いろんな話を聞いているうちに、何を聞いても驚かなくなりました。まさしく、「事実は小説より奇なり」です。みんな違った家に生まれ、違う仕事をして、違う環境で生活をしているわけですから、性格も人それぞれ。一つの物事に対する感じ方も違います。

どんな依頼者に対しても対処できるよう、たくさんの引き出し(情報、経験や物事に対する考え方等)を持てる司法書士でいたいと考えています。

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2004年11月22日 (月)

匿名での相談

「ローンが組めるかどうか教えて欲しい」と、電話での問い合わせがありました。
「司法書士の相談範囲ではないので」と、対応する気がない旨を事務員に伝えましたが、時々、面識のない人から「ちょっと教えて欲しい」と問い合わせ(電話での無料相談の希望)があります。以前は無制限に電話に出るようにしていましたが、その度に仕事の手を止めなければなりません。業務を前提としない話も多く、こちらが真面目に対応していると、延々と話を続けられるということもありました。

ほとんどなくなりましたが、メールでも匿名の問い合わせがあります。
私は、「匿名でのご相談は受け付けておりませんので、お返事を差し控えます」と返信するようにしていますが、面白いことに身元を明かすメールが続くことはなく、その時点で連絡は途絶えます。もちろん、「個人情報を悪用されたら」という不安は誰にでもありますが、匿名で問い合わせをしてくる方の多くは、最初から仕事を頼む気はないのだと感じています。

今日も、新しい仕事が3件入りました。相続登記に附随して法定後見の申立もありますので、別々に計算しますと4件です。横柄だと思われるかもしれませんが、匿名でのアクセスを制限し、その分正式に頼んでいただけた方に力を注げる事務所でありたいと考えています。

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2004年11月20日 (土)

たばこの煙

エアコンを一日中つけるようになると、どうも事務所の中が乾燥していることが気になります。そこで、加湿器がセットになったセラミックファンヒーターを買ってきました。加湿器って、蒸気の上がるのが目に見えるものだと思っていましたが、この商品は何も見えません。でも、体感温度は随分と高くなりました。

去年は石油ファンヒーターで過ごしましたが、空気が悪くなるせいかノドを痛めました。廊下で吸われるタバコの煙も原因だと思いましたので、廊下での喫煙を制限してもえないかと家主さんに相談もしましたが、「灰皿をなくすと余計に喫煙マナーが悪くなる」という理由で却下。こないだレストランに行った際、「全席禁煙ですけど、よろしいですか?」と聞かれましたが、たばこを吸わない人間にとって禁煙スペースが広がっていくことは大歓迎です。

税務署から、申告書の用紙が送られてきました。1年間営利を求めて働いてきたはずなのに、税額の計算をすると悲しい気分になります。年末は早目に仕事を止めて、来年に備えて体制を整えることを優先にしようと思います。

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2004年11月19日 (金)

ホームページの効果

出掛けている間に「お願いしてる件、どうなってます?」という電話が3本。
申し訳ないと思いつつ、急ぎの仕事優先で処理していくと、ついつい後回しになる仕事ができてしまいます。元々几帳面な性格だったはずですが、いくら働いても「片付く」ということがない現実に、いつの間にか無理して仕事をすることを止めてしまいました。机の周りには、未処理のファイルと事件記録が山積み。友達には、「ちょっといい加減なくらいでちょうどいい」と言われていますが、お客さんには迷惑が掛からないように気を付けなければなりません。

債務整理中の事件。法律事務所から、「○○の代理人として交渉したい」とのFAXが流れてきました。架空の弁護士名をかたる事件もあるようですので、念のためヤフーで検索。こちらから事務所を探す立場に立つと、ホームページを見付けると信用できそうになる気持ちを味わえました。

昨日、お客さんの会社に行くと、「ウチもホームページ作ろうか」という話が出ていました。どこの会社にも名刺があるのと同じように、ホームページを持つのも当然の時代が来るでしょう(すでにはじまっているかも)。司法書士の世界は、その流れについていけるでしょうか・・・。

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2004年11月18日 (木)

力のある司法書士

おととい申請した目的変更登記。完了まで少し時間がかかる法務局です。
お客さんから「謄本急ぐ」と連絡があり、法務局に頭を下げに行きました。あまりやりたくはありませんが、お世話になっている先生の仕事なのと、事務所で一日書類を寝かしてしまった負い目があったので、まあ仕方ないかなという感じです。以前、お客さんに「法務局に無理を頼めるのが『力』のある司法書士だと」言われたことがありますが、そんな力なんて要らないと思っています。

堺支部ではじめて、同時廃止として申し立てた破産事件がB管財事件になりました。
同じ店で何回にも分けて高価な着物を買わされています。断らなかった本人が悪いのは事実ですが、着物だけで月15万円もの支払いが必要なローンを通す信販会社は、いったいどんな審査をしているのだろうと疑問でなりません。管財人に生活状況をチェックしてもらうより、詐欺的まがいの商売をしている販売店と、過剰与信の信販会社の関係を先に追及してよ、と言いたくなります。

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2004年11月16日 (火)

大きなお荷物

自己破産か個人再生か・・・。
借金を整理するにあたって「何とか不動産だけは残したい」と言われる方が多いですが、私は必要な情報をお話して、依頼者本人に結論を出してもらうようにしています。

今回の依頼者は、個人再生の準備に入って2ヶ月が経ってしまいましたが、「80歳を越えても住宅ローンを払います?」という私の言葉に破産を決心しました。「不良債権処理」だとよくニュースで言っていますが、住宅ローンの債権者は過剰な融資をし過ぎです。その結果、不良債権の処理をするどころか、今でも増やし続けています。そのツケは、最終的に国民負担で賄われるわけですから、悪循環が止まることはありません。

私自身、無茶なローンを組んで買った不動産は資産でも何でもなく、ただのお荷物だと思っています。時価とローン残高との差額が大きすぎて、売りたいと思っても売りようがないわけですから・・・。「頭金不要」「賃貸の家賃より安くなりますよ」というのは、売り手側の広告文句ですが、それに引っかかって苦しんでいる人が、どれだけ多いことか。

背伸びをしても仕方ありません。自分の収入に照らした生活を心掛けることが大切だと、改めて感じました。

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2004年11月15日 (月)

営業行為

自己破産の書類作成を頼みに来られた依頼者。
半年前に弁護士さんに頼んだのに、結局何もしてくれなかったので、断ってきたということです。債権者から届いた状況確認のFAXには、「申立費用の積立ができていないので」と弁護士さんが遅れている理由を書かれていますが、本人は最初にお金渡したと言ってますし、どこでどんな行き違いがあったのか・・・。「こんな小さな仕事はしてられないんでしょ」と、本人は弁護士さんの気持ちを推測していましたが、誤解であっても同じように思われることのないよう、私も気を付けなければなりません。

午後からは、大阪市内の会社で書類を受け取り、そのまま本局で役員登記の申請。
会社とは郵送でやり取りをすれば手間は省けますが、手抜きをしていると人間関係は簡単に薄れていきます。「仕事をお願いします」と、こちらから頭を下げて仕事をもらうことはしない私ですが、継続的に仕事を言ってくれる会社には、自分の足を運んで世間話をしに行くことも、立派な営業行為だと思っています。

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2004年11月13日 (土)

開業のお祝いとして

約3年前。先輩の「何とかなるよ」という言葉に独立を決意した私でしたが、不安ばかりのスタートでした。「仕事がない」という後ろ向きの情報しか耳に入らず、「最低限の経費15万円をどうやって稼ごうか」と、小さなことしか考えられない情けない人間でした。家賃45,000円の狭いマンションで事務員も雇うつもりもなく、仕事の予定もツテもない。本当に何もない状態からのスタートだったと思います。

でも、開業からちょうど1年後、それまでの倍の広さがある今の事務所に移転できました。2年後には、2人目の事務員を雇うことができました。

「銀行の仕事なんかいらない」と割り切って、どうすればお客さんが増えるかを考え続けていると、いつの間にかお客さんから寄ってきてくれる不思議な事務所になりました。慢性的に過剰な仕事を抱えた状態が続いていますが、それでも「仕事が減ったらどうしよう」という不安がなくなることはありません。でも、その時に仕事を増やす手段も考えてあります。

昨日に続き、開業準備中の仲間へのメッセージです。
今後は、ささやかなノウハウをプレゼントしていきたいと思っています。

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2004年11月12日 (金)

事務所の設置場所

13時前から16時まで4件続けて来客。
アポなしの来客や遅れてこられた方もおられ、時間がかぶって外で待ってもらいました。待合スペースを作るか、応接スペースを2つ用意できるようにするのが理想ですが、今の事務所のスペースでは無理です。駅前で明るくて、前面の道路は慢性的な渋滞ゾーン。家賃を余分に支払っても、ここよりいい条件のビルはないと思いますので、仕事の量もうまく調節していかなければなりません。

ちなみに、事務所の設置場所に堺東を選ばず、1駅南にあたる三国ヶ丘を選んだのは大正解でした。「法務局や裁判所の近くでないといけない」という考えは時代遅れだと思っていましたし、数え切れない程ある事務所に埋もれてしまっては何もなりません。ここなら、天王寺と難波の両方に乗り換えなしで移動できますので、お客さんにも来てもらいやすいですし、中央環状線もすぐ近く。毎日のように出掛けている堺東には、自転車で10分の距離です。

これから開業を考えている仲間には、「絶対に駅前!」と勧めています。

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2004年11月11日 (木)

倒産防止共済

今日、「中小企業倒産防止共済」への加入手続きをしました。
取引先が倒産した時、積立をした掛金や売掛金の額に応じて貸付が受けられる共済制度です。「なんで司法書士さんが?」と聞かれましたが、とりあえず税金を抑える手段として、月5万円の掛金設定をしました。1年分は前納です。月8万円まで掛けることができますが、任意解約で100%のお金を戻せるのが3年以上先になりますので、来年の利益を見て掛金を増やすかどうか考えようと思います。

所得が上がると所得税、住民税、事業税の他、国民健康保険料までもが上がります。稼いだ人にはその分いい思いをさせてあげるべきだと思いますが、日本で「お金持ち」になる道は険しいです。

ある債権回収会社から、すでに係属している事件について、代理人として受けてもらえないかと電話がありました。しかし、日常的に債務整理の仕事を受けている都合上、利益相反の問題が生じます。過去にも、小さな貸金業者と和解の話をしている中で、「ウチの債権回収の仕事を全部引き受けて」と言われたこともありますが、いくら報酬をもらえても業者側の仕事をすることはありえないでしょう。

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2004年11月10日 (水)

青年会議所

朝の8時20分に事務所のドアをたたく音。
こんな時間に誰?と思いましたが、珍樹園から植木が届きました。親戚から教えてもらったのですが、毎月2940円(大きさによって値段が違います)で新しい植木と交換に来てくれます。入れ替わっていることを気付いているお客さんは少ないと思いますが、応接スペースとの仕切りとしても役立っていますので、お安い契約です。

午後、知り合いの先生の事務所に行くと、「これ見て」と言って、山積みになっている書類を見せられました。忙しすぎて手が付けられない。なのに紹介の仕事が舞い込む。仕事はいらないと思っても、断るわけにはいかない・・・。忙しい事務所を見ると、少なくとも私たち士業に関しては、「不景気だから仕事がない」というのはウソであることがわかります。

去年、悩んだ末に入らなかった青年会議所から、「来年はどうですか?」とお誘いの電話をいただきました。ありがたい話ですが、定期的に、会議や行事のために決められた時間に出掛けて行くというのは、現実を考えると不可能です。「時間は作るもの」と、どこかで言われたことがありますが、削れるとしたら睡眠時間しかないですし、体を壊したら何もなりません。今は自分の事務所のことを大事にしようと思います。

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2004年11月 9日 (火)

積立の通帳

すでに再生計画案を提出したところまで進んでいる個人再生事件。
岸和田支部から「積立をした通帳を出して下さい」との電話。大阪地裁では「通帳の提出は必ず必要」である旨の書面をもらっていますので、その予定で依頼者にも伝えていますが、支部でははじめての指示です(少なくとも私は)。

堺支部にも電話で確認してみましたが、「どうも積立をできていない人が多いようなので」という返事でした。確かに、「通帳を裁判所に見せないといけない」と言っているのに、積み立てをしない人がいます。困るのは自分のはずなのですが、直接自分が痛い思いをしない(自分のところに裁判所から電話が掛からない+今までのような恐い催促がない)ことを、感覚的にわかっているからでしょうか。

しかし、支部でも「強制だ」と言ってもらえなければ、依頼者の通帳を預り続ける(もしくは、個別に作った預かり金口座に送金してもらう)ことができなかったのが現実です。これからは、すべての事件で「積立した通帳を出せないと裁判所に認めてもらえません」と言うことにします。

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2004年11月 8日 (月)

甘い誘い

今日、事務所のポストに「あなたの明日を応援します。500万円まで。固定金利6.4%。60日間無利息。」という、東京の貸金業者のきれいな広告が入っていました。しかも、240回払いまでOKとのこと。冷静に考えると、そんな条件で融資してくれる貸金業者があるわけないですが、人間の心は弱いものです。追い込まれている人は、簡単に手を出してしまうのでしょう。

金融機関の営業マンもやってきました。
私は電話中でしたので、名刺と「事業者ローン8000万円以内」という広告を置いて帰りましたが、返済は12ヶ月据え置き可能とのこと。でも、融資期間は5年間とも書かれていますので、8000万円借りて実質4年間で返すとなると元金だけで毎月167万円の返済です。利率の記載もありません。

甘い広告文句で顧客を誘い込む。結末はいずれも借金地獄です。
考えていることは、ヤミ金業者も、「銀行」と呼ばれている金融機関も大差ないのではないかと思いました。

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2004年11月 6日 (土)

値引き競争

私事ですが、自宅の引越しをすることになり、複数の引越業者に見積りを依頼しました。

しかし、「時間は、見積日の朝に電話します」「前日の夕方に電話します」という業者がほとんどの中、1社だけ「これから行きます」と言って、1時間後に来てくれました。「値段ではなく、どれだけのサービスをしてもらえるかです」と、私は最初に営業マンに伝えましたが、クーラーやテレビ等粗大ゴミとして捨てれない物も多く、その処分方法に悩んでいました。すると、営業マンも考えた末、「この値段の中で、全部まとめて引き受けましょう」と、言ってくれました。全く予想していなかった言葉でした。

「他にも見積りを頼んでいる業者があるので」と正直に伝えましたが、「でも、どうせ当日の朝に電話します、というやり方でしょ?ウチはそんなやり方をしていません」と営業マンは笑いながら言います。「値段で比較されれば負けます。他所はこれより5万円安くすると言うと思います。でも、・・・」と、自社のセールスポイントを説明できていました。その態度に、即決です。

他の業者に断りの電話を入れると、「それ高いんじゃないですか」「高いですよ」と口々に言います。でも、現場を見ていないのに、高いかどうかがわかるはずもありません。「安くすると言えば気が変わるだろう」という態度に、その企業の怠慢さを余計に感じました。

最後に笑うのは、値引競争に勝った者ではなく、一番利益を残した者です。
とすれば、値引以外の方法で顧客を増やす手段を考えなくてはなりません。それは、我々司法書士の世界でも全く同じことでしょう。

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2004年11月 5日 (金)

「何とかしてよ」の言葉

今年の上旬に依頼を受けて、再生計画の決議期間も終わった個人再生事件。
認可決定の前になって「転職が多すぎるのではないか」と、裁判所からチェックが入りました。しかも、タイミング悪く、近日中にまた雇用契約の切れることが判明。裁判所も1ヶ月近く状況を見守ってくれていましたが、とうとう審尋期日が入りました。認可できない理由を、裁判官から直接説明があるようです。残念です。

別件では、「お金払ってるんだから、何とかしてよ」と言われたこともありますが、外部からは何ともできないことも多いです。個人再生の場合、家計表に繰越金を残せないのが一番困りますが、申立後に必要な積立をしてくれない人もいます。返済を止めて楽になった分、派手にお金を使い込んでしまい、家計表も作れず申立できない事件もあります。

制度自体の信用が失われないよう、裁判所が厳しく対処することは重要でしょう。
手助けする立場にある我々も、時には「ウチではお受けできません」と断る勇気も必要ではないかと思います。責任問題になった時、「司法書士は書類を作るだけなので」という言い訳は通用しないですから。

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2004年11月 4日 (木)

人それぞれ

今日は、新規の相談が1件。進行中の仕事に関する打ち合わせが4件。
依頼内容はさまざまですが、込み入った話ばかりです。お客さんの都合で時間の変更もあり、かち合わないかとヒヤヒヤしましたが、何とか切り抜けました。

そんな中、事務員が「登記の費用を教えて下さい」という電話を取りました。
私は、「資料を拝見しなければお答えできません」と返事をするように伝え、電話には出ませんでしたが、案の定「じゃあ結構です」と言われたそうです。電話で費用だけを問い合わせて来られる方は、「安くしてくれたら頼む」という感覚の方が多いですので、申し訳ないですが対応しないようにしています。

お客さんの事務所を選ぶ方法は、人それぞれです。
夕方には、3ヶ月前に相談だけを受けていた方から、「正式にお願いしたい」との電話をもらいました。私は、一度相談に来られた方に対して、「どうなってますか?」と、依頼を強制するような連絡をすることはありません。「他の事務所に行かれたかな?」と思うこともありますが、時間が経っても戻ってきてもらえると、その場で頼んでもらえるより何倍もうれしく感じます。

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2004年11月 2日 (火)

立場が変われば

ローンで購入して乗っていた車。
自分の物になったように思えていても、全額の支払い終えるまではローン会社が所有権を持ち続けています。

自己破産や個人再生の場合は、ローン会社は車を引き上げて債権を回収します。
今回の依頼者も、その契約に従って販売店に引き渡しましたが、査定の結果を聞こうと販売店に連絡を入れたところ、販売店は「自分のところはわからない」ということでローン会社に連絡します。ローン会社は、査定の結果を私の所に連絡します。私が本人のところに電話を入れると「なんで先生の所から電話があるの?」と余計に不信感を募らせます。

今回、査定額の根拠や任意保険の処理のことを聞こうと再度販売店に電話をしたようで、またローン会社から私の所に電話がまわってきましたが、さすがに「販売店から説明してもらって下さい」と伝えました。本人は、販売店が任意保険の解約の手続もしてくれると思い込んでいたようで、結局翌月分まで払ってしまったとのことです。

売る時は、大事なお客さんですから、ローンの手配や任意保険の手続を親切にしてくれるでしょう。でも、立場が変わればあまりにお粗末な対応です。本人が怒るのも無理はないと感じました。

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2004年11月 1日 (月)

組織化について

今日は、行政書士の先生が来て下さり、雑談も交えて2時間ほどお話をしていました。
複雑な相続登記の依頼を受けると共に、相続・遺言・尊厳死の問題を中心としたプロジェクトへのお誘いを受けました。複数の資格者がまとまって、一つの組織として営業しましょうということで新しいポスターももらいましたが、まずは個々の事務所の経営がうまくいっていることが大前提でしょう。下手に組織化すると、報酬の取り方や経営方法で衝突することが何となく見えてしまいますので。

今後、法人化も含めて大きくなっていく事務所が増えていくと思います。
しかし、私自身、資格者を雇用したいと思っていますが、他の事務所と合併して共同経営の形を取ることはないでしょう。「司法書士吉田浩章」個人の存在を殺して仕事をしなければならないのでは、何の意味もありませんから。

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